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構成元素の確認問題は暗記事項なのですか?
試液にナトリウムを加えて加熱、融解し、生成した物質を水に溶かして酢酸鉛(III)水溶液を加えると( ア )色の沈殿を生じた アの色と、その構成元素を答えよ との問題があって、答えは黒で硫黄なのですが、 どこから硫黄の考えが出てきたのかさっぱりわかりませんし、解答にも載っていません。これは暗記事項なのでしょうか? ナトリウムを加えてNa+ にしてCH3COO-と結合させて、残ったPb2+と結合させる元素ヒントすら出ていない気がするのですが… お願いします。
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>元素ヒントすら出ていない おっしゃる通り、これだけの出題からならプロでも???でしょう。 「高校」の「受験化学」の範囲で鉛の単純な化合物で色があるのは何? という範囲で多分黒じゃない?という程度の話です。 鉛で白もあり、鉛白という顔料はむかし歌舞伎で化粧に使われ、酸化チタンが出てくる前は歌舞伎役者は「鉛中毒」が多かったという話を聞いたことがありますね。
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- htms42
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問題文を省略していませんか。 「構成元素の確認」となっていますがどんな物質でもいいというのではありません。 教科書では「有機化合物の構成元素の確認」となっているはずです。 それもどんな有機化合物でもというのではありません。特殊なもの、珍しいものまで対象にはしていません。 成分元素として多いのはC、H、Oです。燃やしてCO2,H2Oの量から組成式を求める問題がよく出ています。 C、H、O以外の元素を含む化合物もあります。この場合は定性的な確認だけにしています。 塩化ビニルや塩化ビニリデン、p-ジクロロベンゼンのように塩素を含む有機物がよく知られています。塩素が含まれているかいないかは銅の炎色反応を利用して確認しています。 N,Sの確認として載っている方法は有機物一般を対象にしたものではありません。 教科書ではアミノ酸、たんぱく質の単元で出てくる方法です。 (#1の参考URLでは一般の有機物に対して当てはまるような書き方をしていますが「?」です。) たんぱく質はアミノ酸がつながったものですから必ずアミノ基があります。「水酸化ナトリウム(参考URLではソーダ石灰)を加えて加熱して分解し、NH3の発生で確認する」と書かれている方法はアミノ基の存在の確認です。この方法ではニトロ基があっても確認出来ません。 アミノ酸の中には硫黄を含むものがありますのでたんぱく質には硫黄を含むものと含まないものがあります。この硫黄の確認が酢酸鉛を使う方法です。水酸化ナトリウムを使って加熱、分解すればNa2Sの溶けた溶液が得られますのでPbSの黒い沈殿が出ます。 ゆでたまごを割った時に硫化水素の臭い(温泉の臭いと表現している本もあります)がするのは玉子のたんぱく質に硫黄が含まれているからです。 玉子の白身などでしたらわざわざ金属ナトリウムを使わなければいけないということはありません。教科書には水酸化ナトリウムと書かれています。 参考URLには 「硫黄をナトリウムを加えて加熱・融解すると,硫化ナトリウムNa2Sができます。・・・」 と書かれています。この文章だと固体の硫黄に金属ナトリウムを加えて硫化ナトリウムを作るという操作であるように見えます。「何してるの?!」という感じです。 輪ゴムの中に硫黄が含まれているのを確めるのがこういう方法で可能なのかというのは「?」です。私はやっていませんので分かりません。 有機物であるとか、たんぱく質であるとかの断り書きがなければ答えようがない問題だということになります。 まともな問題には断り書きがあるはずです。
- owata-www
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有機化合物の構造決定の際に用いられます http://www.tennoji-h.oku.ed.jp/tennoji/oka/2006/05ko2-58.html 正直、この問題だけだったら?という感じですが、おそらく有機化合物の構造決定の話として出てきていると思うので、これは答えられるようにした方がいいかと