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鳥の目
標記のタイトルでは( http://okwave.jp/qa4629030.html )にて質問させていただきました。 その折は、皆様まことにありがとう御座いました。 その折のご回答での、狩人フクロウや、駝鳥や猛禽類の話ではなく、私達、東京の下町の庭になじみのほとんどの鳥(雀さんたち)などに関する事項であります。 彼ら彼女らの目は頭(かしら)の左右の側面にあります。 1. 彼ら彼女たちは真正面を見る場合は、頭(かしら)をどちらかに向けて、左右のどちらかが、正面に向かないと(つまり横を向かないと)、真正面を見ることはできないのでしょうか? 2. 頭(かしら)がつまりくちばしが真正面に向居ているときは、両方の目で左右を広くみていて、しかもそれが真正面も見る事はできないのでしょうか? 3. 飛んでいるときや地上を動いているときは、頭(かしら)が真正面を向いていても、どちらかの目で見ているのでしょうか? 4. 飛んでいるとき、真正面に頭(かしら)が向いていると存じますが、あれは両側を見ているのでしょうか?真正面はみてないのでしょうか?
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猛禽類等の顔の正面に両眼がない鳥も嘴の方から見ますと両眼が見えていますよね。つまり一般の鳥も真正面(嘴の方向)だけは両眼で見ているのです。良い写真がなかったので下記で我慢してください。 http://hokkaido.env.go.jp/blog/article.php?blog_id=318 両眼で見ることを両眼視と言います。この両眼視が出来ないと立体感や距離感がなく餌等もついばめなくなります。猛禽類は動く動物を捕らえなければ成りませんから両眼視が発達しまして両眼が顔の方によって両眼視界が広くなったわけです。我々の先祖も木から木に飛び移る際に距離感が必要ですから両眼視の動物になりました。 一般の鳥は両眼視の両眼視界角が嘴の方向のみの大変狭いだけです。シギなどは頭の後ろも見えていますが、嘴の方向を除いては両眼視ではないですから完全な距離感は得られません。しかし、我々も片目でもある程度の距離感は経験からわかりますがそれと同じです。このように一般の鳥は360°方向を見ていますから360°撮影した写真を「鳥瞰図」と言うわけです。 鳥の行動をよく観察してみてください。頭を絶えず動かしますが、片眼視界に入った餌等をよく観察するために両眼視界に視野を移動させているのです。参考になりましたでしょうか。
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- kumagerasu
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こんばんは。 下記の図がわかりやすいと思います。 http://en.wikipedia.org/wiki/File:Fieldofview01.png 左がハト、右がフクロウの視野の模式図です。それぞれ中央の黒い円が鳥の頭で、鳥の頭が嘴を下にしているところを、頭上から見た絵です。つまり黒い円の下端に嘴が、左右に眼がついています。 いずれも水色の部分が片目で見ているエリア、濃い青のところが両目で見ているエリアです。 ハトは頭の後ろの狭い部分はまったく見られず、顔の左右のかなり広い部分はどちらかの眼で見ます。そして顔の前側のごく狭い部分のみ、両目で見ることができるのです。 これに対し、フクロウは、顔の横から後ろに広く、見えないエリアが広がっています。片目で見えるエリアもごく狭く、顔の前のかなり広い部分を両目で見ています。 スズメは、この図でゆけばハトに近いものと思います。顔の横のかなり広いエリアは片目で見ていますが、エサを食べたりするときに嘴の延長線上を見るときには両目で見ているのです。 飛んでいても、正面の目標は両目で見るでしょうが、タカが斜め後ろから迫ってくるのは、どちらか片方の視野にタカの影がかすめるので、わかるのでしょう。 余談ながら人間はフクロウのほうに近いわけですね。両目で見える視野が広く、後ろから誰かが忍び寄っても見えません。 上の図の掲載ページはこちらです(鳥の視覚 wikipedia(英文))。 http://en.wikipedia.org/wiki/Bird_vision
お礼
ありがとう御座いました。 いや、我家の狭い庭に多勢の雀さんたちがきて、すぐ目の前で、人を見ていたと思うと、右目でみたり左目で見たり首を動かしますので。 そしてヒンドゥの聖典をよんでいたら、鳥のように片目でしかみられない意識状態では、云々とありましたので、そうか、と分かったのでうけれども、では飛ぶときはどうなのだ、と疑問に思った次第でした。 ありがとう御座いました。
お礼
早速にありがとう御座いました。 何か、允に基本的なことから、知識を得ることができてとても嬉しいです。 ☆:一般の鳥は両眼視の両眼視界角が嘴の方向のみの大変狭いだけです。 ★そうですか、仰せの両眼視角は狭くてもあるのですね。それにしても ☆シギなどは頭の後ろも見えていますが、 ★とはすごいですね。ヒンドゥのヨギで大聖者が一定の意識状態では、後ろも、そして360度見ることができるそうですから、鴫は大聖者なみですね。でも大聖者は目ではみていないのですけれども。 ☆「鳥瞰図」とはそういうことだったのですか。 ありがとう御座いました。