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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:温暖化対策の結果生じた余剰燃料の処理法)

温暖化対策の結果生じた余剰燃料の処理法

このQ&Aのポイント
  • 温暖化対策において燃料の需要が減少した場合、石油精製過程で余った燃料成分を石油化学原料に転換することは可能でしょうか?
  • この転換により、原油消費総量が減り、プラスチックおよび燃料の燃焼によるCO2の発生量も減少すると考えられます。
  • 専門家の方に教えていただきたいのですが、現在のプラントでは転換が難しいですが、将来的には可能性があるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • cat-food
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回答No.2

No.1です。すみません。ナフサの不足対策の方に話が偏ってしまったようです。 C重油やアスファルトについては、実は今でも余り気味ですが、これは地球温暖化対策というより、C重油の需要が原子力や石炭、天然ガスに置き換わったためです。しかし、日本のほとんどの石油精製工場には分解装置があって、これで重油やアスファルトを分解してLPGやガソリンなどを作っています。この分解装置のおかげで重油やアスファルトが余ったからといって捨ててしまうということはありません。分解してできたLPGやガソリンは石油化学原料に使うこともできます。 石油から取れるガソリンや灯軽油、重油の量は決まっていて、量の調整はできないというようなウソがまかり通っているようですが、実際は分解装置のおかげで調整は可能です。 ただし、全体からみるとわずかですが分解装置でも分解できない超重質な成分が石油の中に存在します。今後、地球温暖化対策が進んでC重油の需要がゼロに近づくと、この超重質成分の処分が問題になります。この対策として、石油会社ではコークス化装置やガス化装置の導入が検討されていると思います。 コークス化装置は超重質油を分解してガソリンとコークスにする装置で、コークスはセメント原料やアルミ精錬用に使われます。ガス化装置は、超重質油をガスにする装置で、発生したガスは発電に使われるほかに、合成燃料や水素、アンモニア、メタノールなどの合成に使われます。 少なくとも日本では重油が余ったからといって、ため池にためることは物理的に不可能ですので、何らかの対策がとられるでしょう。外国でもため池にすることは不可能ですが、米国ではコークス化装置ができるまで重油をプールにためていたことがあるそうです。(ただし一時的です) なお、余談ですがガス化装置の原料は超重質油に限らず、廃木材や稲わらなどのバイオマスを使うこともできます。この技術が確立すればバイオマスから合成燃料や燃料電池用の水素ができることになります。

finemornin
質問者

お礼

cat-food様 IQサプリではないけれども、 スッキリ、スッキリ(×5回ぐらい)です。 具体例をあげて頂いて、目からウロコ。 ありがとうございました。 feelevergreen

その他の回答 (1)

  • cat-food
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回答No.1

温暖化対策で燃料の需要が減ったら余剰となった燃料成分はどうするか? 非常に簡単です。化石燃料は油田や、炭田から採掘されます。余剰になれば採掘しないだけです。これがCO2削減の目的ですから。 原油の処理量が減ると石油化学原料のナフサの生産量が減ってしまうと心配されているようです。実は現状でも日本ではナフサが足りず、国内生産と同じくらいの量を輸入していますので、足りなくなれば輸入量を増やすことで対応することになるでしょう。輸入できないほど不足した場合は、余ったガソリンや灯油を石油化学の原料にすることは十分可能です。現在の設備でもそのまま、あるいは若干の改造程度で可能だと思います。実際、中国では大量の灯油が石油化学原料に使われています。 日本の場合、原油のうち石油化学に使われる量は10%程度しかありません。石油会社がこの10%しかないナフサの需要にあわせて必要以上に原油を輸入して、余った燃料を捨ててしまうなんてことはありえません。燃料の需要にあわせて原油を輸入し、ナフサが足りなければ輸入するのです。輸入ナフサで対応できないくらい不足した場合は、ガソリン、灯油を使うなどの方法もありますので、ナフサの需要分くらい何とでもなります。 さらに、プラスチックや合成繊維はナフサでなければ作れないというものではありません。ナフサは大量に入手しやすく、安いから使っているだけで、石炭や天然ガスから作ることもできます。例えばペットボトルは現在でもナフサではなく、ガソリンから作られています。将来はバイオエタノール工場でプラスチックを作ることもできるでしょう。 燃料が余剰になったからといって捨ててしまうということはありえません。レジ袋を節約したからといって、原料のナフサを捨ててしまうこともありません。安心してCO2削減に取り組んでいただきたいと思います。

finemornin
質問者

補足

cat-food様 回答どうもありがとうございます。 もう少しお聞かせください。 ナフサ以外の成分をナフサに転換可能とのお話しですが、 C重油とかアスファルトといった、「重い」成分も 残さず全て石油化学原料に転換可能なのでしょうか? ナフサの不足というより、 余剰となったナフサ以外の成分の廃棄処分に困り、 世界中に「重油ため池」みたいのができる事をを気にしています。 どうぞ宜しくお願いいたします。 feelevergreen

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