• ベストアンサー

中飛車について教えて下さい

 何故か中飛車が大好きで指し続けてます。中飛車の攻めと守りのメリットとデメリットを教えて下さい。  できれば総合的に見て、中飛車は現代の将棋の中で使うメリットがあるのか教えていただけると嬉しいです。  よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yoisho
  • ベストアンサー率64% (331/516)
回答No.2

私は(棋力は大したことはないのですが、)将棋の本については多少詳しい(と自分では)思っていますので、主にそちらの観点からアドバイスさせていただきます。 確かにツノ銀中飛車のような古典的な中飛車は、居飛車穴熊に相性が良くない(藤井システムのように居飛穴構築中に速攻を仕掛けるのが難しいですし、持久戦になると固さ負けしてしまうのが理由?)ために、プロの世界では居飛穴の流行と共に激減してしまいました。 ただ、(プロだと微妙な優劣が勝負に決定的に影響しますが、)アマチュアだったら相当高いレベルを目指すのでなければ、決定的に不利になるということもないと思いますから、好きな戦法でしたら(戦法がマイナーになればその分相手は戸惑ってくれますし、)こだわってみるのもおもしろいんじゃないでしょうか? (こんなところがが参考になると思います。 http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/5467/naka/nakamain.htm) 一方、角筋を止めない(6六歩をつかない)で駒組みを進める「ゴキゲン中飛車」は、現在プロでも大流行しています。(タイトル戦でもたびたび指されています。) ただしこれは、序盤からかなり激しい戦いになることがありますので、もしチャレンジするのなら、事前にある程度勉強しておく必要があります。 現在のところ最適な参考書は、aminouchiさんが紹介されている、近藤正和五段の著書だと思います。 ただ、ゴキゲン中飛車は、プロで流行→定跡が日々進歩していますので、最新の定跡を知るにはこの本はすでに少し古くなっています。 突っ込んだ研究をするのなら、補助の参考書として(ちょっと高いですが)島朗八段の「島ノート」に、新しい定跡がいくつか載っていました。 (後は、こんなところも参考になります http://www2.tslab.gr.jp/~sandan/cgi-bin/kenkyu/) 昨年、「週刊将棋」に鈴木大介七段が「豪快中飛車」というタイトルで解説を連載していましたが、多分いずれ本になると思いますので、(急ぐ必要がなければ)これを待ってもよいと思います。 変わったところでは、ツノ銀中飛車のバリエーションとして、「風車戦法」もおもしろいと思います。 これは、玉を3八に囲って、2九飛と戻して攻めに使ったり、4九~5八玉と中住まいにしたり、盤面を広く使う基本的に受け主体の(穴熊とは対極の性質を持つ、位を取らない位取りといった)戦法で、プロでは伊藤果七段ぐらいしか指す人はいないと思いますが、アマチュアではけっこう愛好家がいます。 http://member.nifty.ne.jp/space/index.html なお、以前に風車の美学(伊藤果七段著、毎日コミュニケーションズ)という本が出版されていましたが、すでに絶版になっており、現在では入手は難しいかもしれません。 ちなみに、中飛車でガンガン攻めたいなら、原始中飛車のバリエーションで奇襲戦法(正確に受けられると成立しない?)になりますが、「急戦端角中飛車」(9七角とのぞき、左銀を繰り出して、一気に5三地点に攻め込む)というのが「新版 奇襲大全」(毎日コミュニケーションズ発行)に載っています。 (こちらも参考になります。 http://ww7.tiki.ne.jp/~hidetnk/senpou.htm の下の方に棋譜があります。)

参考URL:
http://www.hyuki.com/yukiwiki/wiki.cgi?%BE%AD%B4%FD%C0%EF%CB%A1%C2%E7%BC%AD%C5%B5#i2
karanka123
質問者

お礼

中飛車に対して自身が生まれてきました。とにかく飽きるまで勉強してみようと思います。ありがとうございます。大変参考になりました。

その他の回答 (1)

  • aminouchi
  • ベストアンサー率46% (376/804)
回答No.1

えーと、基本的に中飛車というのは陣形が弱い(美濃囲いで金のいるべき位置に飛車がいる)ので、相手とのトータルバランスを考えなければならない受けの将棋になります。例えばツノ銀中飛車戦法がその典型です。 ただ、将棋を始めた頃ですと、駒は中央部に集めやすいですから飛車を中央に振って、強引に中央突破をはかったりします。それを原始中飛車と言いますが、それを現代戦法に発展させた攻める中飛車が「ごきげん中飛車」です。 中飛車の「攻め」としては中央に駒を集めやすいが、それは相手も同じことですし、駒を中央に集中している間に手薄な所を狙われる心配が(特に角の頭)あります。つまり、守り方が難しいのです。大駒をサバキ合うような展開となったとき、金が一枚足りない美濃囲い(これを片美濃といいます)は、簡単に囲いを崩されるので、そういう展開にならないようにしなくてはなりません。 それでもkaranka123さんが中飛車を指したいなら下の本を読んで参考にしてください。 「ごきげん中飛車を指しこなす本 最強将棋塾」 近藤 正和 (著)

karanka123
質問者

お礼

ありがとうございます。大変参考になりました。