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国文科か仏文科か
現在高2で、学部選択を悩んでいます。 文学部を選んだ理由は、読書が好きで、文学作品を研究していく上で学べることは、実学でなくてもこれから生きていく中で力になることがたくさんあると思うからです。人の心を学ぶ学部という意味でも大変興味深いです。 国文科…谷崎潤一郎(痴人の愛)や太宰治(人間失格)等、具体的には男性(明治時代くらいの)が、自らの心境を忠実に綴っているような作品の、人間らしいところが好きで研究していくのが楽しそうだからです。 仏文科…サガン(悲しみよこんにちは)やドビュッシー、ジェーンバーキンの(無造作紳士)等が好きです。 私のフランス小説に対する大体のイメージは、ロマンチックで繊細で アンニュイ、少女っぽさと大人の女性らしさが同居しているような感じです。まだ浅くしか知らないので狭いイメージしかもてていない状況です。 なぜ悩んでいるかと言うと、 (1)どちらも好き。けれどフランスの方についてはイメージどおりであればかなり好みなので良いけれど、そうでない作品が主流だとしたらあまり興味が持てないかもしれない。 (2)フランスと日本が関係する仕事(取材をしたり)ができればしたいところだけれど、実際問題就くのはかなり困難そう。教師になろうとは思わない。 (3)フランス語をやったところで、仕事につけなかった場合使わなくなりそうなのは、努力してももったいない。 (4)けれど国文科よりは仏文科の方が就職がよさそう。 (5)どちらかを個人的な趣味として楽しむ範囲で良いのではないかと思うときもある。大学だからできることがいまいち分からない。 (6)ディクテーション(英語)の試験があるため、帰国子女でない私には壁が厚い。フランス語が難しいのだとしたら、もしかしたら嫌になってしまうかも。 分かりづらい文章になってしまいましたが、読んでくださりありがとうございます。 皆さんのフランス文学へのイメージと、どちらがこう面白いのでこちらにした方がいいと具体的に教えていただけたら嬉しいです。
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質問者が選んだベストアンサー
仏文科出身の者です。 質問をなさってから大分経っていますので、もう見ていらっしゃらないかもしれませんが、 例えば、こんな決め方はどうですか? 大学に入ると、ゼミというものがあります。 師事する先生によって、いろいろなテーマで研究を行うのですが、 事前に大学のサイトなどで、 志望大学に自分の興味のあるゼミがあるかないかをチェックするのです。 例えば、谷崎の「痴人の愛」を研究するゼミや、太宰の「人間失格」を研究するゼミ、サガンゼミなどがあれば、そこで勉強することを目的に学科を決めてもよいかもしれません。 私の場合、学生時代は、毎日フランス語漬けでした。 フランス語文法にフランス語講読、フランス語会話、時事フランス語、フランスの社会・文化・歴史…。フランス語の動詞の活用をひたすら覚える授業もありました。 大変は大変ですが、みんな頑張って卒業できているわけですから、気持ちの持ちようかもしれません。 就職のことを考えるのなら、まだ文学部よりも外国語学部ではないでしょうか。 ただし、どちらにせよ直接的にフランス語を活かせる仕事に就けるのはほんの一握りです。 最終的には、「どちらが好きか」というところに収まるかもしれませんね。 英語圏以外の世界に触れるのはとても良いことだと思いますが、それは個人の趣味の問題なので…。 受験勉強、頑張ってください。
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生計のことを考えれば同じです。フランス語をしたところで、日本語に訳す仕事をまずこなさなければなりません。日本語がきちんとしていなければいい翻訳はできません。 大学で習った学問で簡単に生計が立てられるのは医者のように資格が補償してくれる学問です。 卒業すれば、違う分野に就職する人は多いのです。 大学は社会出る前のウォーミングアップ(準備期間)と考えるか、モラトリアム(猶予期間)と考えるかで違ってきます。 家政科を出た小説家もいます。失敗しても大丈夫なように、文学など選ばずに良妻賢母になることを最低限できるほうが余程男性にもてます。いいだんなさんを捕まえて、家事の時間の中で自由な時間を楽しむ戦略も悪くないでしょう。 まるで人生相談コーナーになりました。
お礼
私も大学で学んだとこを職業に生かそうとは思っていません。 本当に、あなた様のおっしゃるような生活を望んでいます。(家事と自由)。ありがとうございます、そのとおりですね!
- nenuruyo
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みなさんもおっしゃっていますが、自分が好きな方を選んでください。 とはいえ、どちらも興味があるのなら、 比較文学という分野もありますので、検討してみたら如何でしょう。 学科として設置している大学も幾つかありますが(東大など) 国文科の中で比較文学を行っている場合等もあります。 勿論、国文科に進めば、日本文学の授業が多くなってしまいますが。 フランス文学と日本文学の比較を行っている研究者の方も多いので、 調べてみてはいかかでしょうか。
サガンなどもいいですし、モーパッサン、モリエール、などもいいです。 文学のイメージをより具体的に抱きたいのなら、映画をお勧めします。 私はジャン・リュイ・トランティアン(男と女)、アラン・ドロン、ジャン・ギャバン、ジャンポール・ベルモンドの世代ですのであまり新しいものは知らないのですが、先日「チボー家の人々」のDVDを買ってしまいました。最近の映画ではエディット・ピアフの生涯を描いた映画には感激しました。 フランス語を一時期習ったこともありますが、発音がなかなかむずかしいですよ。 最後に決めるのは「好きこそものの上手なれ」です。就職できる、でないは人生を決める基準ではないでしょう。一度きりの人生です。 好きなことを思い切りやれることを優先されたほうが悔いが残らないと思います。健闘をお祈りします。
お礼
確かに人生を決める基準ではありませんが、このご時世です。 フリーターとして生活するのはかなり厳しいと思います。 たくさん映画を教えてくださってありがとうございました。
No.1です。私はフランスではなくドイツ文学を専攻した者です。 仕事で長年使った外国語は英語であり、ドイツ語では有りませんでした。ドイツ語の力がそこまで行かなかった為かもしれませんが。英語はそれこそ大学では全く勉強しませんでした。高校までは英語に相当努力しましたので、大学を出てから英語を勉強し直すのはそんなに嫌では無かったですね。ドイツ語は自分の趣味になりましたが、それでもドイツへ遊びに行き、迷子にならず街歩きが出来る程度には50年後の今でもキープしております。英語以外に1つでも齧っておくと頭の訓練にもなりますので、是非フランス語をやって下さい。 英語のディクテーション、易しい文章のCDを聞くことから始めて下さい。速度は遅すぎない物を選びましょう。ウェブサイトで訓練も出来ますよ。
お礼
ありがとうございました。ウェブサイトでもやってみようと思います。
- umimarukun
- ベストアンサー率59% (279/469)
> 大学で学ぶことは、本当は仕事や実生活に直接結び付かず、その人の人間としての質を > 高めるものでしょう。 No.1のおっしゃる前半部分には異議がありますが、後半部分はもっともなことだと思います。 私事で恐縮ですが、私は文学部国文学科を卒業しています。国文学科を選んだ理由は、国語というものが好きだったからです。しかし、在学中に奨学金を得て英国や米国に留学し、英語や心理学の勉強をしました。その経験の中で言語学に興味を持ち、帰国後は近世国文学の研究に注力しながらも、ドイツ語とフランス語の講義にも出席して2つともマスターしました。卒業後はエレクトロニクス関係の会社に就職し、セールスエンジニアとして技術分野に足を踏み入れることになり、進路はジグザグの航跡を辿って、現在はソフトウェア開発とPCの出張サポートを行っています。 何が言いたいかといいますと、先のことをあれこれ考えすぎても、将来どうなるかは分からないということなんですね。在学中に自分の志望が変わるということもありますし、いくらこういう会社に入りたいと思っても叶わないこともあります。何気なく入った会社で思わぬチャンスにめぐり合うことだってあるのです。そして、その時に生かすことのできる実力が自らに備わっていてこそ、明るい将来が開けるものと私は考えます。 質問者さんが国文学を勉強したければそれもよし、フランス文学を勉強したければそれもよし。『好きこそ物の上手なれ』という言葉がありますが、好きなことにはどんどん積極的になれるものです。その分吸収も速いでしょう。「国文科よりは仏文科の方が就職がよさそう」などと考えるのはナンセンスです。就職に有利な学部学科を選ぶのであれば、文学部は非常に不利です。迷わず経済学部や法学部にしましょう。 ところで、国文学科に入っても英語は必要になります。海外の日本文学研究者の本や論文を読むこともあるからです。また、勉強内容の半分近くは古文や漢文の読解力が必要になることをご存知でしょうか。フランス文学科にしてもフランス語の他に英語の読解力は必要です。フランス文学者の友人によると、ラテン語の知識が必要な場合もあるようです。どちらも大変なように思われるかもしれませんが、私は考え方次第だと思うんですね。私ならこう思うでしょう。「どっちに進んでも様々なことを身につけるチャンスがあるんだ」と。 ご質問を読んですぐに思ったことを書き連ねたので、質問者さんの期待する回答とは程遠いものになってしまったようで、大変申し訳なく思います。しかし、自己分析をきちんとした上で自分で選べば、それで良いと思いますよ。最後にひと言。 人間 悩んでも 迷うな
お礼
そうですね!人生万事塞翁が馬ですね。納得です。 どちらも大変なら視野を広げるチャンスだと思ってがんばります。 umimarukun様、本当にありがとうございます。感謝しております。
フランス語をやっ多ところで、、、、。 失礼ながら、嫌な言葉ですね。大学で学ぶことは、本当は仕事や実生活に直接結び付かず、その人の人間としての質を高めるものでしょう。そういう意味では、フランス文学、日本文学、英文学など何れでも実際の社会生活(いわゆる会社仕事)では一把一絡げです。 何故、英語のディクテーションに対する訓練をされないのですか? 所謂、聴解訓練です。CDを繰り返し聴き、自分で音を出し、比較をする、などなど幾らでも手はありますよ。受験生の内に、帰国子女って何パーセントいるのですか? フランス文学をやったからといって、フランス語の専門家としての力があるとは、会社の人は考えないでしょう。フランス語を使う場で仕事をするには、学校以外の場で実践で鍛えるような努力を個人でされないと。 いずれにしても、弱気では一歩も先へ進みません。 ただ、フランスが好きなら徹底しておやりなさい。ミーハーでもよいのです。
補足
申し訳ございませんでした。フランスに興味はあるけれど、また新しくたくさん勉強しなければならないとしたら、その時間の分、今までかなりの時間を費やしてきた英語につぎ込んだほうが良いのではないかということを申し上げたかったのです。 また、フランスが好きだからといって、フランスに行ったことがないため単なる私のイメージへの片思いなのではないか?と思ってしまいます。
お礼
大変そうですね。趣味で良いかもしれません。また考えてみます。 ゼミだけでも取れそうでしたら、フランス語を覚えるよりもそちらのほうが簡単ですし。 ありがとうございました。感謝しております。