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オイルコンデンサ(キャパシタ)の定格の表記について
今,実験で電力用のオイルコンデンサを使用しようとしています. 使用しようと思っているコンデンサがいくつかあり,それにはおそらく定格だと思われる表記で10μF 1000VAC,30μF 400VDCと書かれています. この表記の意味がわからないので教えてください. 実験では約0.4mHのコイルに対して170μFのキャパシタを並列接続して600Hzでおよそ60Vで40Aの並列共振回路を作ろうと思っています. キャパシタは並列に合成して用いるのですが,各キャパシタが定格を超えないか心配です. よろしくお願いします.
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>10μF 1000VAC 交流用の1000V定格、つまり交流の1000VまでOKということですから無極性(電極のプラスマイナスの極性なし)ということでしょう。極性を気にしないで使えるということで共振回路に使うならこちらですね。共振回路ではオイルコンの両電極間の電圧がプラス・マイナスに変化しますから直流用コンデンサ(端子の極性がプラスとマイナスで固定している)は使えません。 共振回路の共振電流が40A流れるとすると 単純計算すると コイルには wLI=2π*600*0.4*10^(-3)*√2*60=127.95[V} コンデンサには I/(wC)=√2*60/(2π*600*170*10^(-6)=132.40[V} の電圧がコイルやコンデンサの両端に発生します 共振回路に実際に流れる電流が実効値60[A}以内であれば 130V(0-P値)位までの電圧が発生するという事ですね。 定格が1000VACであれば多少の余裕がありますが、 電流を制限しなければ実際に流れる共振電流やそれに伴って発生する コンデンサやコイルの両端に現れる電流や電圧の予想がつきません。 コイルの直流抵抗分や配線の直流抵抗分が共振回路のQ値や 電流、電圧を制限します。コイル自体も60Aの電流が流れる為、コイルの定格電流や直流抵抗分を調べて下さい。 共振回路に抵抗のロス分を入れて共振電流を調整できますが、流れる電流が60Aと大きいため抵抗に大きな熱が発生しますね。 共振周波数fo=wo/(2π)=1/(2π√LC) =1/(2π*√(0.4*10^(-3)*170*10^(-6))=610.33[Hz] となりますね。 オイルコンに表記してある容量値には相当な誤差がありますし、使い古しのものだと容量抜けしていることもありますので、複数コンデンサの並列接続の合成容量をインピーダンスメーターで実際の容量値を測定して使えば、600[Hz]により近い共振周波数が得られるでしょう。 最も使うコイルもインピーダンスメーターで[mH]値を測定した方がいいでしょう。約0.4[mH]は有効桁数が1桁しかなく実際の[mH]がはっきりしません。 >30μF 400VDC これは直流用の400V定格のものですから、共振回路では使えません。 無極性の交流用コンデンサを使うべきです。
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- morimot703
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ひょっとして、VAは、V・A つまり「皮相電力」のことかも? 60Vで40Aなら皮相電力は、2.4KVA ですから、 コンデンサの損失は無視できない と思います もちろん、コイルもですが。
- id357
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表記の意味だけ。 それはコンデンサの耐圧でしょう。 多分 , は 又は の意味ではないでしょうか。 10μF 1000VAC 30μF 400VDC VAC と VDC は交流、直流で、当然 F はファラッドで、 容量規格でょう。 とりあえず、そちら系のプロではないので、参考までに。