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静電気除去の腕輪は有効か?
昨今、薬局やハンズなどでこのシーズンになると腕にはめるだけで 静電気を放電するというグッズが売り出されています。 今の流行はゴムのような素材でできたもののようですが、実際にこれで 静電気が放電するものなのでしょうか? 放電するならばどのような機序かと思い物理カテゴリーで質問させて いただきました。ご教授よろしくお願いいたします
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この場合の静電気は二種類有りますので順を追って考えます。 まず体と大地間の静電気・・・これは靴が濡れていれば共に良導体である人体と大地が接する訳ですから電荷は一瞬で消えますね。 仮に靴が完全な絶縁体だとして腕輪からどこへ静電気が逃げるかですが空中でしょうか。 腕輪が良導体なので空中に逃げると言うなら人体も立派な良導体ですから空中に露出している部分、特にとがった部分から逃げますので腕輪は意味が有りません。しかしまあ空気はきわめて高い絶縁体ですから空中に逃がすのは非常に難しいです。 次に体と衣服の間の静電気・・・絶縁体である衣服と良導体である人体の間に発生した静電気を逃がすには衣服そのものを良導体に変えるしか方法はありません。濡らせば簡単ですが当然腕輪は何の意味も持ちません。 典型的なナンチャッテ商品だと思いますね。
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静電気のバチッという放電で指などが痛いということを避けたい なら、エレベータ入り口や自宅入り口等の場合は、手のひらを建物 の壁に数秒間つけて、体の静電気を逃がすと、放電をさけられるそう です。 (情報出展:NHK総合TV ためしてがってん。) 自動車のドアでの放電を避けたいなら、地面に手のひらをつけてから ドアを開ければ大丈夫かも。(これは確認していません) 腕輪の効果は試してみればわかるでしょうが、高価なら 買うほどの価値はないし、邪魔ではないでしょうか?
- semikuma
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20年くらい前だったと思いますが、「ゴルフがうまくなる腕輪」として、金属環に小球のついた腕輪の宣伝が新聞にでかでかと載っていたのが最初だと思います。 いわく、人間の筋肉は微小な電圧で動くから、静電気による妨害を除去してゴルフがうまくなるのだそうです。 ある程度の年代以上の人なら、ハインリヒ・ヘルツが電磁波の存在を実証したときの受信リングを持っている絵だか写真だかを見たことが一度はあると思います。 この腕輪も、その受信リングそのままでした。 http://www.geocities.jp/hiroyuki0620785/k3dennjiha/hzexpdenjiha.htm その後、小球では意味がなく放電させるなら先端が尖った方がいいという中途半端な科学的知識により、尖ったギャップを持つプラスチック腕輪に形を変えました。 ヘルツの実験では、高周波をリングが受けて小球の間に電圧が発生するので放電が生じますが、人間の体は良導体であり、静電気は交流ではありません。 即ち電圧は発生しないし放電も起こりません。 冬の間に体にたまる静電気を除去するには、No.1のように大地との間に導通させるのが最も有効ですが、皮膚を揮発性の液体で湿らせて空気に放電させるのも多少は効果があります。
- debukuro
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放電はしないでしょう 体と着衣の間を電気的につないで電位差を失くすという考えだと思います 体と着衣の間の帯電には有効かもしれません 体と大地を導通させておかないと静電気は除去されません 帯電防止靴というものがあって導電性の靴底と足を導通させるための釘があるのです 釘の頭が足の裏と接していて体の電気を靴底に逃がすようになっているのです