結論は最初か最後か
まず初めに、以下の話はエッセイなどの「ある程度自由な体裁の文章」に限ります。
学術論文などでは結論を最初に述べる形式でしょうから、議論の余地はないと思いますので。
なお、私は個人サイトで文章を書いている程度の身分で、作家ではありません。
私は長年「結論を最初に置いて、そののちに最初から説明し始め、最後に結論に戻るほうが分かりやすいのではないか。いきなり結論を出したほうがインパクトもあり、読者も引きこまれるだろう」と考えていました。
しかし、最近になって「いきなり結論を出されると、むしろ当惑する読者のほうが多い気がする。逆に、結論からほど遠そうなところから話を始めて、読者に『何だ?』と疑問に思わせて、やがて結論に持ってゆくほうが分かりやすいのではないか」とも考えるようになりました。
例えば「昨今の若者について」というエッセイを書くとします(あまり例がよくないのですが)。
いきなり「昨今の若者はだめである」と結論づけてインパクトを与え、そこから説明してゆく手法もありますし、おもむろに「それにしても日本経済は冷えきっているが」と全然関係なさそうな話をし始めて読者を引きこんでゆく手法もあります。
皆様が文章を書かれるときは結論を最初に書きますか? それとも最後に書きますか?
※結論からほど遠そうな話から始める手法についてですが、これは私が結論を最後に書くときによく使う手法です。
結論に繋がる序論から順番に話を始めてしまうと、形式ばって「エッセイ」という感じになりにくいので。
お礼
答えが1つだけでは無い問題でもより良いものは決定できると思います。 ある程度のレベルの人たちなら相手の言っていることが正しければ認めると思っています。 ありがとうございました。