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酸化力について
銅は、塩酸に溶けませんが、硝酸に溶けます。 なぜでしょうか? なぜ、HClより、HNO3 のほうが、 酸化力が強いのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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金属が溶ける場合、イオン化傾向が(H)水素単体 よりも大きければ、どの酸でも溶けますが、そうでないときは、陰イオン側の酸化力に頼ることになります。 塩化物イオンは、銅と反応しませんが、硝酸イオン、硫酸イオンは酸化・還元反応をするため、結果的に溶けます。 なお、水溶液に反応の結果溶けるか沈殿するかは、錯イオンの性質によります。 硝酸の錯イオンは意外と安定で、アルカリ性にしても水酸化銅が沈殿しにくいようで、面白いですよ。
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noname#160321
回答No.2
塩酸への溶解性の無さは「イオン化傾向」を使って説明すれば、水素の方が銅よりイオン化傾向が大きいので「水素が銅を酸化」できない、として説明されます。 硝酸は希硝酸と濃硝酸で銅の溶解様式が違いますが、いずれにしても酸素と窒素の化合物である硝酸(この際水素は関係無いので忘れて下さい)が「分解」してその時の酸化力で銅を酸化しています。 硝酸や硫酸は酸素の化合物で「オキソ酸」と呼ばれています。塩素酸、過塩素酸、あるいは金属元素の酸化物から出来る酸もこれに属しています。 オキソ酸は時に非常に強い酸化性を示します。 一方ハロゲンの水素化物であるハロゲン化水素の水溶液であるフッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸は酸化剤によってハロゲン分子と水へと酸化されてしまいます。 つまり「還元性」の酸です。ハロゲン化水素に「酸化力」は全くありません。
質問者
お礼
いつも、解答ありがとうございます。 難しいですが、ヒントをいただきました。 このまま、高校化学全般を一通りやってみて、 また、考えます。
お礼
あ、わかりました。 Clは、電子1つ、Hからもらえば、安定で、 HNO3やH2SO4は、 さらに、Hや電子がほしいのですものね。 ・・・。 ありがとうございます。