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利下げと国債の関係
本日10月30日の日経新聞3面下部の「債権」の項に載っていた記事について質問です。 「日銀が利下げ検討に入ったので金利低下を見越した債券の買いが膨らんだ」「国債の買いを利下げ検討が後押しした」 と記事にはあるのですが、何故利下げすると債券を買うのでしょうか?利下げするということは国債の利率も下がって償還時の金額も小さくなるので、投資する方としては損なのではないのでしょうか?
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一般に金利というのは長期国債の利回りのことです。日銀が金利を上げたり下げたりするのは国債を売買して操作しています。買いオペ、売りオペ等で検索してみて下さい。 つまり、金利を下げることは日銀が国債を大量に買うということなのです。 この場合国債の価格は上がるので短期売買目的なら利下げする前に買って、日銀が金利下げた時点で売れば儲けられます。 投資する方は売買益の方を見ているのです。
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- ryuken_dec
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>利下げするということは国債の利率も下がって >償還時の金額も小さくなるので、 基本的に国債は利付債なので償還時の金額は変わりません。1万円の額面なら償還の金額は1万円です。 また、利下げして利率が下がるのは新発の国債です。すでに発行されていて額面○円、利率△%という既発債の利率は下がりません。 銀行預金で年率2%の定期預金があったとします。これが来週から金利が1%になると知ったら定期預金に殺到しませんか?利率が高いうちに預けようと思うのが自然な流れだと思います。 国債でもこれからは利回りが下がると予想すれば、利回りが高いモノを入手しておこうと思うのが通常の人間心理でしょう。その債券を持ち続けても高い金利がもらえますし、金利が高いのですから、途中で高く売ることもできます。
お礼
確かに、これから価値が下がるものだったら今のうちに入手しておこうと思いますね。経済は生き物で人間心理を考えればよいと言われますが、まさにその通りですね。 ありがとうございます。
お礼
利下げ→買いオペ→国債価格は上昇するので、今のうちに国債を手に入れておいて、利下げが決定したら国債を売る。 同様に、 利上げ→売りオペ→国債価格が下落するので、利上げ前に国債を売って損を小さくする→結果的に利回りが上昇する といった動きになるのですね。 「インフレ期待は長期金利をあげる」というのはこういうことなのですね。 ありがとうございます。