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化学の問題です。

1. ボルタ電池の正極として、銅板を焼いて表面を黒くしたものを使うと、電流がよく流れるのはなぜですか? 2. 鉄に亜鉛めっきをしたトタン板は、スズめっきをしたブリキより腐食に強いのはなぜですか?

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  • Saturn5
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回答No.1

(1)ボルタ電池の弱点は「分極です」 正極の銅のまわりに水素が発生して電流を流れにくくします。 このとき、水溶液に酸化剤(減極剤)が混ぜてあったり、銅が酸化されていると 次の反応によって水素が酸化されて水になります。 CuO + H2 → Cu + H2O したがって、酸化銅の減極剤としての能力は一時的なものであり、しばらくすると 分極がおこるようになります。 (2)イオン化傾向は Zn>Fe>Sn です。 ブリキやトタンに傷がついて、雨水(薄い二酸化炭素溶液)が付着すると、 局部的に電池を形成します。 ブリキでは、SnよりもFeのイオン化傾向が大きく、本体のFeが腐食します。 Fe + 2H+ → Fe2+ + H2 しかし、メッキ素材のSnは安定で美しさは残りますので、生活用品などに使われますが、 本体のFeが腐食して脆弱なので建築用材としては使われません。 トタンでは、FeよりもZnの方がイオン化傾向が大きいので、メッキ素材が腐食します。 Zn + 2H+ → Zn2+ + H2 メッキ素材が不足されるので、美観が悪くなります。しかし、本体のFeの強度は変化 しませんので、人目につきにくい、または安価でよりところの建築素材に使われます。

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