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フェルミ準位より離れることにより、局在的な性質を示す?
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/info/press/press-2007-12.html ですが、「実験および実験結果」において、 なぜ 「フェルミ準位より離れることにより、局在的な性質を示す」 のでしょうか。 よろしくおねがいします。
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素人なので表面的な理解ですが、 重い電子系はコヒーレンス温度と呼ばれる温度より 低い温度では周期的アンダーソン模型で記述でき、 f電子の軌道と伝導電子の軌道が混成軌道をつくります。 これが実験の低温側でのフェルミ準位付近のバンドと考 えられます。一方、高い温度ではf電子の間に相関がなく、 Single impurity アンダーソン模型で記述でき、 f電子軌道と伝導電子の軌道はデカップルします。 おそらくそのデカップルしたf電子軌道が実験の高温側で 「局在的な性質を示す」といわれているものだと思います。 (ここは、少し自信がありません。ご存知の方にご意見いただける といいのですが。) 参考URLの図6にf電子スペクトルの温度変化があります。
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- wloop
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回答No.1
電気伝導に寄与する電子はフェルミエネルギー付近にあるものなので 「低温側でフェルミエネルギー付近に拡がるf電子のバンドは電気伝導 に寄与し、高温側ではそのバンドはフェルミエネルギー付近にない ものなので電気伝導には寄与しない」でよいのではないでしょうか? 参考URLの論文では、「高温の場合でもf電子でないバンドが フェルミ面を形成してるはずだがこの図ではきれいには見えてない」とあります。
お礼
>「高温の場合でもf電子でないバンドが フェルミ面を形成してるはずだがこの図ではきれいには見えてない」とあります。 よくわかりました。ありがとうございます。