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フィルムカメラの存在意義

デジタルカメラが十分発達した今日、フィルムカメラに存在意義はあるのでしょうか? もちろん中判や大判フィルムによる豊かな階調表現や、粒子の細かい写真の美しさは厳然として存在し、今後も一定の存在理由を持ち続けることでしょう。ファインプリントの美術的市場価値は揺るぐことがないと思います。しかし小型の35ミリフィルムを用いたカメラの場合はどうでしょう?既に映像表現性能ではデジカメに凌駕されており、機械好きの好事家や、コンピュータ操作が不得手な老人の趣味の道具に過ぎないのではないかとさえ感じられます。 しかし世間は広い一方、個人の知識や情報は限られたものです。私には未知の偉大な才能が、あえて銀塩フィルムを武器として、35ミリフィルムカメラを用いて説得力のある作品作りをしているのかも知れません。そうした努力をされておられる写真作家や、その仕事ぶりなどをご存知の方がいらっしゃればご紹介いただきたいのです。具体的な内容のない、観念的な回答はご遠慮ください。よろしくお願いいたします

みんなの回答

  • mackid
  • ベストアンサー率33% (2688/8094)
回答No.8

>池本氏以外の5氏についてはそもそも既知でした。未知の写真作家で小型フィルムカメラを積極的に作品制作に用いている人物、そしてその作品が十分に写真史的価値を持ち得るもの 恐らく何十年も写真を趣味にされている大先輩の方だと思います。アマチュアレベルのコンクールなど無縁で、高名な写真家でも過去の人、巨匠であっても写真史的な価値無し、と断じるぐらいですから、プロの写真家か評論家の方も知れませんがあえて書かせていただきます。 既知だと回答になりませんか?  あなたがどの写真家をご存知かなど誰にも判りませんし、あなたがどのような物差しでその写真家に写真史的価値があるかどうか判断されているのかも判りません。 フィルム、デジタル両方に足を突っ込んでいても本人はフィルムの方により愛着を感じているかも知れませんが、実際にそう見えるかはどうかはあなたの判断基準で決まるのでしょう? >未知の写真作家で小型フィルムカメラを積極的に作品制作に用いている人物、そしてその作品が十分に写真史的価値を持ち得るもの、というのが私の知りたい内容なのです。 でしたら、あなたが知っている写真家の名前を挙げ、どのような人なら写真史的価値があるのかの基準をお示しにならないと、あなたが求める回答は誰にもできないと思いますが。 でなければ、挙げられた名前に一々論評を加えて却下するようなお礼・補足はおやめになるべきです。 あなたが満足しようとしまいと回答者は善意で回答しているのです。 知っているから回答に合わない、誰にも判らない自分の価値観に合わないから欲しい回答ではない、というようなリアクションはお礼として書くべき内容ではないと思いますしそもそも書く必要もないと思います。

noname#114356
質問者

補足

再度の書き込みに感謝申し上げます。 私としては国内の美術館やギャラリー、美術雑誌に紹介されにくい、主として新進の作家のご紹介を期待しておりました。最も手薄な部分ですので。自分が既知の写真家の方々の名前を全て挙げると、おそらく4000字の字数制限を突破します。現実的ではありませんね。 今回の件は、従来からある写真史的な物差しで俯瞰しているつもりです。今までの回答に出てきた作家で例えていうなら、森山大道と竹内敏信ですね。前者を取り上げない日本の写真史家はいないでしょうが、後者を評価するこの分野の専門家は少数、というか見たことがありません。これが基準です。自分だけの価値観、ではないつもりなのですが。 善意ある回答者のみなさんには感謝しています。残念ながらこうした問題について詳しい方はあまり閲覧されておられないようですね。今後の参考にさせていただきます。ありがとうございました

  • mackid
  • ベストアンサー率33% (2688/8094)
回答No.7

申し訳ありませんが私も#6さんと同じ意見です。フィルムにこだわっている写真家は知っていますが、あなたが認めなければそれは正しい回答ではない、すべて判断基準は自分にあるという姿勢に感じられますので書く気になりません。 ここは掲示板ではなく、質問に対して回答を得る場です。回答に対して反論すれば議論になりますが、ここでは議論は認められていませんし、自らの主張表明の場でもありません。 また補足欄は質問内容に欠けている情報を補完するための欄です。お書きの内容は補足欄の主旨から外れていますので削除対象になります。

noname#114356
質問者

補足

回答をお寄せいただき感謝します。先の補足(#6)に私の求める回答の条件は書きました。正しいか否かは分かりませんが、残念ながら現在まで私の求めている解答はいただけておりません。 回答に反論しているわけではないのです。投稿いただいたことはうれしいのですが、お礼するには不十分な内容であり、どう足りないかをご説明するため補足として書き込んでいます。私自身このサイトのレフリーを務めており、削除対象になるような内容ではないと思っています。運営者からの連絡もありません。 美術の一分野における写真は他分野同様、用いる道具の発達により表現の進化を続けています。特にデジタルカメラ関連の機材の進歩は近年著しいものがあり、大いに注目しているところです。こうした大きな動きがあるとき、回帰的・復古的な人々が現れることが多いように思われるのです。巷のカメラ雑誌にはクラシックな機種やフィルムを用いた写真の特集が組まれたりします。情勢としては面白い。しかし表現手段としてはどうなのか。過去の例でいえば、1932年結成のグループf/64は大判カメラを使う写真家が多かったことで知られますが、当時流行の絵画的写真への反論的な立場を持っていました。その搭乗の時期は奇しくも35ミリ小型フィルムカメラの台頭と重なります。面白い現象です。 現代は写真史においてはこうした変革のタイミングではないかと考えています。とすれば、デジタルカメラに背を向けて、小型フィルムカメラを表現手段とする作家が出てきてもおかしくはない。期待して待てど暮らせど、そうした才能が見当たりません。そこで皆さんのお知恵を拝借しようと思いつきました。残念ながら説得力あるご回答はまだ現れません。小型フィルムカメラは高級玩具に堕し、コンピュータに抵抗のある層がセンチメンタルに楽しむだけのモノになってしまったのでしょうか?私としては力強い反例が出てくることを期待してやまないのですが…

noname#80753
noname#80753
回答No.6

これは質問ですか?あなたの意見の表明ですか? フィルムを使って良い作品を作っている人は知っていますが、ここまでの応答では参考にしたいようには見えないので躊躇しています。

noname#114356
質問者

補足

回答ありがとうございます。 無論これは質問です。私の知識には限界があるので、広く皆さんにお聞きしたかったのです。現在まで7件の回答をお寄せいただき、具体的な写真作家は6名、森山大道、上田義彦、池本さやか、蜷川実花、梅佳代、竹内敏信の各氏をご紹介いただきました。 このうち池本氏のお仕事は今回はじめて知り、たいへん参考になりましたが、今回私が質問した内容に合致するとは思えませんでした。池本氏以外の5氏についてはそもそも既知でした。未知の写真作家で小型フィルムカメラを積極的に作品制作に用いている人物、そしてその作品が十分に写真史的価値を持ち得るもの、というのが私の知りたい内容なのです。残念ながらそうした方は簡単に見つからないようですが、もし該当しそうな写真家をご存じであれば、ぜひお教えください。よろしくお願いします

  • kuma-gorou
  • ベストアンサー率28% (2474/8746)
回答No.5

35mm判銀塩(EOS-1V等)がメインでは、竹内敏信氏ですね。 http://www.takeuchitoshinobu.jp/index.htm この、巨匠も貴方に言わせれば、「過去の人」ですか???

noname#114356
質問者

補足

回答感謝いたします。 竹内敏信さん、デジタルカメラを使い始めたのは比較的早かったはずですが? http://cweb.canon.jp/newsrelease/2006-12/pr-takeuchi.html デジタルカメラの性能向上とともに軸足をフィルムから移していっておられるという話を聞き及んでおります。巨匠かどうかはともかく、写真史に名前を残す方ではないですね。風景写真キレイですけれども

  • OldHelper
  • ベストアンサー率30% (761/2514)
回答No.4

質問者がどの程度の写真愛好家なのかはわかりませんが、 写真展などに応募する程度の愛好家なら、「デジタル不可」の 写真展がいまだに多く存在していることはご存知だと思います。 また、写真店に応募する作品は、自分でプリントしたものではなく、 「写真屋さんでプリントしてもらったもの」に限るという 写真展が大半だということもご存知だと思います。 デジタル写真を否定するつもりはさらさらありませんが、 美という観点からの写真は銀塩が圧倒的優位を占めているのが現状です。

noname#114356
質問者

補足

回答ありがとうございます。 デジタル不可の写真展があるとは驚きました。写真屋さんとタイアップしているのでしょうかね?生憎写真展に応募したことがないもので…。アマチュアレベルのコンクールなどにも無縁に過ごして参りました。「写真屋さんによるプリントに限る写真展」というのもまた、自己表現的には大きな足枷ですね。勉強になります。そういう展覧会とは無縁に生きていきたいものです。 美という観点からの写真が銀塩優位とのことですが、東京都写真美術館ではデジタルカメラ撮影作品のみならず、CG作品まで展示する状況です。「圧倒的」という論拠をお示しいただければ幸いです

  • umasou
  • ベストアンサー率0% (0/2)
回答No.3

No.1です。 現在も新作を発表し続けている作家を「過去の人」と呼ぶのは、どうかと思いますが、旬なところでは蜷川実花さんや梅佳代さんも35ミリフィルムカメラを使っています。(他のカメラも使っているかは知りません) ちょっと蛇足ですが、写真展で、ある写真家とお話する機会があったのですが、その方はデジタルが嫌いとかダメだとかは思わないが、今はフィルムの方が魅力的だという趣旨の事をおっしゃってました。 質問者さんは35ミリフィルムは「既に映像表現性能ではデジカメに凌駕されており」とおっしゃってますが、どちらも主観的な事なのではないでしょうか。 蛇足ついでに、推測ですが、森山大道さんが今デジタルを使っているのは、リコーに頼まれたからだと私は思います。 また、多くのフィルム機材が販売中止になっているのは事実ですが、3月に富士フィルムから新しいフィルムが発売になります。メーカーも需要がなければ新製品の開発などしないでしょうから、デジタル全盛のなか、フィルムを使うユーザは思いのほかいるのかも知れません。

noname#114356
質問者

補足

再度の回答感謝いたします。 写真史的には何冊写真集を出そうと、新たな境地を切り開かない作家は「過去の人」なのではないかと存じます。蜷川実花さん、梅佳代さんというと所謂ガーリーフォトですかね。手法は興味深いながら、撮影機材には左右されない作風なので、私が提起した「デジタルカメラとフィルムカメラが選択できる状況下であえて小型フィルムカメラを用いて作品作りをする」立場とはかけ離れているのではないかと思います。 デジタルカメラの性能向上は主観とは思いません。階調表現、高感度下での再現性など刮目ものがあります。何より報道や商業写真の現場で、小型フィルムカメラが駆逐されている現状がそれを如実に物語っているでしょう。 同時代の写真シーンは注意深く見てきたつもりです。過去、1920~30年代に「ライカ」という形で小型フィルムカメラが発表され、機動性のよさが生かされた写真が続々と制作されはじめたときに、かえって大型カメラのよさを追求した写真家が現れました。それと同じような現象がデジタルカメラと小型フィルムカメラで起こらないものかと注目しているのですが、なかなか大きな動きはないようですね。 富士フィルムにはたまたま身内がおりまして、内情を聞くことがあります。新型フィルム発表はともかく、数字は大層落ち込んでいるそうですよ

  • hayasi456
  • ベストアンサー率40% (2402/5878)
回答No.2

上田義彦氏 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/061005/index.html http://www.nhk.or.jp/professional/tool/061005/index.html 池本さやか氏 http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0605/12/news066.html そう言えば、数年前多くのコマーシャルフォトスタジオで何百万もする同じプリンターを使っているので何故かと思いあるスタジオで聞いたところ 「ある出版社がデジタルデータではなくそのプリンターで出力したプリントで写真を納品するように指定しているからだ。」と言っていました。 リバーサルフィルムが主体の頃はライトボックス色温度に規定があり共通の色、濃度などでフィルムから印刷をしていたところ、 デジタルになるとPC、モニターと言う規格が曖昧な色、濃度などで評価されたデジタル画像では印刷できない為、プリンターを限定し色、濃度などを統一したのだろうと、勝手に納得しました。 デジタル画像の厄介な問題 「カラーマネージメント」参考URL http://www.mitsubishielectric.co.jp/visual/cmf/ http://www.apa-japan.com/download/pdf/RGB2007.pdf 観念的な回答かも知れませんが、 芸術家(アマチュアも含めて。)は自分が表現したい作品に最も適した素材、媒体などを選びます。 それが鉛筆と紙であったり、カラースプレーと壁であったり 作品によってフィルムと印画紙を使う芸術家がいても不思議ではないでしょう。

noname#114356
質問者

補足

回答ありがとうございます。上田義彦さんはフィルムを使った作品作りをされておられますね。ただ、主たる作品は大判カメラによるもので、小型フィルムカメラによる制作は、ご家族を題材としたものくらいのはずと記憶しております。35ミリフィルムならではの特質を生かしている、とは言えないような気がいたします。 池本さやかさんはデジカメを使い始めておられますね。拝見したHPではむしろデジカメの面白さを語っているようで、自分の作品作りに用いるフィルムの話は少なく、こだわり具合がよく分かりませんでした。 そういうわけで、せっかく例を挙げていただきましたが、ご両者とも「デジタルカメラとフィルムカメラの両方選べる状況で、あえて後者を使う」という選択はされておられないようです。積極的に小型フィルムカメラを道具としてチョイスする理由が、最早希薄だからなのでしょうか?

  • umasou
  • ベストアンサー率0% (0/2)
回答No.1

有名どころでは、森山大道さんは今でも35ミリフィルムカメラを主に使っていると思います(デジタルも使ってますが)。 フィルムカメラの存在意義としては、 カラー/モノクロ、ネガ、ポジ、デジタルなど選択肢が多いほうがユーザにとってはありがたいです。 報道系、雑誌のグラビア等はデジタルに移行していると思いますが、 オリジナルプリントを販売している作家は私の知る限りにおいてはフィルムを使っている方がほとんどです。

noname#114356
質問者

補足

回答ありがとうございます。森山大道さんといえば70年代から活躍されておられる写真作家、ブレや荒れた粒子の写真が想起されますね。その一方、ご本人のサイトを拝見しますと、最近はデジカメ写真を積極的に取り入れておられるようで。 しかし残念ながらこの方の場合、有名な「野良犬」はじめ既に代表的な仕事は出尽くしていると思われます。「過去の人」ですね。私が知りたいのは、デジタルカメラとフィルムカメラが両方あり、かつ、性能的には前者が後者を凌駕しつつある今日、あえて小型のフィルムカメラでしか表現できない世界を切り開いている方が現在いるのか、ということなのです。オリジナルプリント販売をされておられる作家をご存じとのこと、具体的にお名前を挙げていただければ幸いです。 ユーザーの立場からは銀塩・デジタルと選択肢が多いに越したことはありませんが、現実には販売中止になるフィルム機材が相次いでいるようです。小型フィルムカメラは現状、コレクターや機械好きのオモチャに過ぎないのでしょうか?

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