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不況について

この不況って、いつまで続くと思いますか? 今年中とか、50年くらいなど、いろいろな説が出ていますが、 本当はどうなんでしょうか? まだ底ではないのでしょうか? そもそものこの大不況の原因は、何なんでしょうか? 薄学の学生に、ご教授願います。

質問者が選んだベストアンサー

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  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.3

この不況は2つの大きな理由があります。 一つは株価下落、不動産価格の下落に見られる 資産価格の下落が需要を減退させた。 もう一つは、景気循環による単なる景気の下降 が原因する。 これらが同時に発生しているので、後者の要因は 徐々に解消が進み、底を打つことになる。 ところが、資産価格の下落による消費の減退は 下落を開始する直前までの姿に戻る必要がある ので、簡単に回復する見込みはない。 アングロ・サクソンの人々は、永遠という表現を 使わないので、「100年」という表現を使い ます。日本では誤解されているのですが、要するに 「一生のうちで1度起こるか起こらないか」の 規模の不況という意味で表現しています。 だから、永遠という意味で用いた「100年」が 香港を英国から中国に返還される原因となった。 脱線しました。景気循環による不況ならば、景気 対策で解決が出来ますが、資産価格の下落による 不況は解決に時間がかかります。 景気循環では底を打っています。だけで、資産価格 の下落による不況は当面続く。資産価格の問題が 解消するまで、長期的には緩やかな下降を描きながら、 その中で景気循環することになる。 つまり、元の姿に戻るには相当な時間がかかります。

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質問者

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ご丁寧な回答、ありがとうございます。 2つの原因があるとは、思いもしませんでした。 私は、今できる、勉強をかんばって行きたいと思います。 ご教授、ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • merkjet
  • ベストアンサー率59% (36/61)
回答No.2

底に近づいてきていることは確かですが、まだ底を打ったと断言はできません。欧米不況はバランスシート不況で負債を抱えているので改善には時間を要します。日本はフロー不況と言われてます。ここ半年の間に鉱工業生産指数が第一次石油ショック時を上回る低下で万年貿易黒字を抱えた日本が赤字に転落しました。それも外需の落ち込みをモロに受けている状態です。外需の落ち込みが在庫積み上げとなり、昨年来から在庫圧縮をやりましたので車業界は派手なリストラとなりましたが、トヨタも日産も09年度は生産を再開します。在庫調整に目処がたったのでしょう。しかし先の状況は見通しがなくIMFの予想では世界経済成長率はマイナス0.5%、日本に至ってマイナス5.8%としてますので、今年の回復は望み薄です。各種経済指数を見ての判断です。 大不況の原因は証券化商品の信用失墜です。証券の価値が疑われ信用担保が剥がれ落ち金融収縮が金融機関の融資に影響し、それが経済全体に悪影響となり景気が後退したということです。 景気は、消費と設備投資が両輪です。住宅値上がりを当てにしてサブプライムローンを組んだ低所得者、ホームエクイティなどで借金を作った。金融機関はローンを組成した証券を転売して儲かるつもりが、売買が成立せず買い戻す羽目になり、証券下落が自己資本の上積みを責められ、金融機関の金融収縮が実体経済を悪化させたものです。

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質問者

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ご丁寧な解説、ありがとうございました。 信用というのは、大切なものなんですね… それにしても、薄学、無知というものは恐ろしいと実感しました。 ご教授、ありがとうございました。

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.1

景気の回復というのをどの時点というかどういう状態で判断するか? という点は考慮する必要があるだろうけど 好況不況って、人々の心理状態の要因も大きい。 特に今回の様な状況では、『まだ、なんかあるんじゃないか?また、どこか破綻するんじゃないか?』という先の見えない状況が 人々の不安を誘い、それが株式債権などの金融市場を冷え込ませている面もある。 日本の90年代以降であれば、金融機関の不良債権処理に関して金融機関側は終わった充分だと繰り返すが 市場は信用していない。市場の信用が無いので景況が改善しない。景況が改善しないのでさらに不良債権が膨らむ。 不良債権が膨らめば、やっぱりあの時の充分だという主張は嘘だったのか?とさらに疑心暗鬼が深まる。という悪循環だったのですね。 今回の米国に当て嵌めてみれば、GM等はどうやっても再建するのは難しそうだけど、簡単に破綻させるわけにもいかない。 GM等の先行きが見えないウチは、危ないから少し様子を見ようかなという心理が働く。 人々の心理が前向きにならない限り根本的な解決は見込めないでしょう。 先の明るさが見えるようになるには、少なくとも今年いっぱいかかるだろうし、このままGM等の大きな企業の先行きが不透明な状態が続けばその先も難しい。 日本であれば、りそな銀行やダイエーの破綻処理の様に、象徴的な事があると、人々の心理状況として一段落した安心感がでる。 GMが再生するか破綻するか何とも言えないけど、どっちにしてもはっきりしないと駄目なんじゃないかな~。 と、考える素人がここにいます。

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質問者

お礼

ご丁寧な解説と回答、ありがとうございます。 人々の心理状態の要因って、すごく大きいんですね… 象徴的な出来事ですか…

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