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金融政策についてわかりやすく教えて下さい。
日本銀行が、市中銀行に貸し出す資金の金利(基準割引率)を上下させることや、公開市場操作、預金準備率操作がありますが、言葉の意味理解が足りないせいかよく分かりません。 中学生にも理解できる、易しい説明になりますか。 教えてください。
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まず抑えておいて欲しいのは日本銀行は日本中のおカネの量をコントロールしようとするのです。 多すぎるとインフレになるし、少なすぎるとおカネが行き渡らなくなって経済が縮小してしまいます。 さて、単に日本に流通するおカネの量を増やしたり減らしたりということはいろいろな手段があります。あなたが上げた金利操作、公開市場操作、預金準備率操作などはその手段の一つ一つにすぎません。 まず金利の上下ですが金利を上げれば市中銀行は日銀からおカネを借りようとはしなくなりますね。下げれば借りようとしますね。 つまり金利を上げる=市場に出るおカネの量を減らす、金利を上げる=市場に出るおカネの量を増やすことに繋がります。 公開市場操作は売りオペと買いオペと2種類あって、売りオペとは日銀が市中銀行に国債などを割り当てで買ってもらうことです。市中銀行はおカネの量が当然減りますね。買いオペは逆で市中銀行が持つ国債などを日銀が買います。市中銀行の持つおカネの量が増えます。 預金準備率操作は市中銀行は日銀に口座を持っていてそこにおカネを入れておく必要があるのですがその残高を上げ下げすることです。 日銀がもっと預けろ(預金準備率を上げろ)といえば市中銀行のもつおカネの量が減ります。日銀があまり預けなくとも良い(預金準備率を下げろ)といえば市中銀行の持つおカネの量が増えます。 好景気で過剰になってきたなと思えばおカネの量を減らすような方向で調整し、不景気で冷え込んできたなと思えばおカネの量を増やすような方策をとるのです。
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- tsubock
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まず説明の前に補足知識として、現在の金融政策の手法は公開市場操作になります。他の方法はいろんな事情でほぼ機能していません。 >市中銀行に貸し出す資金の金利(基準割引率)を上下させること 以前は金融の規制が厳しく、金利を自由に決めることができないので、日銀が5%といったら銀行は5%でしか借りることができなかったのですが、金融自由化の影響で、他から借りられるようになって効果がなくなりました。 >預金準備率操作 これは銀行の預かってる預金の一定割合を日銀に預けなければならないというもので、通常銀行は集めた預金を企業に貸して商売していますね。預金の一部を日銀に預けなければならないので、この率が上がれば貸出しは減ります。 現在は固定されていて準備率を操作するということは行っていませんが、準備率そのものは残っています。 >公開市場操作 現在一般に金利とは長期国債の利回りのことをいいますが、日銀が市場に介入して国債を売ったり買ったりしてこの長期国債の利回りをあげたり下げたりしようというものです。 上記は金利を目標にしたものですが、マネーサプライを目標とした公開市場操作もあります。目標は違って結局は国債を売ったり買ったりするということです。 中学生ということでかなりイメージがわかりやすいようにくだいた説明しましたが、どうでしょうか。
補足
回答ありがとうございます。 >金融政策の手法は公開市場操作になります。他の方法はいろんな事情でほぼ機能していません。 とありますが、そのことは初めてしりました。 イメージはできましたが、少し言葉が難しかったです。
お礼
とても分かりやすく、イメージできます!! 本当にありがとうございました。