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転調について
ダイアトニック・アプローチによる転調について教えてください。 以前から、気になっていたのですが。。。^^ (1) (原調)G7-C- Em7-FM7 -★Gm7-C7-F(新調) ・C調からF調に転調します。 ・G7-Cは、C調の終止。 ・Em7-FM7は、C調のダイアトニックの2度並行進行。 ・Gm7-C7-Fは、F調のII-V-Iです。 【質問】です。 ・FM7とGm7の連結できる理由がわかりません。 ・ルートが、C調のミ(E)-ファ(F)-ソ(G)。であることは理解できます。 しかし、なぜ、 「FM7-Gm7」と連結できるのか? わかりません。(調性も違うし) ----------------------------------------------------------- (2) (原調)G7-C- Em7-Dm7 -★Cm7-F7-Bb(新調) ・C調からBb調に転調します。 ・G7-Cは、C調の終止。 ・Em7-Dm7は、C調のダイアトニックの2度並行進行。 ・Cm7-F7-Bbは、F調のII-V-Iです。 【質問】です。 ・Dm7とCm7の連結できる理由がわかりません。 ・ルートが、C調のミ(E)-レ(D)-ド(C)。であることは理解できます。 しかし、なぜ、 「Dm7-Cm7」と連結できるのか? わかりません。(調性も違うし) ------------------------------------------------------------- ちなみに、★「m7」のコードが、特殊な解釈をしているようです。 この「m7」は、「ファジー」な特徴を持ち、その「あいまいさ」を利用して、 連結する。。。ようなんですが。たぶん・・・ この辺のとこ、もう少し、説明していただけるとありがたいのですが よろしくお願いいたします。
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これは、音楽辞典に書いてあることとは違う(和声学を鑑みない)私個人の仮説です。ですから、他の方の回答とは違う可能性があります。 (1) Em7…これは、確かにC調のIIIのコードです。 FM7…これを、C調のIV(+長7度)とみてもよいのですが、F調のIII(+6度)の性格を持っていると思います。(ルートがF音だとその性格は出にくくC調内のベース進行に聞こえますけど) つまり、FM7の段階で、すでにF調のラインも持ち合わせていると考えると、次のGm7がF調のII(+7度)になるので無理はないかなと思います。(あとのC7-Fもつながりますし) (2)も同様に、Dm7はB♭調のIII(+7度)、Cm7が B♭調のII(+7度)となるため、つながるのかと思います。 (1)(2)とも、7度付という、二重の性格をもつ和音をはさむことにより、本来完了していない転調先の調のダイアトニック和音を入れることができるのではないかと考えております。 また、その7度付き和音のおかげで、和音(ルート音も)が変わるのに、たとえば(1)では、G-G-G-F-F-G-F、(2)では、D-C-D-C-C-C-B♭というように、変化の少ない音がつながって鳴ることも心理的に転調を容易にしている要素があると思っています。 はじめに書きましたように、あくまで個人的にも熟成していない仮説です。この説を推すつもりはありません。おそらく他の学術的意見の方が理にかなっているとは思います。あくまで参考意見のかけらとしてご覧いただければ幸いです。
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- MinMin32
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(1) FM7はC調のサブドミナントですが、ハッキリとFのトニックですよね。 その後、ドミナントモーションするのに、いわゆるトゥーファイブ(Gm7-C7)ですので、C調のSでありつつ、F調のT-S-D-Tのカデンツに入ってます。 (2) Dm7というのはサブドミナントであり、ドミナントです。 トゥーファイブでB♭に転調するための(Cm7へ行くための)ドミナントコードです。(G7の代わりということ) という訳で、どちらとも自然なコード進行なのですが、こんな回答でいいですか?
お礼
(1) FM7はC調のサブドミナントですが、ハッキリとFのトニックですよね。 F調のT-S-D-Tのカデンツに入ってます。 ・なるほど。。。てっきり、「m7」の特殊な連結のお勉強コーナーでしたので、先入観で、見落としてました。 灯台下暗し。。。でした。^^ (2) Dm7というのはサブドミナントであり、ドミナントです。 トゥーファイブでB♭に転調するための(Cm7へ行くための)ドミナントコードです。(G7の代わりということ) ・そうですか。大変、参考になりました。この点に注意して、確認してみたいと思います。 大変、勉強になりました。どうもありがとうございました。(^^)/
お礼
こんばんわ。。。 ^^ (1)(2)とも、7度付という、二重の性格をもつ和音をはさむことにより、本来完了していない転調先の調のダイアトニック和音を入れることができるのではないかと考えております。 「m7」などは、いろいろ解釈できるようですね。 4和音は苦手です。。。^^ 大変、参考になりました。じっくり、復習したいと思います。 どうもありがとうこざいました。(^^)/