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ABCモデルと器官の増減について
現在花器官に関して勉強中なんですが、分からないことがあるので教えてください。 たとえばシロイヌナズナにおけるホメオスティック変異体ですと、 ・classA変異:心皮+雄蕊 ・classB変異:がく片+心皮 ・classC変異:がく片+花弁 となるのは分かるのですが、たとえば、花器官のうち一枚の花弁が雄蕊に変わったり、あるいは雌蕊だけないというのもこのモデルで説明できるのでしょうか。それともCLAVATAとかWUSCHELなどの変異によって説明がつくのでしょうか。。。 花器官形成関連の本を読んだのですが、どれも大規模な変異で(花弁が全部欠損してるとか)、こういった小規模な変異に関しては取り上げられていなかったので…ご存知の方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。
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- tomi-chan
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回答No.1
こんばんは ABCモデルは「モデル」です。実際の組織形成には、複数の遺伝子、転写因子、細胞間コミュニケーションが関わっているはずです。 CLV3はアポプラストを移動してCLV1と相互作用する可能性が高いです。また、CLV1は、未同定ですが、WUSへ至るシグナルカスケードの受容体と直接的に相互作用する可能性が示唆されております。 したがって、CLVおよびWUSによる細胞間コミュニケーションの部分の違いとして、花弁のうちの1枚だけが奇形を呈している例を説明することは可能です。 少し古いですが、細胞間コミュニケーションについて、良い参考になる書籍をご紹介します。 ISBN4-87962-213-3