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道徳教育についての質問です。
学習指導要領に、道徳教育は学校の教育活動全体で行い、「道徳の時間は道徳教育の要として『補充』『進化』『統合』することが目標だと書かれています。この「補充」「進化」「統合」というのはどういう意味なのでしょうか。お教え願います。
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手許の教科書には,次のように書いてありました。 前にも述べたように中学校での道徳教育は,一つは各教科や特 別活動という学校の全教育活動と通じて行うように指示されてい る。生徒たちは,学校集団の中で各教科や特別活動を通じて,素 朴な善意にかかわる心情や判断を持つことができるようになり, 自由と責任のそれぞれの役割などを理解できるようになる。 体験を通じて,人間相互の連関と役割を理解させるのは大切な ことである。『道徳の時間』には,このような直接的な体験や見 聞した問題を,できるだけ生徒たちの考えや水準に沿って掘り下 げる努力が重要である。ここに『道徳の時間』と他の教科や特別 活動との間の補完作用が見出され,補充,深化があると言える。 『道徳の時間』に説明したことが,各教科や特別活動において 『なるほど,そういうことだったのか』と体の真底から理解して もらえるようになればよい。(小野健知 (編著)『道徳教育の 研究』日本大学通信教育教材,32-33頁) 要するに,国語と社会,とか,数学と理科のような隣接教科の関連性や,生徒会活動や運動会(体育大会)などの特別活動で経験することの知的整理を生徒たちにおこなわせようとしているのでしょう。まるで,「総合的な学習」みたいな趣旨ですね。 私が気に食わないのは,この教科書では,“じゃあ,どうすれば?”的方法の提示がまったくないことです。“真底から理解してもらえるようになればよい”なんて,無責任な記述だとは思いませんか? “じゃあ,理解できない・しない場合はどうするのだ?!”というわけです。
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- Ama430
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>資料はある道徳的価値を「補充」するもの、「深化」するもの、「統合」するものといった具合に分けることができますか? 生徒の実態がどうであるかによっても異なるのでしょう。 少なくとも、指導者の心づもりとしては、どのねらいで資料を利用するかがある程度明確になっているのが理想と思います。 ただ、実際には「校内で一律に計画した通りにあまり考えずに資料を扱っている」というケースが多いように感じますが。
- Ama430
- ベストアンサー率38% (586/1527)
「補充」 →足りない部分を補うということです。 「深化」 →表面的な理解を深めて応用が利くようにすることです。「進化」ではありません。 「統合」 →バラバラだった内容をひとつにまとめるということです。
補足
ご回答ありがとうございます。 では、ある一つの読み物資料を使って授業を行う場合、その資料はある道徳的価値を「補充」するもの、「深化」するもの、「統合」するものといった具合に分けることができますか?