- 締切済み
T.S.エリオットの「荒地」と「うつろなる人々」
タイトルにある詩を読んだことのあるかた、感想や考えたことなどなんでもいいから聞かせてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- dripdrop
- ベストアンサー率78% (149/191)
回答No.1
「荒地」 四月は一番残酷な月 「うつろなる人々」 わたしたちは剥製の人間 互いに寄りかかりながら、 頭には藁が詰まっている。 こういう名文句がいくつもあるけれど、根本的には死んだ詩だと思います。 エリオットは人間不信の詩人です。詩人なのに、個性とかロマンチックな感情 とかいうものがきらいで、銀行に勤め、狂った奥さんに悩まされ、自分の感情 と戦いながら詩を書いて文壇のボスになりました。 詩は感情や個性を表現することではなくて、それからのがれることだといって、 伝統や宗教とのつながりに救いを求めたのです。 ベトナム戦争を題材にした映画「地獄の黙示録」では、「うつろなる人々」の 一部を主人公が朗読します。村上春樹の小説に「荒地」 のことがちょっと出て きます。
お礼
ありがとうございました。