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忍者言葉「シッキンハラミツダイコンミョウ」?
ドイツ留学中の友達からのメールに、「シッキンハラミツダイコンミョウ」って知ってる??と質問がありました。 聞いたこと有るような、無いような、で私にはわかりませんでした。 友達の彼氏がドイツで忍術道場に通っていて、その道場で稽古の前に神棚に向かってみんなで早口で唱える言葉らしいです。 私も友達もどういう意味なのか、気になっています。知っている方ぜひ教えてください。
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音の響きから言うと恐らく梵語ではないと思えます。 仏教用語で考えれば、「四心・波羅密・大金剛(あるいは大光明)」ということになるのかも知れません。 そのまま「シッキン」という音にあたる仏教語は私にはちょっと思い当たりません。梵語で「大梵天」を表すシッキン(sikhin)という言葉もありますが、ちょっとそぐわない感じですね。 仮に「シシン」という音が本来で、これが変化したものだとすれば可能性は幾つかあります。例えば「四心」といえば、四無量心といわれる慈・悲・喜・捨という修行者の四つの実践行を端的に表したものです。これが一番それらしく思えます。 ほかにも「四身」といえば特に天台で言う四種法身のことで、仏の姿の現れ方やあり方を人間との関係から四つに分類したものを指します。また、信心のあり様の程度を分類した「四信」という言葉もありますが、後の言葉との関係から言えば関連が薄いでしょう。 「波羅密」はご存知と思いますが、波羅密多と同じ言葉で「到彼岸」などと訳されます。つまり彼岸に至るための菩薩の実践行を指したり、智慧の完成を意味する言葉です。布施や禅定など六つの行を指して六波羅密などと言う例が多いのですが、上の「四心」も実践行ですので、この言葉とのつながりはおかしくありません。 最後の「ダイコンミョウ」は、恐らく大金剛か大光明でしょう。金剛はダイヤモンドの事ですが、その固さから煩悩を砕く智慧の働きを譬える言葉として、特に密教では頻出します。 光明は文字通り光の事で、やはり仏の智慧が暗闇を照らして物事がありのままに見えるようになることを譬えたものです。金剛と同じく仏智慧の譬えであって、どちらでもこの場合にはおかしくないと思えます。より密教色が強いのは「金剛」ですが。 仮にまとめてみると「四心波羅密大金剛」ということで、「菩薩行を通じ金剛の如き仏智で煩悩を離れよう」という修行者の願いの込められたもの、とひとまず理解してもいいのかも知れません。 あくまで言葉をつなぎ合わせた解釈ですし、これがどこまで忍者と具体的に結びつくか、疑問は残りますので、私見ということでご了承ください。 ただし少なくとも般若心経の意味、という解釈には私は賛成できません。般若心経自体が大変短い呪文のような扱いで、これをさらに短くして唱えるということは修験道でもなかったはずです。仮に一部だけを読むとしても、托鉢の際にそうするように「ギャーテー」以下の神咒の部分を読むのでなければほとんど意味がありません。
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- gokuh_
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よくわかりませんが、私も般若心経っぽい気がします。 忍者関係でしたら真言などかとも思えますが真言の場合 「オン~・・・ソワカ」「ナウマク~・・・ソワカ」となるものが大半で ちょっとニュアンスが違うような気がします。 般若心経と音そのものは違いますが 「シッキン-ハラミツダ-イコン-ミョウ」 「ハンニャ-ハラミッタ-シン-ギョウ」(般若波羅密多心経) と、同じ韻を踏んでいるようです。 日本人とドイツ人の発音の違い?(若しくは誤り?) この上ない悟りの境地に達するという意味合いの経ですから 忍術修行をはじめる前の気合入れのような感じで唱えられているのでしょうか? あくまでも憶測ですけど。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 真言と言えばやっぱり「おん 何とか そわか」のような発音になりそうですので、彼氏の道場のものとは違うようです。 >日本人とドイツ人の発音の違い?(若しくは誤り?) これは有力です!! お経は元々日本語ではないもの→日本人がそれを唱える→それを聞いたドイツ人も唱える ですと、だんだん変わっていっても不思議ではないですね。 > 修行をはじめる前の気合入れのような感じ という意味合いで使われているのであれば、正確さを追求しなくても良いのかもしれません。 ご回答ありがとうございました。
- yapoo
- ベストアンサー率14% (265/1865)
先に書いてる方々と同じです 忍者は元々修験者から 始まっているのでそこの宗派のお経みたいなものでは お経だからありがたいものだとは思うんだけど よくはわからないです すいません どこの宗派か分かればしらべようがあるんだけど・・・ 忍者が技をかけるときにも印を結ぶために呪文みたいな そういうのを言いながら手も動かすんですよ 忍者や修験者のマンガや小説を読むとちゃんと書いてあります
お礼
お礼が遅くなり申し訳有りません。 > そういうのを言いながら手も動かす #3の方の紹介してくださったURLと同じイメージでしょうか? 闘の印が難しそうですが、ちょっと練習してみたりしていました。 宗派については、よくわからないようです。 忍者のマンガといえば、口に巻物くわえて、人差し指を立てるようなイメージですが、あれも印の一つなんでしょうね。 ご回答ありがとうございました。
- kyouichi-7
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かなり前に、忍術というか、 忍者の武器に関していくつか書物を持っていましたが、 忍者は、手に印をむすんだり、呪文(真言)を唱えたりして、精神集中をします。 九字の呪文は、結構有名ですよね? でも、それでもないですねぇ。。 密教系の文句なのかもしれないし、 聞きかじった日本語を唱えているのかもしれませんね~。 やはり、自分も#1のceitaさんのかかれている 「般若心経」説に賛成です。 最後の「ダイコンミョウ」って、 もしかして「不動明(王)」のことかも???? 参考サイト ○九字の切り方 ○般若心経全文(読み方付き)←左のフレーム内です。 ↑ひらがなで出てくる文字を読んでいると、 なんとなく読み間違いしているようなのがわかります。笑
- 参考URL:
- http://homepage1.nifty.com/sorazou/kuji.html,http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Gemini/1219/
お礼
九字の呪文と言えば、帝都物語や孔雀王で出てきていたものですね。 切り方のページ、興味深く読ませていただきました。 般若心経の占いも面白かったです。 教えていただいたページを友達の彼氏に教えたらうけるかもしれません。 忍者が真言を唱えるとは初めて知りました。でも、ちょっと真言っぽくないですね・・・。 ご回答ありがとうございました。
- sinnkyuusi
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#1さんに同じ。 「シッキンハラミツダイコンミョウ」 一休さんと和尚さんが般若心境をとなえている風景が浮かんできましたので(笑)。
お礼
一休さんと和尚さん!目に光景が浮かびます(笑)。 しかし、お経だとすると神棚とはちょっと食い違うかもしれないですね・・・。 ご回答ありがとうございました。
- ceita
- ベストアンサー率24% (304/1218)
断定できる資料などがないのですが、 般若心経なのではないでしょうか? シッキン->色即是空(しきそくぜくう) ハラミツダ->波羅蜜多(はらみった) でも、並び方も違うし、仏教系なので神棚じゃないですね。 お祈りというよりも、 心得みたいなのを言ってるのかもしれませんけど・・・。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私もお経っぽいなあ、と思ったりしました。でも、神棚??と疑問に思っていました。 稽古の前だから心得を言っているという考えは納得できます!!
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 言葉をそれぞれ単語(?)に当てはめてみると、意味が出てくるというのは私個人としてもとても興味深いです。 私見と書いておられますが、とても説得力があると思います。 >「四心波羅密大金剛」ということで、「菩薩行を通じ金剛の如き仏智で煩悩を離れよう」 修験道っぽい言葉になってますね。しかも、修行の言葉みたいです。 忍者と修験道との関連があるとすると、説得力のある解釈だと思います。 ご回答ありがとうございました。
補足
友達にもこちらのURLをメールで知らせておきました。 ドイツの方にも楽しい話題提供になればと思います(専門用語が多いからドイツ語で説明するのは大変かもしれませんが・・・)。 みなさま、ご回答ありがとうございました。