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漢字の「縁(えん)」のそもそもの語源(造り)を教えていただけませんか?
漢字の「縁(えん)」のそもそもの語源(造り)を教えていただけませんか? 「縁(えん)」が何故この形で表されているかが 知りたいのです。 宜しくお願いいたします M(_ _)M shinobugoto
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今晩は。 彖(タン)は、豕(シ)(ぶた)の字の上に特に頭を描いた象形文字 で、腹の垂れたぶた。 豚(トン)と同系のことば。 縁は「糸+音符彖」で、布のはしに垂れ下がったふち。⇒彖 音:【呉音・漢音】エン 訓: ふち, へり, よる, よって, えにし, えん 意味:1.ふち。へり。布や飾りなどのわきに垂れたはし。物のへり。 2.よる。へりからもとへたどる。手がかりによって何かをさぐる 手づるにそって進む。 3.よって。それがきっかけで。原因となって。《類義語》⇒因。 4.えにし。手づる。つながり。 5.《仏教》ある原因、ある条件からある結果を生じる外的条件。 特殊読み:因縁(インネン) 「因」は直接的な原因意味し「縁」は間接的な原因を意味する 日本特有の使い方:縁側(エンガワ)【家のはしに出た所】 『漢字語源辞典』より
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- ogawa_sora
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今晩は。 補足にお答えします。 仏教的には、順縁、逆縁、無縁とあります。 順縁:仏の教えに素直に遵い結ぶ事を言います。 逆縁:仏の教えを素直に信じない(縁に背く)こと、またはそのような 救い難い人を言います。 仏法を誹謗したことが、かえって仏道に入ることを指して言う 場合もあります。 無縁:縁の無いものと理解されていますが、「縁ぜざるは無し」という ことで、全てのものを縁として及ばざるところが無いという意 味です。 縁起:仏教の根幹をなす思想の一つで、世界の一切は直接にも間接にも 何らかのかたちでそれぞれ関わり合って消滅変化しているという 考え方を指します。 語源は「因縁生起」」(いんねんしょうき)の略です。 彖は頭の大きいブタ(豕)の象形で、豕は、イノシシの直進する習性を とらえたものとされています。 故に、直接人間と関係付けるのも考え物です。
補足
ogawa_soraさん。 書き込み大変ありがとうございます。ほぼすべてわかりました。 ひとつだけ。人と人の結びつき「因縁」や「縁起」などとも 使われますよね。仏教的な使い方だと思います。 それに、豚に関する者を布のはしにたれさがったふちで表すのでしょうか? 布のほうは感覚的にわかるのですが(袖触れ合うもですから^^)、 豚の方はつまり人を表しているのでしょうか? そのあたり、ご存知でしたら教えてください。 shinobu goto