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100円で売った株を50円で買い戻す
株についてよくわからないのでご存知の方にお聞きしたいのですが、ある会社が1株100円の株を1億株発行し、100億円を手に入れたとします。その後、あれよあれよと株が50円まで下がりました。この時点でその会社は全株を買い戻します。すると50億円手元に残ります。 そもそも、こんなことが可能なのでしょうか?可能なのであれば、この会社は50億持って、逃げてしまっても罪に問われないのですか? 教えて下さい。
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- comiket75
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可能です。 例えば、「レックスHD TOB」で検索してみてください。 会社側が最初に提示してきた金額はふざけています。 <刑事的な罪> 逃げる=上場廃止という意味で捉えるなら、 一般投資家に欺いたという証拠がないので推定無罪となり基本的に刑事罪には問われないと思います。 <民事的な罪> ただ、民事的な話になると、裁判所の決定によっても決まるのでどうなるか分からないですが、補償をしなければならない可能性もあります。 <社会的な罪> 風評被害はありますが、それを金銭におきかえると、所詮新興市場の企業ならたいした金額じゃないです。 ぶっちゃけると、一般投資家からすれば許されない行為なんでしょうが、ベンチャー企業の役員からすれば「金を儲けてなんぼ」です。 弱い立場の人は残念ながら這い上がることができないのです。
- ryuken_dec
- ベストアンサー率27% (853/3139)
当然できます。 ただ、全株50円で買い戻すということが現実的ではありません。「株が50円に下がりました」ということは上場株と言うことですが・・・質問者様の話の前提ですと100億円が手元にあって50億円を株の買い戻して50億円を残すということですよね。 つまり、1株あたり少なくとも100円(100億円の1億分の1)の現金に対する権利があるのです。その株が50円の株価になりますでしょうか?株主が「100円の引換券」を50円で手放すでしょうか? 何らかの理由で一時的に50円に株価がなったとしても、そこで全部の株主が50円で手放すとは思えません。仮に1株50円で20%の自社株買いが成立したとすれば、発行株数は8000万株、会社の資金は90億円になります。今度は1株が112.5円の引換券になります。さらに1株の価値が上がったのに、その株を50円で手放すでしょうか? 私が投資家だったら112.5円と交換できる引換券があれば、51円出して買います。112.5円と交換できるのですからお得です。売る側も50円よりは51円で売りたいですよね。 そうすると次に「だったら俺は52円で買う」という人が出てきます。 そうすると次に「だったら俺は53円で買う」という人が出てきます。 そうすると次に「だったら俺は54円で買う」という人が出てきます。 このように株を買い戻そうとしても不当に安ければ、その差額を利用して儲けようとして投資する人が出てきますので、50円で全部を買い戻すのは不可能です。自然とその株本来が持つ価値に近づきます。 >株を発行した人(企業経営者)からみると、株価が下がったら >自分で買い戻せば、差額が設けになる。 >ということは、経営者にとって株が下がることは決して悪いことで >はないのではないのか?と思った次第です。 これは、発行時に集めた金額より安くなれば・・・という話ですよね。すでに大きくなっている会社からすると株価が多少安くなってもまだ発行時よりは高いことが多々あります。そして、上場したてのベンチャー企業であれば、時価総額の減少は即上場廃止に繋がりますので危険です。そう簡単には下がったら利益とはいえないのが難しいところです。 また、企業経営者の儲けにはなりません。株主の儲けになります。経営者はあくまで報酬をもらって経営を任されているだけですので、いくら安く株を買い戻しても経営者の儲けにはなりません。(その功績で報酬がアップすれば別ですが) 安く自社株買いされて株数が減れば、既存株主の1株の価値が上がりますので、株主の儲けになります。
- QES
- ベストアンサー率29% (758/2561)
現実問題として考えると、その一億株の大半は一般の投資家ではなく、取引先や取引金融機関、会社の創業主一族、取締役等の経営幹部、従業員の持ち株会などの安定株主が多くを占めています。 また上場廃止基準というものがあり、特定の者が大量に買い占め市場に流通する株式および株主数が一定基準を下回ると、市場で取引できなくなり、その結果それ以上買い進めることが出来ません。 つまり流通する株式を全株買い戻すことは不可能です。 ところで、発行済みの株式を買い戻すことは「自社株買い」といって、多くの企業が行っています。 過去に発行した自社株を買い戻し、消却することによって一株あたりの利益が増え、「資本効率の改善」や「株主利益の向上」を行っています。 株式発行は資金を集めることですが、新規投資の予定がない資金がある場合は、自社株買いをして株主へ還元しています。
- kantansi
- ベストアンサー率26% (658/2438)
当然市場での株の売買を前提としていると思いますが、ものすごく簡単に言って、50円で買い戻そうとすれば当然株価が吊り上がるし、他にも買おうとする人が出てきて更に値が上がります。 また、株主が一定数を下回ったり、流通している株数が一定量を下回れば上場廃止となるゆえ、市場で株を買えなくなります。 よってどうしても買い戻したいなら、株主が希望する価格を提示しなければなりません。 それが市場原理です。 他にもご質問の内容が有り得ない理由はいろいろありますが、何か疑問な点がおありでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 株を発行した人(企業経営者)からみると、株価が下がったら自分で買い戻せば、差額が設けになる。 ということは、経営者にとって株が下がることは決して悪いことではないのではないのか?と思った次第です。 当然、買収云々、増資云々、配当云々の問題はありますが。
- ojisan-man
- ベストアンサー率35% (823/2336)
たぶんあなたは、株価が短期間で上下すると何となく会社が得したように思うから、このような質問をされたのだと思いますが、経理上会社が自社の株を買うことを「自己株式の取得」といって、取得した段階で資本金をその分だけ減らします。発行株式数もその分だけ減少します。 だから、もし会社が増資分を50円で全株買い戻せば、株式数を増やさずに手許に50億円手に入れたことになります。 さらに、株価が100円に戻ったときにもう一度自己株の売り出し(今度は増資ではなく)をすれば、結果的に1億株の増資で150億円手に入れることになります。 配当負担も増やさず「坊主丸儲け」状態ですね。 こういった、いわば「自己株ディーリング」はルール上可能です。 しかし現実的には難しい問題がいくつかあります。 まずインサイダー取引防止の問題です。大きく株価が動くときはそれなりの理由があるはずで、多くの場合会社の経営者はその事実を事前に知っていますから、その状態で自己株式を安く買うことはインサイダー違反になります。 また、自己株式を取得することは株式数を減らすことであり、一株あたりの価値を高めるから「株主還元策」の有力な手段ですが、増資(あるいは売り出し)と自己株取得を繰り返すと、矛盾する資本政策をとることになり株主からブーイングが出るでしょう。 結論として、このような行為は現実には難しいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 いろいろと勉強になりました。
お礼
回答ありがとうございます。自社株買いという名で一般化されているんですね。勉強になります。