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宗教からの自由とは?

「宗教の自由」について調べていると、「宗教からの自由」(freedom from religion)が出てくるのですが、宗教からの自由とは何でしょうか? あらゆる宗教を信仰しないこと(無宗教)や、国教と定められた宗教による習慣に従わないことは宗教からの自由になるのでしょうか? それとも、あくまで政教分離原則を意味する言葉なのでしょうか? ご指導よろしくお願いします。

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  • potachie
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回答No.2

「宗教行為を行わない」というのは、信教の中での選択の自由の場合もあれば、宗派の流儀/強制の場合もありますよね。ある宗教のある宗派、ある地域の人は、本来の宗教行為が省略や緩和をされていることがありますが、それも宗教のひとつでしょう。 日本人の多くは、葬式やお盆は仏教徒で、結婚式やクリスマスなどはキリスト教の宗教行為を行い(クリスマスは厳密には欧州古来の宗教行為ですが)、その上で儒教や神道の宗教行事もやっていて、宗教からの自由というよりも、信教の自由を満喫しているように見えます。野球とかお花も宗教じゃないかと思うときもありますしね。 また、私自身は、無信教は宗教だと思いますよ。 「宗教からの自由」とは、自分自身が何に所属しているか、それ自身がない、もしくは宗教以外に属していることそのものを指すと見た方が良いです。 宗教的・人種的・民族的な弾圧を受けた人々が、宗教を隠すもしくは、その子どもたちに、自信の宗教を伝えないという現象が、ユダヤ人や日系朝鮮人の人たちに見られますが、こういうのは「宗教からの自由」と考えますか? 考え方・受け止め方によるのだとは思いますが、お話にあるような宗教的しがらみからの解放というのは、どの宗教でも見られる現象で、これ自身は、宗教そのものからの自由という話と比べると、あまり本質的な話ではない気がします。

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その他の回答 (1)

  • potachie
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回答No.1

江戸時代の人別帳や、フランス大革命を調べてみられると良いですよ。 日本でも西洋でも、つい100年ちょっと前までは、戸籍というのは、お寺や境界が管理していて、ごく普通の人々は、国家というものよりも、宗教に所属することで、日常生活の所属が決まっていました。 ここでは、「無宗教」というのは、無宿人や、ヤクザ、ジプシー、魔女など、社会から離れて生きていくことを意味していました。 「無宗教}=「社会的な死」を意味していました。特にそれだけで、法的な保護の外、というよりも、犯罪者扱いになるので、サバイバル的でないほとんどの人にとって、「無宗教」=「本当の意味の死」でもありました。 フランス大革命の本質は、人々の所属が、教会から国家に移ったことにあります。日本では、明治維新で同様のことが行われています。

Antoinette
質問者

お礼

ありがとうございます。 例えば、宗教的行為を「行わない」自由は「宗教からの自由」になるのでしょうか?例えばイスラム法に基づく国に住む女性がスカーフを「被らない」自由は「宗教からの自由」なのでしょうか? スカーフを被るか否かぐらいならば良いのですが(軽んじているのではなく、身体に傷害を受けないという意味です)、例えば性器切除であったり、名誉殺人であったり、など宗教に限らず地域的な文化の中には命に関わるような行為がありますが、それを行わないのは宗教など「からの」自由になるのか、あくまで「選択」の問題なのか、気になったのです。

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