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写真好きは高画質を求めていた?
写真愛好家が使う様なデジタル一眼クラスになると、フィルム写真よりも見えない所まで写ると思うのですが、このある意味ヌルっとした精密なCGの様な、または8K映像からコマ出しした様な描写は写真好きが求めていたものなのでしょうか? 中判や大判カメラの高画質とは質が全く違いますよね。 RAW現像でシャープネスを落としたり粒子を追加したりする行為も考えると劣化させている訳で興味深い。
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程度の問題だと思います。地上波のテレビ放送で言えば、走査線が525本のアナログ放送から1125本のデジタル放送に変わった際には「高画質ですばらしい」と多くの視聴者が感動して歓迎しましたが、これが2Kから4K、さらには8Kと際限なく進むのが良いかと言えば「そこまでは不必要だ」と感じている視聴者も多いでしょう。 それ以前のアナログ放送時代に、テレビの動画撮影がフィルムからビデオに移行した際でさえ、知人のテレビカメラマンは「フィルムでは写りにくいものをどうやって写すか苦労したが、これからのビデオ時代には写りすぎるものをどう写さないかで苦労するようになる」と語っていました。情報が多い分だけ「見るときれいだが疲れる」場合もあるように感じます。 写真も同様で、「写真好き」はある程度までは高画質を求めますが、際限なく進むことまでは求めない人も多いでしょう。どこまで必要かは、その人が好む被写体や作画意図にもよるので一概には言えませんが。また高解像度の元の画像から低解像度にする加工はできても、その逆は困難なので、メデイアやストレージの価格が低下した現在では、ある種の保険として「とりあえず高画質」というケースも多いと思います。アナログ(フィルム)とデジタルの映像の質感の違いは元画像では確かに存在しますが、画像の編集加工技術が進めばどう感じるようになるかわかりません。 余談ですが、「昔の写真は低画質で時代が進むに連れて高画質になっている」という一般の人の常識は、必ずしも正しくはないようです。フィルム以前には感光素材としてフィルムよりずっと大きなガラスの乾板、それ以前にはガラスの湿板が大型の写真機で使われていました。幕末から明治のはじめに撮影されたガラスネガをデジタルカメラで拡大接写したところ、驚くほど細部まで写っていて情報の宝庫であることが判明しました。当時はガラスネガから密着焼きを作っていたので、写真を見ただけでは高画質(高解像度)であることがわからなかったのです。150年前の撮影の画質(解像度)も決して侮れません。 不明だった写真の撮影場所が、ガラスネガを拡大してみたら町名が書かれた木の札が写っていたために確定できたとか、当時にも相合い傘の落書きが存在していたとか興味深いエピソードがあり、写真集も出ています。(「 高精細画像で甦る150年前の幕末・明治初期日本 ブルガー&モーザーのガラス原板写真コレクション 」東京大学史料編纂所古写真研究プロジェクト編)
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No.2です。 写真はともかく、映画は現在も「低画質」ですよね。 ドラマだと水戸黄門が高画質になった当時は不評を極めましたが、今は時代劇も高画質で違和感なくなりました。 高画質の方がそれ自体は当然いいものなので、結局のところ慣れなんだと思います。 時代は止められないということだと思います。 求められないものは生まれないので、求めていたのだと思います。
- HAL2(@HALTWO)
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高画質感と高解像度、或いは高画質と Data 量の大小とは違うと思います。 ……とは言え、以前に「RAW よりも現像 (調整) 後の JPEG の方が高画質だ!」と主張したら惨々に叩かれましたけど(大汗)。 私は Audio 趣味もあるのですが、Audio Mania の中には (と言うより、多くの Audio Mania は) Microphone や Speaker System の性能を無視して低 Noise 低歪み Wide 周波数 Range を追い求めます。……Musician には物理計測性能では低性能の真空管が未だに愛好されているのですが……(^^;)。 私は Audio 趣味を「聴く人 (つまり私) が最も感動する音色に調整した System の音が最高」だと思っているので、物理計測性能はあまり気にせずにアレコレとイヂリ回します(笑)。 Camera も同じで、最も感動する画を得られる写り方をしてくれる写真が一番だと思っていますので高画素 Sensor や低収差 Lens には興味ありません。 ……と言うより、高画素 Sensor や Lens 枚数の多い低収差 Lens は嫌いです(^^;)。 ……とは言え、私は高解像感派で、LPF (Low Pass Filter) かかりまくりのヌルい画は Unsharp Mask や Sharpness をかけて Edge を立てがちな癖があり(^^;)「>8K映像からコマ出しした様な描写が好きなのか?」と問われれば「そうかも知れないm(_ _)m」と思ってしまいます(^^;)。 Lens 枚数の多い Lens も何だか大気感が抜けて平面的になるような気がして好きになれません。 ……尤も私が使用する 10 枚 Lens 構成以上の Lens なんて妥協の産物である Zoom Lens だからなのでしょうけれど(^^;)。 安物 Lens では中古の Tessar と Industar の収差の揺らぎが返って厚みのある大気感を感じさせてくれるが好きですし、Tessar は (特に Monochrome では) 陽の当たり具合で寒暖の違いが解る大気感を醸し出してくれながらもちゃんと解像感も得られるのが好きです。 ……とは言え Macro Lens や望遠 Lens ではカリカリの高解像度で撮ってから修正する方が楽だし(^^; 滝汗)……。 >RAW現像でシャープネスを落としたり粒子を追加したりする行為も考えると劣化させている訳で興味深い。 <まぁそうなんですけれど、LPF による劣化もかなりのものですよ(^^;)。 LPF なしで撮って Color Balance と色温度を露出 (High/Low Tone Curve も) 整えたら Resize と Blur で Moiré を消して Unsharp Mask で Edge を立てて……いやはや Digital ならではの弄り回しを愉しんでます(^^;)。 素敵な Camera Life を(^_^)/
お礼
オーディオ好きでしたか。 ローパスフィルターの話を聞いて、以前使っていたWadiaとEsoteric共作のX-10wを思い出しました。あれもダイレクトな回路がウリでした。 私も最近まで高解像度ワイドレンジ主義でしたが、今はスマホとカナダのネットワークスピーカーをWi-Fi経由で聴いています。価格的に中域しか出なくてモノラルなのですが、昔の音源はワイドレンジだと違和感を感じていたので、仰っている意味が理解できました。
- goodmorning11
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RAWは画素が6000万とかあるのでそこからJPEGにかえると1200万位まで減るのでなんだかんだで劣化ですよね。 フォトショでRAW現像を見ちゃうともう科学技術のおかげと言えるほど精細に被写体を捉えているので、フィルムには戻れないと思います。 もはや写真の美しさではなく、その後の編集された写真の方が視聴者は好むようになってきていると思います。 カメラマンの技術は必要なく グラフィックデザイナーの腕の方が重要になってきている。 中高生がiPhoneで撮った写真とプロカメラマンが撮った写真の差はもはやありません。 差がつくのはフォトショやライトルームでの編集加工技術ですね。
方向性によるかと。風景とか人物とか、芸術性や被写体によっては「低画質」でないとだめな場合もあるでしょうが、例えば昆虫写真なら高画質が欲しいとか、表現の幅を広げるのに高画質化はありだと思います。 分野によっては求められていると思います。
- sonomamadeii
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写真愛好家ならフィルム写真かな。
お礼
実家を整理していた時に出て来た戦前の写真は確かに下手な写真より良く写っていました。カメラが高級だった訳ですね。 一方、高度経済成長になって安価なカメラが出てくると、場合によっては昔よりも低画質な写真になってしまったり。スマホやデジカメも登場当時はそうでした。 大判カメラなら正に空気まで写ったでしょうね。 ちなみに私はアニメの撮影監督でしたが、フルHD程度でもマシンスペック的に大問題でしたね。多くの撮影会社が作業自体はフルHD以下で作業して最後に引き延ばす事をしていました。今でもまだあるかも。しかもそれに加えて少し画面が甘くなる処理を入れたりノイズを加えたりします。パキパキに見え過ぎるとおかしいんですね。