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「デジャヴ」と「デジャビュー」(ともに、「既視感」)について
実際には経験したことないのに、 「あ、これ、前に見たことある!」 ・・・というのを「デジャヴ」といいます。 フランス語の「Deja vu」が語源らしいんですが、意味も「既に見た」ということらしいです。 で、最近、この言葉が 「デジャビュー」と表記されることが多いと感じてます。 たぶん「vu」(フランス語)と「view」(英語)がゴッチャになってるのだと思うのですが、この2語は やはり同じ意味でしょうか? フランス語の「vu」は「ヴ」と発音するのか、そして、「ビュー」と表記することはどうなのか? (日本において、「ヴ」を「ブ」と表記・発音することはフツーだとは分かっていますが・・・。) 「デジャビュー」と表記する人、本当はフランス語由来、しかも「V」含む語だとは知らないんじゃないかな? と思いまして。 「見る」という言葉を含む語だから、英語の「view(ビュー)」を自動的に連想し、なにも分からず安易に「デジャビュー」なんて言ってるんじゃないか? と思うのですが・・・。
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いえ、むしろ「デジャビュー」の方が原音に近いのです。 deja (アクセント記号は省きます)はデジャ、vu はヴュと発音します。もう少し詳しく言うと u は /y/ という音で「ウ」の口の形で「イ」を発音するような感じで view [vju:] とも違いますが決して「ヴ」とは聞こえません。 vu は長音ではありませんが聞き様によっては「長く」聞こえることもあります。 日本語として「ヴ」の字を使うかバ行で書くかは任意ですから「ビュ( ー)」が間違っているとは言えません。 なお、vue は英語に入って view になりました。/y/ は英語流に /ju:/ と音を変え、綴りも ue から英語的な iew に変わりました。今日の英語で review と revue は別の語ですが元は一つす(フランス語ではどちらも revue(ルヴュ))。
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最近、たまたま、大林宣彦監督の30年近く前の映画「時をかける少女」を見たのですが、その中で、「デジャビュ」と発音していました。 日本語では、やはり、デジャヴ(ヴ表記が一般的になる前はデジャブ)の方が発音しやすいので、だんだんそうなっていったのかと思います。少なくとも、30年近く前の映画ではデジャビュでしたから。
お礼
ありがとうございます。 「時をかける少女」に そんなセリフあったのですか・・・。 わたしが初めて認識した時は「デジャブ」でした。 なんだったかなあ・・・。 たぶん心霊関係のモノだったと思います。 「うしろの百太郎」?・・・違いますね・・・。(古いですね、わかります?) とにかく、私も かなり前でした。 その時も、「デジャブ」と、英語にしては変な言葉と思ってたのが、フランス語由来ということで、妙に納得したものです。 でも、まあ、そもそものフランス語発音が「デジャビュ」であったのならば、私も「ダマサレタ」感を否めません。 (おおげさですよね。無知をタナにあげて。) ・・・・・余談ですが・・・・・ 「時を駆ける少女」、むか~し、NHKでドラマ化されましたね。 「タイムトラベラー」という題で。(1971年頃?) その時、「ラベンダー」という植物があること、「羊蹄山」という山が北海道にあることを知りました。 「深町君」の役のなかの本名は「ケン・ソゴル」でした・・・ ああ、懐かしい・・・ (なんでこんなコト覚えてるのか・・・)
- citeu
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こんにちは。 まずフランス語の「vu」ですが英語の「view」とは意味が違います。 「vu」は見るという動詞「voir」の過去分詞で、英語では「see」の過 去分詞の「seen」にあたります。ちなみに「déjà」は英語の「already」に あたります。なので『déjà vu』は『(I've) already seen (it).』ってと こじゃないでしょうか。また、フランスでは『すでに見たもの』という意 味の名詞としても使うので『(thing which I've) already seen』とも訳せ ると思います。もちろん『既視体験』の意味もあります。 発音ですが、「vu」のカタカナ表記は私の辞書では「ヴュ」になっていま す。個人的にも「ヴュ」が一番近いかなと思います。 因みに、私の国語辞典(大辞林)での表記も「デジャヴュ」でしたよ。 10年ぐらい前は、同じフランス語単語でも多くの種類のカタカナ表記 を道や本で目にしましたが、最近は統一されてきたように思えます。
お礼
ありがとうございます。 恥ずかしくも、今さらながら辞書ひきました。(国語辞典と英和辞典) 私のも大辞林ですが、「デジャビュ」と出てました。 (「ヴュ」じゃなく「ビュ」になってましたが。版が古いからかな?・・・'89の第七刷・・・古!) 「vu」は、英語では「seen」に当たるのですか。 てっきり「view」かと思ってました。 これじゃ、質問文中の、 「英語の「view(ビュー)」を自動的に連想し、なにも分からず安易に・・・」は、私のことだったんですね! ああ恥かしい!! なにも知らないのにヒトのことをトヤカク言う前に、まず自分を疑ってみなければイケマセンね。 「ひょっとして、ヒトが言ってる事の方が正しいんじゃないか?」って。 あと、大辞林での「デジャビュ」は、アクセントは2番目、つまり「ジャ」にあると表示してありました。 これもオドロキでした! 私はずっと「デ」に置いてましたから・・・。 ああ・・・無知・・・
お礼
ありがとうございます。 英語はおろか、フランス語を語るブンザイではない者です。 たいへん参考になりました。 私が認識してる「デジャヴ」も、日本語的には「デジャビュー」でも あながち間違いではない・・・のですね。 不明を恥じ入ります。 ヨーロッパの言葉は似通ったのが多いのに、日本語、なぜ韓国や中国と「おん(音)」がちがってるのかが分かりません。 漢字と「やまと言葉」についてですが・・・。