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竜王戦第4局 127手目での負けの理由とは?
- 竜王戦第4局の127手目で羽生挑戦者は▲38金で負けてしまいました。
- 竜王戦の中継サイトの記述では▲47飛なら勝ちとありましたが、検討では▲47飛でもはっきりしないと書かれています。
- 先手がうまくない理由があるのか、皆さんの意見をお聞かせください。
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質問者が選んだベストアンサー
こんばんは! 126手目△89飛の局面です。手番は先手ですが (1)後手王には詰みがありません。 (2)▲98香と受けたいところですが,後手から△49飛成と銀を取る手があります。 (3)▲47飛や▲38金は飛車が王様に近すぎてうまく行きません。 ご質問者様の▲47金は36桂にヒモをつけていますし,以下,▲89飛までの一直線となり,双方入玉で,駒数で勝つか,悪くても引き分けが狙えます。この将棋は1分将棋なので,持ち時間の状況を考えると,▲47金が最善手かと思います。 ただ,126手目までの棋譜を並べると,先手は寄せて勝つ方針できており,その証拠が▲49銀の入玉阻止のための駒の配置です。 それで,私から▲47金の素晴らしい手のほかに,寄せを狙う展開を引き継いだ手で▲41飛成を提案いたします。以下,△99飛成▲98桂となりますが,△49竜には▲47竜以下詰みです。生飛車より竜の方が威力が違います。▲41飛成以下いろんな変化があります。変化を調べているうち訳がわからなくなり止めましたが,私の実戦で秒読みだったら,たぶん指したような気がします。 ▲47金は負けない手です。良い手ですね!座布団10枚です!
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- dai-majin
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1八金が盲点でしたね。 3八金以下の打ち歩詰めが頭にあったので すっかり抜け落ちてました。 システム上差し上げられませんが 心の中で20点差し上げます。
お礼
20ポイントはもちろん冗談なのでお気にになさらないでください。 ところで質問とは全く関係ありませんが、今から10年ほど前に初期の通信将棋対戦サイトのNSN(日本将棋ネットワーク)というところで「大魔神」というハンドル名のたいへん強い方がいらっしゃいましたがなにか御関係がおありでしょうか?
- ADATARA
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NO3です。詰みですね。 47金 28王 25飛に27桂合いで 同飛 同王ならば,以下,18金 26王 17金 35王 27桂 45王 57桂のような手順で詰みます。 ▲89飛の手順は,本譜より先手が大いに有望なので,対局者に聞いてみたいところです。
お礼
他にも127手目▲38金とした後、△36玉に対して129手目で羽生挑戦者は▲46金と打ってしまい、これは打ち歩詰めで寄せが無くはっきり負けになったと思うのですが129手目▲41飛成ならぼくには渡辺竜王がどうやれば勝ちなのかわかりません。 とにかく謎が多い将棋です。この将棋が将棋世界で取り上げられるのは来年と思いますが、待ち遠しいです。待ち切れないのでここで聞いてみたりしています。
補足
それでは仕切り直しで127手目▲47金とした棋譜をアップしますので、改めてこの局面の形勢など皆様のご見解を質問させてください。 先手:羽生善治 後手:渡辺明 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △7二銀 ▲3八銀 △3四歩 ▲9六歩 △9四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲2七銀 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛 ▲3六銀 △5二玉 ▲7六歩 △7四歩 ▲2二角成 △同 銀 ▲8八銀 △7三銀 ▲7七銀 △6四銀 ▲4五銀 △7五歩 ▲5六銀 △3三銀 ▲6六歩 △4四銀 ▲6七銀 △7二金 ▲6八玉 △7三桂 ▲5八金 △3三桂 ▲7九玉 △7六歩 ▲同銀右 △5五銀左 ▲7五歩 △9五歩 ▲7四角 △8八歩 ▲同 玉 △8三金 ▲9五歩 △7四金 ▲同 歩 △同 飛 ▲7五歩 △8四飛 ▲6七金右 △7四歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲7五歩 △同 銀 ▲同 銀 △同 飛 ▲7六銀 △7四飛 ▲7五銀打 △4四飛 ▲7四歩 △4七飛成 ▲2四歩 △同 歩 ▲7三歩成 △4九龍 ▲2四飛 △2三歩 ▲3四飛 △4四歩 ▲7九歩 △4三玉 ▲3五飛 △4五銀 ▲5六金 △7七歩 ▲同 桂 △3四歩 ▲4五飛 △同 桂 ▲5五金 △2八飛 ▲3六桂 △7八飛成 ▲9七玉 △5七桂成 ▲4四金 △同 龍 ▲5二銀 △5四玉 ▲7八歩 △4九龍 ▲6五金 △4五玉 ▲4四飛 △5六玉 ▲4九飛 △4八金 ▲3八銀 △4九金 ▲5五飛 △4六玉 ▲4九銀 △4五金 ▲4七歩 △同成桂 ▲4八歩 △3七成桂 ▲同 桂 △同 玉 ▲4五飛 △8九飛 ▲4七金 △2八玉 ▲2五飛 △3九玉 ▲3八金 △4九玉 ▲2九飛 △3八玉 ▲8九飛 ぼく自身のこの局面の形勢判断ですが、このままだと▲39飛で詰みなので後手はなにかこれを防ぐ必要があります。そこで先手は飛車を打ちこんで91香を取れそうなので入玉は間違い無いと思います。▲39飛を防ぎながら73との取りを見せる△28角なら一旦▲63銀成としておきます。これは金か銀が入れば39打って1点の損で89飛を助ける手ができます。まあ、なんだかんだわけがわかりません。それで質問しました。
- ADATARA
- ベストアンサー率43% (583/1345)
NO3です。 ▲25飛△27桂合▲同飛△同玉で詰みませんね。てっきり詰むと思って,▲89飛以下ばかり考えてました。でも,詰みそうに見えたので,錯覚しやすい局面だと思います。
お礼
No.1、No2のdai-majinさんもそうですが、ほとんど並べ詰みだと思ったので詰めの手順は書くまでもない、と思ったんですが、▲18金から▲17金が何か盲点なんでしょうか?
補足
No.2の補足に書きましたように簡単な詰みです。
- ADATARA
- ベストアンサー率43% (583/1345)
こんにちは! ▲47金とすれば,以下,△28王▲25飛△39王▲38金△49王▲29飛△38王▲89飛までは必然の手順ですね。△39王に▲98玉としても△49飛成なら▲29金のとん死がありますが,冷静に△88歩とされると先手がまずいので,金銀と犠牲にして▲89飛と後手の飛車を抜くところまでは一本道です。 その後の展開では,△28角と攻防手を指して,▲63銀成に,△68金と指すところでしょうか。△68金の狙いは,次に△78金▲59飛△68角▲53飛成△77角成です。そこで,△68金には▲86玉あたりが一般的でしょうが,△78金以下,▲59飛△68角▲53飛成△77角成▲85玉で双方入玉となります。先手が最悪で持将棋,その後の局面を検討してみると,駒数で勝てる可能性が高いです。 △78金としないで△58銀と重い手があります。次の△78金を狙った手です。これには,▲88飛としてこれも双方入玉ですね。 結論として,▲47金は充分ある手だと思います。残り1分しかない状態での▲38金でしたが,結果として▲47金としていれば先手が勝った可能性もあり,少なくとも負ける将棋ではなかったと思います。 ▲38金が本スジに見えますし,プロ感覚では浮かびにくい△47金だったのかもしれませんね。
お礼
結果は89飛は生還できるかどうか、後手が入玉を確定できるかどうか、駒の点数がどうなるかだと思いますが、微妙なところですね。
- dai-majin
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2七桂、同飛、同玉の後の詰み手順を教えていただけますか? 3七金打は2八玉で、1七金は2八玉、1八金、2九玉で王手が続きません。 3八金はちょっと手順が長いのですが 2六玉、3七金上、3五玉以下打ち歩詰めになってしまいそうです。
お礼
詰め手順は補足に書きましたが、こんな詰めの手順まで補足していたのでは、どちらが回答者か分からなくなります。一応ぼくが質問者でdai-majin様が回答者なので。 ぼくに20ポイントください!! (冗談です)
補足
▲47金△28飛▲25飛△27桂▲同飛△同玉とすると ▲18金△16玉(△26玉)▲17金△25玉▲37桂△35玉▲27桂まで簡単な詰みです。
- dai-majin
- ベストアンサー率40% (4/10)
2五飛車に2七桂合で後の変化は? 3八金は1九玉、1八金は3九玉で王手が続かないと思うのですが。
お礼
補足の補足です。 > 3八金は1九玉、1八金は3九玉で王手が続かないと思うのですが。 これは△27桂の時という意味だったのですね。補足で書きましたとおり△27桂は▲27同飛でだめなので△39玉▲38金△49玉▲29飛△38玉▲89飛までは必然になります。
補足
> 2五飛車に2七桂合で後の変化は? ▲同飛です。△同玉は詰みなので△39玉の一手となり、同じように▲38金で飛車を抜くことになりますが桂を損しただけです。 > 3八金は1九玉、1八金は3九玉で王手が続かないと思うのですが。 ▲38金の時、玉は39にいるので19にはいけません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 土壇場にも関わらず、難解ですごい将棋だったと思います。 最終的には1月発売の将棋世界2月号の解説を待つことにします。 お付き合いくださりありがとうございました。
補足
▲41飛成というのは127手目から実戦の129手目で▲41飛成ということですね。この手はぼくも気になっています。ぼくも頭が混乱して訳がわからなくなっています。終盤の土壇場でもこんなに難しいなんて、すごく難解な将棋だったんですね。自分で研究して結論を見つけようと思っていたんですが、最近はあきらめの気分です。来年の1月発売の将棋世界を楽しみにしています。