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なぜ試観と言わず「試写」と言うのですか?
映画などを試し観ることを何故「試写」と言うのでしょうか? 試し飲むこと:試飲 試し食べること:試食 試し聴くこと:試聴 この考え方からすると、試し観ることは「試写」ではなく「試観」もしくは 「試見」だと思うのですが。 「試写」では観る側の人ではなく、写す側の人のことのような気がします。 御存知の方、教えてください。
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「試観」という言葉は造語としてはありえても、正式な日本語としてはないと思います。 「試し見(る)」「試し観(る)」が一般的です。 また、英語のpreview は、動詞としての用法は (劇・映画などの)試演[試写]を見る[見せる] のように、見る立場・見せる立場両方の意味があるようです。 名詞としては英語・日本語とも「試演」「試写」などです。 ワープロ画面の印刷前の「プレビュー」(日本語)は「試し見」に当たるでしょう。 「ミュージカルのプレビュー」などともよく使いますね。 見る立場での「試観」のように使われている感じもあります。
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できあがったフィルムを、ちゃんと映るかどうかやってみるのが「試写」、 技術者・関係者でやればいい「試写」に、せっかくだからついでにってことで物好きな客や縁故ある人や記者を立ち合わせてやるのが「試写会」 「試写会に招かれる」「試写会に行く」ということはあっても、客が「試写に行く」ということはない(単に略して言ってるのでない限り) =「試し観る」ことを「試写」とは言わない(質問の前提に間違いが含まれている) 「試写会」であるか一般公開の際であるかは問わず「もののためしに見に行く」「試し観る」ことを漢字二文字で表す熟語は、たまたま、ない。 オレの中では全然訝しいことも無く飲み込めてるつもりなんですが、なんかアホなこと言ってますかね。もし、だったらごめんなさいね
お礼
回答ありがとうございます。 他の方へのお礼文にも書いたのですが、そもそもこの疑問が浮かんだのは、「ビデオ試写室」という看板を目にしたからなんです。 皆さんの回答を読ませていただき、やはり「ビデオ試写室」というのは間違いだよなぁと感じています。
- hakobulu
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正解はすでに出ていますが、納得いかない点について個人的な考えを。 客側の立場から解釈する、 試飲 試食 試聴 などは、 試してみて気に入ったらお金を払って購入する、というステップを前提にしているものと思われます。 しかし、 「試観」という言葉を想定した場合、 試観してみて面白かったから(お金を出して)また観なおす、ということは通常の場合ないでしょう。 「(制作側が)試しに写す」ということはあっても、「(客側が)試しに観る」という行為は成立しない、ということなのでしょう。 そのためその言葉が(たぶん)存在しないのではないかと思います。 仮にほんの一部とかサワリだけを見るような会があれば、その場合は「試観」と呼んでもいいのかもしれません。 しかし、あえて命名しても観る人はいないでしょうし、存在感のない言葉になるような気はしますけどね。 すでに使われている「予告編(を観る)」といったあたりで落ちついているように見えるのは、そういうことなのでしょう。
お礼
回答頂きありがとうございます。 最近ではVOD(ビデオオンデマンド)も始まり、映像の一部を見せて、全部見たければこの先は有償です。 みたいは、「チョイ見せ」が現実としてありますから、「試観」といった単語は今後生まれてくるのかもしれませんね。
- Ganymede
- ベストアンサー率44% (377/839)
「試写」は test screening の直訳です。では、なぜ test screening というのでしょうか。見た人(モニター)の反応や意見を取り入れて、そのあと編集し直す場合もあるからのようです。まだ完パケじゃないわけです。「完パケ」とは完全パッケージの略で、完成品として出荷する状態です。 また、ラッシュ試写というのもあります。「ラッシュ」とは、一般に公開される前、内容や調子をみるために急いで焼きつけた未編集のフィルムです。まさに「試写」、試しに映写するフィルムです。お客に見せるものではないのですが、映画ファンなら潜り込んででも、いち早く見たいと思う人もいるでしょう。 それに対し、たとえばデパ地下の食品売場の試飲・試食は、完パケ(またはそれをさらに調理したもの)だと思います。CDの試聴は、完パケがプレーヤーにセットされています。 とは言うものの、現実には、いわゆる「試写会」も完パケです。test screening というより preview、すなわち「前に観る」の意味がぴったりですね。一般上映よりも一般先行上映よりも前に観る、という感じです。 おそらく、ラッシュ試写は関係者以外が見られるはずもないし、test screening と試写会は別物になっているのが現状でしょう。それでも、「試写会」という言葉には、「まだ編集も終わってないようなホヤホヤを、関係者に混じって特別に見られる」と錯覚を誘うかのような響きがあるのです。ご質問者のおっしゃる「観る側」も、単なる客に終わらず、制作・興行に一枚噛んでいるかのような特権意識をくすぐられます。まあ錯覚なのですが、業界関係者は、「試観」というような完全に消費者的な造語は興醒めだと思っているでしょう。
お礼
完パケかどうかですか。 なるほど。 そういった考えもあるのですね。 参考になりました。ありがとうございます。
- atoznt
- ベストアンサー率40% (74/182)
試聴や試食で確かめたいのは、曲そのもの料理そのもので、確かめる側は聴く人,食べる人です。 しかし試写会で確かめたいのは映画の内容ではありません。確かめたいのは客の反応であり、確かめる側の人は映画を作った側、配給する側です。 これによって、ターゲットとすべき世代や属性の確認をしたり、今後のCMや広告の打ち方を変えたり、公開映画館を増やしたり減らしたり、上映期間のスケジュールを組み直したり・・・します。 一般試写会の段階までくれば内容に不満があっても、もう映画そのものは変更はできません。 USゴジラ(GODZILLA)は米国公開前の試写会であまり良い反応を得られなかったため、公開館を一気に増やし、良くない評判が広まる前に売り上げを確保したというこぼれ話を聞いたことがあります。 また何の映画か忘れましたが洋画の日本での試写会の評判がかなり低かったので、試写会で良い反応を示した人の映像だけ集めたり、上映前の盛り上がった会場の雰囲気といった映画の内容に直結しないTVCMでガンガン流したという話も聞いたことがあります。 こういった目的を考えれば、まさに「試写会」ですよね
お礼
回答ありがとうございます。 お教えいただいた内容は、確かに「試写」ですね。 こういった場合、「試写」という言葉を使うことは納得です。 しかし、実際には逆の立場(観る側)でも「試写」という言葉が使われている気がします。 観る側の単語(例えば試観)はあるのでしょうか?
- keirimas
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言われるように、これは見せるほうの立場の言葉だからです。 「一般公開に先立って製作関係者や特定の人々に’映写’して見せること」が試写です。 「試しに見る」ことでなく、「試しに映写して見せる」ことを言います。
お礼
ありがとうございます。 やはり、漢字そのままに試し写す方の立場の言葉なのですね? しかし、試し観る場合にも「試写」という言葉が使われている気がしますが、その場合は間違った使い方なんでしょうか? 「試観」という言葉があればいいのですが無い気がします。
お礼
回答いただき、ありがとうございます。 確かに、「試観(造語)」=「プレビュー」ですね。これはシックリきます。 プレビューを表す単語がないってことなんですね。 私が、そもそもこの疑問を持ったのは、街で「ビデオ試写室」という看板を見たときなんです。 あれは、「ビデオ試写室」ではなく、「ビデオ試観室」じゃないのか? でも「試観」って言葉は聞いたことが無いし… というのが疑問のきっかけでした。