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半導体のプレゼン内容について
- 半導体のプレゼンできる分野について助言してください。
- 半導体の製造装置についてプレゼンするのはどうでしょうか?
- トランジスタの動作原理以外の半導体の分野でプレゼンすることをおすすめします。
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こんばんは。半導体関係の技術開発経験者です。 質問者様は文系ということですので、スタッフか営業の仕事をされるのでしょうね。 思いつくまま挙げますと、 ・半導体産業は、巨額の投資をして数%の利益を得る商売。 大きな赤字を出すこともある。 どのように市場動向を読み、タイミングを逸しない投資を決断することが重要。 ・半導体産業は、価格に占める材料費の比率が非常に大きい商売。 黒字になるか赤字になるかは、資材・購買の手腕にかかっていると言っても良い。 ・かつては、半導体の世界シェアの5割以上を、日本の企業が占めていた。 なぜ衰退したのか? なぜインテルが世界シェア1位の座につくようになったか? ・かつては、LSIの製造にかかる日数は3ヶ月以上であった。 つまり、営業は客先に対して3ヶ月以上向こうの約束しかできなかった。 なぜ製造日数を短縮できたのか? (これは、製造設備にも関係があります。) ・平成に入った頃、LSIの配線幅は1μm程度であった。 現在は、0.1μm以下のLSIがある。 これは、技術や設備のどういう進歩で実現できたものなのか? また、素子を小さくすることによるメリットは何か? 以上、ご参考になりましたら。
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- rabbit_cat
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Intelに関連して、新しい話題&もしもうちょっと技術内容よりに突っ込みたい 「High-k メタルゲート」 についてはどうですかね。 IntelのCPUでは、去年末から、High-k メタルゲートという技術が使われています。 http://journal.mycom.co.jp/news/2007/01/27/300.html http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1221/hot521.htm 技術の中身については、調べていたくとして、 この技術を製品にホントに使ってきたことに他の半導体メーカーは、はっきりいって驚愕したといっていいです。 研究レベルでは、10年くらい前から研究されてはいたのですが、製品では早くても2010年代だろうと言われていました。 2006年くらいからIntelが学会でもうすぐ製品に搭載するとか言ったときには、誰も信じていなかったといっていいです。 製品が発売されたとたんに、ルネサス・東芝とかの日本の半導体メーカの人が秋葉原に飛んでいって、CPUの中身を顕微鏡でのぞいて、本当に、High-K・メタル構造になっていることを確認して、やっと信じた&恐怖を感じた、て感じです。 半導体の世界で、3~4年、他社より進んでいるっていうのは、圧倒的な差といっていいです。高性能LSIの分野で、Intelにくらいつくつもりがあるのは、今のところ世界でIBMだけ、って感じですね。 ちなみに、日本の会社は、おそらく将来にわたって、どこも、High-Kメタルを実用化するところは現れないのではないか、と思われます。 東芝がIBMの技術をいれて、くらいでしょうか。 「日本の強みは、性能を追求したLSIではなくて、組み込み機器向けの低電力を追求したLSIだ」、などと言って強がっているていうのが日本の現状です。
お礼
丁寧な御回答ありがとうございます!とても参考になります。 >かつては、半導体の世界シェアの5割以上を、日本の企業が占めていた。 なぜ衰退したのか? なぜインテルが世界シェア1位の座につくようになったか? 特にこのテーマに一番惹かれました。私も、昔は日の丸半導体と呼ばれるほど、日本の半導体は世界をリードしていた、とういうは聞いたことがあります。 またインテルについて調べてみましたが、1992年頃から売り上げはずっとトップのようですね。私の会社はインテルのサプライヤーなので、丁度いいテーマになりそうです。 ご参考にさせていただきます!本当にありがとうございました!