家電製品の絶縁耐力試験(耐電圧試験)
家電製品に対して電気用品安全法に基づく完成検査を行う際、絶縁耐力試験が規定されています。定格電圧が150V以下の場合,1000V,150Vを超える場合は1500Vの交流電圧を連続して1分加えたとき、これに耐えること(絶縁破壊を起こさないこと)。
耐電圧試験の試験電圧は、設計耐電圧(絶縁体の絶縁耐力)よりも十分低く、かつ、使用中にしばしば発生する異常電圧よりは高めに設定されると思います。 例えば、塩化ビニルの場合、絶縁耐力は、100~200[kV/mm]である。絶縁物の厚みを10mmとすると、設計耐電圧は、1000~2000[kV]となる。
耐電圧:AC1500Vは、1000~2000[kV]よりも十分小さくと思います。しかし、定格電圧が150Vのサージ電圧としてはかなり高めのような気がします。この「AC1500Vで1分間耐えること」の根拠は何でしょうか?
どなたか詳しい方がいらっしゃれば回答をよろしくお願いします。