こういう話題は今に始まった話ではありません。
今は動画、youtubeが話題になっていますが、2000年頃には動画はまだインターネットで取り扱われていませんでした。
その頃にネットでMP3ファイルとして音楽ファイルのやり取りがされはじめました。
少なくとも日本のメーカーはその状況に危機感を覚え、コピーコントロールCDを導入しました。MP3にできないCDの発売です。
時期を同じくして90年代はX00万枚CDが売れていたのに、売れなくなってきました。メーカーはMP3ファイルの流通の影響、と考えましたがある学者はMP3の共有はCDの販売に影響はない、という論文を発表しました。逆に良い影響があると言いました。
また別の人はCDが売れない理由は携帯電話の普及、と言いました。携帯電話が普及し、若い世代がCDにお金を使わなくなった、と。限られた小遣いを携帯料金に使うようにシフトしたため、という意味です。
2004年頃でしょうか、コピーコントロールCDの導入を各レコード会社は廃止しました。少なくともコピーコントロールCDの導入によってCDが売れるようになったわけではなく、さらに廃止しても売り上げに影響がないと判断できたからです。
今度はそのころから携帯の着うたサービスが始まりました。中高生は携帯で音楽を購入するようになりました。今では歌番組に出演するアーティストのふれこみが「新曲発売から1週間でXX万枚」ではなく「XX万ダウンロード」と表現されています。10代の多くは携帯で音楽を「買います。」
以上がインターネットの普及後のCD(音楽)の流通の変化です。90年代に比べればCD市場の総売り上げは確実に下がっています。
どこのレコード会社もCDは売れないことを理解していますし、着うたや映像コンテンツなどに方針をシフトしています。
あるレコード会社の代表は音楽コンテンツ自体は近い将来タダになるだろう、と予測しています。
日本ではCDの価格は一律です。再販防止法という法律のために価格を好きに設定できないのです。これによりCDが売れた時代はとても儲かりましたが、今は逆にこの法律のせいで他の媒体の音楽コンテンツと価格競争、価格調整できないのが現状です。衰退の一途ですね。
前置きが長すぎですが、
>CD市場が成り立つのはなぜでしょうか?
成り立つ、とはいえない状況だと思います。でもネットの普及だけがこの状況の要因とは言えません。テレビの視聴率の低下は動画共有サイトの普及が要因ではないように、もっと別の多くの複数要因があると思います。
今は変化の時期ですから過去レコードから撤退したように、近い将来にはCDの発売を各社撤退する可能性は大ですね。
>環境が設備されているのは何故ですか?
パソコン、ネットの普及に法律(整備)が追いついていないため、です。
youtubeもニコニコ動画もCravingExplorerも違法サービス、ソフトではありません。
ただ、CDなどのコンテンツ販売の妨げになっているサービスなどとは言えるでしょう。でも逆にアーティストのプロモーションの場ともなっており、コンテンツ販売にポジティブな影響もあるとも言えます。
お礼
回答ありがとうございます。 こんな歴史背景があったんですね。 よくわかりました! 本当、将来どうなるのでしょうね。 貴重な意見ありがとうございました!