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暖房の種類でかなり迷っています。
青森県の太平洋側で来春くらいに立て替え予定です。 一階には両親の寝室9帖、和室7帖、LDK18帖。 二階には寝室9帖、予備室6帖、屋根下納戸5帖。 の予定です。 建築会社は2軒にまで絞れたのですが、その2軒とコロナさんの話を聞いて、暖房器具が一番の悩みどころとなりました。 私たちの考えとしては、一階のLDKと両親の寝室と玄関ホールに蓄暖を置き和室は要相談。二階寝室にはフル暖、予備室には従来のエアコン(妹が年2回帰省するときに使う部屋、将来自分に子供が出来たら子供部屋)と考えていました。 しかし、ひとつの建築会社からは二階は貯める量も出す量も小さくしておけば夜に寒いということは無くなり、夜に寒い場合は従来のエアコンで補えるからと全室蓄暖を勧められました。 もうひとつでは、日中そんなに使わない部屋なら一階の暖気が上がるから夜や休日だけならフル暖でも大丈夫とのこと。 コロナさんとお話する機会があり聞いたら、「ランニングコストを含めて考えると今は蓄暖に勝るものはない」とのこと。「国はヒートポンプ式暖房に転換してほしくて各メーカー開発を進めているし、我が社でもエコ暖を出しているが東北では向かない。北海道では電気式ボイラーのパネルヒーターが主流だが、東北では難しい。配管は同じ物を使うから今は灯油式にしておいて時期を見て電気式に変えるのもあり」と。 深夜電力や蓄暖の割引もいつ無くなるか分からないことや、地震で蓄暖が万が一転倒したらとか蓄暖は重いし場所を取るという蓄暖のデメリットを考えると今からパネルヒーターにした方がよいかもしれないと思うようにもなりました。 ただ、高気密住宅には一番蓄暖が相性が良いともおっしゃっていました。 将来性を考えたらキリがないけど、今出来る最善の暖房は何だと思いますか? ランニングコストも視野に入れた意見をお願いします。 (FF式は空気を汚すので却下です。輻射熱希望です。)
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No.2で、ブログをご紹介して頂いた者です。 北海道富良野市で、地中熱ヒートポンプ+パネルヒーターを採用しています。 地中熱ヒートポンプに付いて少し。 東北電力さんの、「まだまだ非現実的」と言うのは... ○導入実績が少なく、正確な評価が出来ない。 ○イニシャルコストが高い。 と言う事なのだと思います。 実績に関しては、私が導入したサンポットでは、北海道内で40件/年程度の実績だそうです。確かに、蓄暖なんかと比べると少ないです。 イニシャルコストは、蓄暖と比べても、倍以上掛かるでしょう。 わが家では、導入後丸3年、4回目の冬を迎えていますが、今の所故障は無いですし、室温に関しては、外気が-25℃を下回る日でも室内が+20℃以下になった事はありません。ま、-25℃になってしまうと、室温を維持するのが精一杯で、室温を上げて行くまでの能力は無いのですが、これは地中熱ヒートポンプの能力の問題では無く、家の設計段階での暖房設計の問題で、逆に言えば、わが家の場合は無駄の少ないギリギリの暖房機器(能力)だったと言う事だったのだと思います。 放熱機は全てパネルヒーター(床暖は無し)なのですが、窓下に設置した事で、コールドドラフトが防げ、足元の寒さは感じません。逆に「床暖入ってるの?」と言われる事もあります。 さて、メリットですが、やはりランニングコスト(暖房費)の安さです。 わが家(暖房面積39坪・Q値1.4・C値0.8)の場合、冬1シーズンの暖房費は4万弱。また、暖房分の消費電力も3000kWh程度と、蓄暖と比べると1/3程度の様です。ちなみに、わが家の直近一年間の総電力消費量は、9169kWhで、料金は約157,000円です。 デメリットとしては、やはり実績が少ない為、今後の故障などが分からない事なんですが、基本的な構造は通常のエアコンと変わらないので、そう大きな故障は無いだろうと思っています。 さて、イニシャルコストですが、わが家の場合、暖房関連全て(ヒートポンプ本体・採熱井戸掘削・パネルヒーター等全て)で、400万円程度掛かっているはずです。 しかし、この内1/3は、NEDOの補助金を頂いています。 http://www.nedo.go.jp/activities/portal/p99045.html そうすると、他の暖房機器のイニシャル費用との差は少なくなります。 わが家では、その差額の元を取るのに、約6~8年と試算しています。 ただ、この試算は、北海道電力の融雪電力契約で暖房が出来る事に依存しています。東北電力でも融雪電力契約は有るようですが、それを暖房に使えるかどうかはわかりません。暖房に使えるなら、このシステムはかなり良いと思います。 しかし蓄暖も、割引等でイニシャルコストは安く抑えられていますので、魅力はあると思いますが、エネルギー消費の問題で言えば、地中熱と比べると3倍程度のエネルギーを消費するようです。 蓄暖は、省エネと言う観点で言えば、「省エネでは全く無い」と言わざるを得ない物だと思います。
- 参考URL:
- http://nabe72.txt-nifty.com/
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- nabeyan72
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No.5です。 >暖房費が4万円弱で年間の総電力消費量が15万円だそうですが、オール電化住宅でしょうか? はい、オール電化です。 >4万円の内訳は暖房のみで照明や給湯は入っていないのでしょうか? 4万円の内訳は、暖房の熱源代のみです。 照明や給湯、それと暖房のパネルヒーター等に使う循環ポンプの電力は、15万-4万=11万の中に入っています。 >エコキュートは使っているのでしょうか? 使っています。 こちらでは、内地と比べるとエコキュートの効率がかなり悪いので、電気代削減の恩恵は差ほどでは無いと思います。 我が家のエコキュートはコロナ製ですが、コロナ製のエコキュートでは、我が家が旭川管内で最初の導入でした。恐らく、エコキュートに一番厳しい条件(寒い)の所だったのだと思います。 ですが、今の所故障や不具合などはありません。 地中熱に関しては、今日の検針により、直近12ヶ月の電気使用量が3000kWhを切り、2826kWhとなりました。 勿論、富良野より暖かい地域では、もっと下がる事になります。 ただ、設備代(イニシャルコスト)は、それほど下がりませんが、必要熱量が少なくなる事で、採熱用の井戸の深さを浅くする事が出来るはずです。井戸掘りは、イニシャルコストに占める割合が高いので、ある程度はイニシャルコストは下がります。 青森だと、最低気温は-10℃程度だと思いますので、家の断熱性能や家の大きさが同じなら、恐らく年間使用量は2000kWh程度では無いでしょうか。 すると、全て30円/kWhだったとしても、年間6万円。また実際は夜間の運転が大半でしょうから安い夜間電力を時間が長いので、実際は4万円程度で収まるかも知れません。 兎に角、地中熱に限りませんが、数ある暖房システムを客観的に検討し、家の断熱性能等を良く見極め、最適な暖房設備を導入される事を願っています。
お礼
以前大手HMで東北電力と三菱の勉強会があった時から、地中熱ヒートポンプが使えるなら最高だなと気になってはいたので、じっくりお財布とも相談してみたいと思います。 色々と丁寧に答えてくださりありがとうございました。 参考になりました。
- ultra1long
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>地中熱式ヒートポンプも考慮の余地があるということでしょうか? はい、そうです。 >東北電力さんの話 電力会社としては、電力を多く消費してもらって多くの電気代を払ってもらった方が良いので、話半分として聞いた方が良いかと思います。 メーカーからの情報も収集することをお勧めします(特にピーエス)。 >地中熱式ヒートポンプはまだまだ非現実的、 北海道以外では、次のように欧米ではかなり多い事例がありますから、技術的には問題は無く、青森で安価で実績のある業者がいるか、最適な電力プランがあるかどうかということでしょう。 http://www.geohpaj.org/information/wgc2000.htm 岩手ならモデルハウスがあるようですから、体感も出来るのではないでしょうか(少し古いので今も残っていればですが)。 http://daikyohome129.livedoor.biz/archives/16728547.html 青森では、住宅以外に融雪や次のような事例もあるようです。 http://www.mmtec.co.jp/0305/2.html http://www.affrc.go.jp/ja/research/seika/data_tohoku/h19/H19yasai042 >空気熱式も発展途上(東北では) パネルヒーターとも組合せでは温水式ということになりますから、エアコンの空調と異なり、霜取り運転などで時々止まったとしても、暖房が切れた状態にはなりませんから、最低気温環境での暖房能力が確保されていれば、先の採用例にあるように十分実用範囲と思います。 盛岡で採用している人の使用感も参考になるかと思います。 http://blogs.yahoo.co.jp/you2dayojp/26905475.html >蓄暖を取り付けておいて、ヒートポンプ式暖房(エコ暖)に変えられるように配管工事など準備をしておく、というのはどうなんでしょうか? これは最も不経済でしょう。 パネルヒーター暖房で、配管類そのままで、灯油からヒートポンプへの熱源変更は可能です(ただし、最初から変更を考慮するなら、熱交換ユニットは、断熱内が良いでしょうから、室内に置けるスペース・配管を考慮しておくべきでしょう)。 http://blog.alldenka.jp/amejuu/archives/243 http://www.oscar-remodel.com/remodel-menu/menu/1205-298.html 地中熱ヒートポンプにしても空気熱ヒートポンプも積極的に採用しているビルダー(HM、工務店)以外の場合、施主自らメーカーに話しを直接聞く・施工業者も紹介してもらうなどして、ビルダーに取り入れてもらう行動が重要です。
お礼
忙しい中、何度も色々と細かくありがとうございます。 教えていただいたURL、参考にします。 取り敢えず、次の熱源に備えての配管工事は却下して、ヒートポンプ式を扱っているメーカーに話を聞いてみたりしてみます。
- ultra1long
- ベストアンサー率49% (341/688)
誤解の無いよう、付け加えます。 地中熱ヒートポンプは北海道だけに向いているというわけでなく、寒冷地なら、空気熱ヒートポンプより高い効率がとれるはずですから、ランニングコストは下がります。 ただ、掘削のイニシャルコストがかかるので、それが、どの程度で回収出来るかという心配があるわけです。 次のように青森含めた東北でも実績があるようです。 http://www.geohpaj.org/introduction/examenu.htm イニシャルコスト、電力契約含めたランニングコスト、補助金含めて検討する価値はあるかと思います。 次のメーカーに問い合わせて詳しく聞いてみることをお勧めします。 http://www.sunpot.co.jp/products8.php
補足
頭が悪くて理解出来たか不安なのですが、地中熱式ヒートポンプも考慮の余地があるということでしょうか? 東北電力さんの話では地中熱式ヒートポンプはまだまだ非現実的、空気熱式も発展途上(東北では)だというようなことでしたので、出来ればヒートポンプ式がいいけど現段階ではやはり蓄暖がベストなのかもしれないとも迷い、決断できずにいます。 来春までに現状が変わるということはあるのでしょうか? あと灯油式ボイラーのパネルヒーターはリスクが大きいということですね。 蓄暖を取り付けておいて、ヒートポンプ式暖房(エコ暖)に変えられるように配管工事など準備をしておく、というのはどうなんでしょうか? 理解力が乏しいうえに質問ばかりで申し訳ないですが、お答えいただければ幸いです。
- ultra1long
- ベストアンサー率49% (341/688)
家の気密断熱性が良い場合(Q値1.5W/m2Kより下くらい、C値1cm2/m2より下)、快適性(窓からのコールドドラフトという大きな不快要素の無い、輻射熱源の分散設置により室内寒暖差が小さい)でパネルヒーターがベストです。 熱源は、北海道だったら、地中熱ヒートポンプがベストでしょう。 安い融雪電力が使えるので、イニシャルコストがかかっても、補助金含めて短期間で回収出来ます。 http://nabe72.txt-nifty.com/blog/2008/02/post_e33f.html 最低気温が-20℃を下回る地域で、終日全館暖房の暖房費が、年間で、僅か4万円ほどです。 東北の場合、熱源の選択が難しいですね。 今、灯油としておいて、将来、他の熱源へ変更も出来るでしょうが、近いうちに灯油が値上がりしたとすると、痛いことになります。 次の空気熱ヒートポンプで、いけるかどうかです。 http://t-ohshita.com/2008/11/20081106-2040.html 外気温度-5~-10℃で、出力は8kWくらいに低下します。 一方、上記のQ値で述べ床面積130m2、内外温度差30℃で、 1.5x130x30=5850≒6kW が家の熱損失ですから、それより暖房能力の方が大きく、何とかいけそうではあります。 次のパネルヒーターメーカーで組み合わせていますから、話だけでも聞いてみるべきかと思います。 http://www.ps-group.co.jp/pscompany/office/index.html 仙台だと、この組合せを採用しているところもあるようですね。 http://www.twobear.co.jp/content/view/413/11/ なお、2x6(壁140mm充填+外張り付加断熱)で、Q値0.9~1.4と断熱性能はかなり良い方です(1.4は付加断熱無しかも?)。
- Hamida
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青森に住んでいるなら、木質ペレットのストーブをお勧めします。輻射熱だけで、電気を全く使わないタイプもありますし、スイッチ1つで手間もいらないし、灰もほとんど出ませんし、その上、安全でバイオマスで環境にも寄与します。五所川原か中泊町にペレット工場がありますから、ランニングコストも灯油よりよっぽと安く済みます。
補足
木質ペレットとは初耳です。 灰も出ないと言うことは薪のようなものですか?燃やすのだとするとオール電化住宅にはならないし(何が何でもそうしたいわけではないですが)、それ以前に高気密住宅では家の中で火が燃えるのが良くないと聞きましたがその辺はどうでしょうか?
補足
わざわざありがとうございます。 いくつか質問させていただきます。 暖房費が4万円弱で年間の総電力消費量が15万円だそうですが、オール電化住宅でしょうか? 4万円の内訳は暖房のみで照明や給湯は入っていないのでしょうか? エコキュートは使っているのでしょうか? ところで、東北電力では融雪電力を暖房に回すことは出来ないそうです。なのでコロナさんの非現実的とおっしゃる理由はそことイニシャル・ランニングコストも高いということのようです。 蓄暖の重さと大きさ更にそれによる転倒時の危険さに併せて消費電力の大きさと環境への出来るだけの配慮をもう一度見直してヒートポンプ式暖房に頭を切り替えてみようと思っています。 最終的に結論が蓄暖になるかもしれませんが(^^;)