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スーパー地場野菜を仕入れるときの課題
「スーパーが地場野菜を安定的に調達するには課題が少なくない」 との新聞記事を読んだのですが、この課題とはどのようなものがあるのでしょうか?あるいは考えられるのでしょうか?
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その課題とは、「野菜を安定的に調達するのが難しい」と言うことですね。つまり、普通のスーパーですと野菜を含めて、常に売場は商品で満ちあふれています。それが当たり前と思いがちですが、これが野菜のような天候に極端に左右される商品を「地場産」=限られた産地だけで調達しようとすると、天候の変化で予定量が入荷しない・と言うことがしばしばあります。(こんな時は市場単価が高いので、農家によっては、野菜があってもそれを市場に出荷してしまい、契約分野菜が集まらない・と言うこともあるようです) 近年、産地の偽装化問題などで、適正表示が求められる一方、商品がなければ商売が成り立ちません。このジレンマが問題です。 この問題を解決するために、例えば農家が「自分が契約している、地場産を販売するスーパーの契約量の3倍の面積を作付けして、欠品に備える」と言うような打開策を採った場合、その余った分の処理(販売)が問題となります。上手く市場に販売できればまだしも、色々なしがらみから、それが難しいこともあります。 野菜(農産物)は天候に左右されやすいので、こんな問題が起こるわけですね。 他にも、「輸送・販売コスト高」の問題もあります。スーパー1店舗で売る野菜1品目の1日の売上というのは意外に少なく、農家が店舗ごとに少量納品すれば、コスト高になり、中間マージンが無い場合でも、さほど安くは販売できないことになります。