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錆(イオン化傾向)に関する文章
建築材料に関する本を読んでいたところ、次のような文章がありました。納得いかないのですが、正しいですか?間違いないら、正しく直していただけませんでしょうか。お願いします。 「イオン化傾向が違う物質では、イオン化傾向の小さいほうが腐食されてしまうのが基本である。たとえば、トタン板の場合では、トタン板の表面の亜鉛が鉄釘で侵されて、釘穴が拡大する。これはブリキ表面の錫のイオン化傾向が大きいので、鉄釘の方が痩せてしまうからだ」
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No1の者です. No2さんのおっしゃる通り,文章が抜けているような気がしますね. だとしても,「イオン化傾向の小さいほうが腐食されてしまうのが基本」は 間違いですね. 正しく書くなら・・・ イオン化傾向が違う物質では、イオン化傾向の大きいほうが腐食されてしまう のが基本である。たとえば、トタン板に鉄釘を打った場合では、 トタン板の表面の亜鉛が侵されて、釘穴が拡大する。 一方,ブリキの場合には,ブリキ表面の錫のイオン化傾向が小さいので、 鉄釘の方が痩せてしまう。 ・・・こんな感じになると思います. これを書いた人は,腐食が専門でないのは明らかですね. 腐食をやってる人なら,「亜鉛が鉄釘で侵されて」とは絶対に書きませんから. ちなみに私は防食の研究をしてる者です.
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何度も、文章読み直したのですが、どうしても意味がわかりませんでした。文章は、一部省略とかされてないですよね? 一応わかる範囲で・・・。 (1)イオン化傾向が違う物質では、イオン化傾向の小さいほうが腐食されてしまうのが基本である。 →これは、間違いだと思います。イオン化傾向の小さいものに金がありますが、金は明らかに腐食されにくいですし、それ以外の例をあげても明らかだと思います。 (2)ブリキ表面の錫のイオン化傾向が大きいので・・・・。 →錫(スズ)のイオン化傾向が何に対してか良く分かりませんが、少なくとも鉄や亜鉛よりは小さいですよね。 ご存知だと思いますが、トタンは亜鉛の方が鉄よりイオン化傾向が大きいですが、酸化皮膜を作るために鉄板よりさびにくく、また仮に傷がついても亜鉛が先に酸化される為にやはり鉄板よりさびにくいです。 この本は文章が、途中でずれてる気がします。出版元に問い合わせてみてはどうでしょうか?私も、つい先日出版元にメールで問い合わせをしましたが、数年前の本であったにもかかわらず、丁寧な対応をしてもらいました。
お礼
回答ありがとうございます。 私が書いた文章は省略してません。本のままです。 やはりなにかが抜けているような感じがしますね。 というわけで出版社にメールをだしてみました。
- shota_TK
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一部,間違ってますね. 基本的には,イオン化傾向が大きい方が腐食しやすいです. トタンの場合,鉄の表面に亜鉛がコーティングされていますが, 亜鉛がはがれて鉄が露出した場合,イオン化傾向の大きい亜鉛の方が 積極的に腐食するため,鉄がそれ以上腐食するのを防ぐ, という原理です.犠牲防食といいますね. http://www.mol.ne.jp/koza/rensai/coat/0003.html ブリキの方は,鉄にスズをコーティングした材料だと思いますが, これはイオン化傾向が低い材料をコーティングする例ですね. ちゃんとコーティングされていれば,鉄よりも耐食性はあがります. しかし,ピンホールが開いたりすると,鉄が一気に腐食し(孔食と呼びます), 非常に危険なんですね. そんなところでどうでしょうか.
お礼
早速の回答ありがとうございます。 やはりイオン化傾向の大きい方が腐食しやすいんですよね。 ところで、質問した文章ですが、最初にトタンの話をしていたと思ったら、突然ブリキの話になっている点もおかしいと思いませんか??
お礼
回答ありがとうございます。 著者経歴をみると建築材料一般の専門家の方のようです。腐食の専門家ではありません。 正しい文章を書いてくださったのでよくわかりました。ありがとうございます!