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認知症の人々を支える人たちは
大谷るみ子さんのような認知症の人々を支える人たちは、どのような心理状態、精神状態なのでしょうか? よろしくお願いします
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10月に開催された奈良の全国研究集会で長谷川和夫先生の講演を聞きました。その中の「認知症ケアの極意」10か条が介護中の方々に参考になると思われますので、紹介いたします。 「認知症ケアの極慧」~臨床の揚面や認知症のご本人と家族から学んだことを中心に~ 認知症介護研究・研修東京センター長 認知症の人と家族の会 顧問 長谷川和夫 1.介護を自分一人でかかえこまないこと。 24時聞365日の介護は一人ではできません。複数の介護者で行うこと。公的な介護支援サービスを利用すること。「家族の会」による相談や支援を利用することにつとめましよう。 2.認知症を知ること。知識はカです。 なるべく早く診断を受け、認知症の原因疾患を知ること。そして認知症のご本人について、どんな体験をもっているのか、どんなことを望んでいるのかを知ることが大切です。 3.がんばらないこと。ゆとりをもつこと。しかし、あきらめないことです。 毎日のくらしを続ける上で、完全主義を目標にしないで、たとえば70%できればよしとしましょう。大変な状況にぶつかっても、長くは続きません。あきらめないでください。 4.健康を保つことは第1に大切。 バランスのとれた食事、充分な睡眠、そして休息をとりましょう。明るい気持ちをもつことに工夫をして、つとめて笑ってみてください。 5.ご本人の不安を和らげること。 認知障害があると、不安や孤独感等に苦しむことがあります。その心情を理解して温かい微笑、まなざし、そして言葉かけ等が大切です。 6.ご本人のぺ一スに合わせてゆっくりと話すこと。働きかけもゆっくりです。 認知カが低下すると、思考のスピードが遅くなったり、タイミングの取り方がうまくいきません。生活のテンポを合わせることは、時に大変ですが、この方がうまくいくことがあ ります。 7.目を見て語しかけること。 認知症になると言葉によって自分の考えを伝えることは難しくなります。目線を合わせて話すことが大切です 8.穏やかな気分で接してゆくことが基本です、 認知カが低下すると和やかとか、穏やかさ、ゆさしさ、愛し愛される等、感情の働きが人と人との絆を作ります。あたたかいムードやフィーリングが大切です。イライラした気持ちは、すぐ相手に伝わります。 9.聞くことを大切にしましょう。 私たちは、何か伝えたいとか、言いたいことを優位にします。早く終わらせたい気持ちがあるからでしょう。ご本人は何か言いたいのかもしれません。 待つこと、そして聞くことです。 10.間違った言動はまず受け入れてみること。 認知症の人は、暮らしをするうえで、何とかしようとか、こうしたいという想いがおこります。そして認知カの低下のために間違い行動になってしまうのです。何故なの?ときいてみましょう。ご本人の想い(メッセージ)を理解してみましょう。
お礼
僕は学生ですが、今後の役に立てていきたいと思います こういう人たちはどういう気持ちなんでしょうか? ありがとうございました