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日本の長期的な不況と原因

日本の長期的な不況は具体的に、何年からはじまったのでしょうか??そして何が原因なのでしょうか?

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回答No.5

大方の見方では「バブル崩壊」が始まった時期ですが、国内的にはバブル過熱を冷ますために土地保有に課税(現在は停止)したのがターニングポイントだった気がします。 実際には冷戦終了後に米国が「仮想敵国」となった日本を狙い撃ちするBIS規制等の戦略を、当時の大蔵省が見極めきれずに嵌ってしまったのが第一の原因でしょう。 それまで日本が経済繁栄を享受してきた一因である、行政指導・株持合・信用貸し・談合などの特異な要素を、「アンフェアー」との見方で変更を迫られ、結果として経済成長を支えてきた終身雇用と滅私奉公というエンジンが壊れてしまいました。 これは当時の経済不況が日本だけでなく、「日本型」ビジネスモデルを追求してきた東南アジア諸国でも引き起こされた事からも明らかでしょう。 韓国においては一時完全な経済破綻を起こし、IMF管理下での経済再建を行い軌道に乗りつつありますが、彼らの総括では「今や日本は反面教師」であり、実際に現在の韓国のビジネスモデルは米国式で、企業のトップは皆40才台で活発なM&Aを進めています。 日本ではその経済規模が大きすぎるために改革を強制される度合いが低く、舵取りに失敗した政界・経済界・官僚の老人たちが保身に走り、必死になって改革の先延ばしを行っているため、未だに「ホリエモン」が異端視される状況です。 本来「失敗」にかかわった人たちが引退し、一部の責任が重い人たちは刑務所に行って貰い、きっちりと責任を明確にした上で対処して行かなければ「構造不況」を終了させる事はできません。 もっとも、未だに60年前の失敗である太平洋戦争の責任をきっちり出来ない国ですから、今回の責任を問う事自体も「みんなで考える問題です」と逃げられて終わりでしょうが・・・。

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  • reny
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回答No.4

日本は昭和60年代にバブル経済と言われる内需主導の好景気を謳歌していましたが、その間に生産性が極端に落ち込んでいました。 長期的な不況はこの生産性を回復する過程だと考えると分かり易いと思います。 当時、土地の値段の高騰と人件費の高騰が原因で、購入した土地から上がる収益率や、一人あたりの生産性が急激に下がっていました。また、海外からの円高による為替差益を狙った資本の流入により、株高を招きましたが、売買価格に対する一株当たりの配当率や株主資本収益率も、超低金利だったとは言え、魅力のあるものではなくなっていきました。 このような中で、インフレ懸念を払拭するために日銀により高金利政策が採られました。 この結果、まず平成元年から国債などの債券価格が急落し、1年後には株価が急落。そしてさらに1年後には土地の急落を招きます。 土地を担保として資金を貸し付けていた金融機関は一気に担保割れの事態になり、追加融資できる状態ではなくなりました。リース会社やローン会社などを通して迂回融資した金融機関もありましたが、本体もろとも倒産に追い込まれます。 このような中、新規融資もすすまず、株価の暴落から株式市場からの資本調達も既存の上場企業には厳しい状況が続きます。こうして金融における信用収縮が起こり、資金の循環に支障を来してきました。 いま現在、金融機関は以前ほどではないにせよ積極的な融資姿勢にあるとは言えず、結局、個々の企業努力によって、売上回収の範囲内で資金繰りをやりくりしている為に成長性は鈍化しています。 こうした金融状況で、企業が資金繰りに詰まることなく、生産性の向上を狙うには、生産効率のアップ(工程の見直しや在庫圧縮、売掛金の早期回収等)もありますが、手っ取り早く確実な方法は人件費の圧縮でした。 そこで、新規採用の圧縮、課長職以上の高給受給者の退職奨励が、ほとんどあらゆる企業で行われました。 こうした企業努力は痛みを伴いながらも実りを上げつつあり、各企業の生産性は高水準な域に達しつつあります。 あとは金融機関自身の社員数の削減が進み生産性が向上し、融資姿勢が前向きに変化することと、各種の規制によって民間産業の発達を阻害している各省庁の公務員の削減とリストラクチャリングが進めば、景気は上向きになっていく所まで来ています。

  • mtld
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回答No.3

バブル崩壊後ですから10年前です 参考URLはバブルの前後をグラフで見れます ”バブル崩壊 ”でググッテ見ますと説明が幾らでも出て来ます 下記は原因について私の回答が載っております過去ログで”リストラ”が起こった原因についての回答でもあります http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1608933

参考URL:
http://www.toyama-u.ac.jp/jp/Academic/research/researcher/014_hosino/
回答No.2

日本の戦後の成長を支えた原因は多くありますが、一つは生産性が高かったこと。もう一つは不動産が非常に高いペースで価格上昇したことです。 前者は、世界と比較して、安く高性能の製品を作ることに寄与し、後者は薄く広い土地所有者に多くの利益をもたらしました。 現在、日本は世界有数の生産性が低い国です。公務員の利権と高すぎる賃金が足を引っ張っています。 不動産の価格も大幅に下落しました。この下落下額が、日本の資産を大きく目減りさせたのです。 これはバブル崩壊から起こった不況ですが、構造的にはもっと前から予兆はありました。

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回答No.1

十数年前のバブル崩壊からでしょう。 (途中、一時回復した時期はあるが・・・) 日本国家の膨大な貿易黒字を利用して 金融業が買占を行い 物価高沸させ 暴利を儲けました。(バブル) しかし、無限には資金が続かず、自滅していった。 その借金の為 銀行が潰れかけ、 現在も資金の内部保留の為 外部に金を出さないようにした為 社会での金の流れが滞り 不況となっています。