正直気持ちとしては、No.1さまの回答された内容に近いのですが、
それでもご質問者が、練習を見なければいけない場合の手助け程度にでもなれば、という内容を以下に記します。
・まずはご自身で「原曲」(コーラスの音源がなければ少なくともサウンドトラックなど)を何度もお聴きになり、歌をある程度覚えて下さい(暗記・暗譜するという意味ではありません。どういうメロディがありどういうイメージの曲で、どういった流れになっているかを感じてほしいのです)
・伴奏者と曲のテンポについて「このくらいでいこう」という程度の打ち合わせをあらかじめ行って下さい。練習を始める時は、指導係(ご質問者)が指揮(または手拍子でもかまいません)をするか、ピアノに前奏を弾いてもらって下さい。テンポは練習を進める中で見直しはしてもよいです。
・「合唱」といいながらユニゾン(全員が同じメロディラインを歌う、いわゆる斉唱)になっている場合は、比較的やさしいのですが、声部が分かれている(いわゆるハモリがある)本当の合唱曲になると各グループが少なくともだいたいは譜面どおりに歌えないと合唱には聴こえません。
各グループに一人でも譜面どおりに歌える人(特別うまくなくてもよいです)がいるならその人をグループリーダーにし、まず、グループごとにそれぞれの譜面をさらいます。(何人かがついてこれなくてもまずは止めずに流します)リーダーになる人がいなければ、ピアノにお願いして(ピアノ伴奏者は技術的に信頼できる人が必要です)そのグループのラインを弾いてもらいながら一緒に歌って覚えます。まず初日は全員でのコーラスを行わなくてもよいでしょう。
・2回目の練習も、初回の復習から始めて、譜面どおりに歌える人の割合を増やしていきます。合唱の場合、メロディではない声部を歌っている人の方が音をとりづらいので、上達が遅いことが多いです。その点を理解した上で、歌いづらそうな部分を繰り返し練習します。
この回から、合わせ(全員でコーラス)を取り入れるようにしていくとよいでしょう。
・残りは、だんだんとコーラスをしながらの練習の度合いを増やし、譜面どおりに歌えるレベルから、少しはバランスを考えていくようにしましょう。
おおざっぱに言うと、「メロディはいつもきちんと聴こえる」ということを念頭に置き、全体のバランスに注文をつけます。(どこかのグループ=声部を大きくしたり小さくしたり)譜面の強弱記号(f=フォルテ、p=ピアノ)にあまりとらわれずにした方がいいかもしれません。ただし、最低音部はあまり弱くすると安定感のない歌に聴こえてしまいがちですのでご注意ください。
・余裕があれば、発音にも気をつけたいです。普通に喋っている発音のしかたにメロディをつけただけでは、結構言葉が聞き取りにくいこともあります。
この内容を説明するには膨大なスペースが必要ですし、5回の練習では掘り下げたところまで行くのも難しいかもしれません。まずは「母音」をきちんと明確に表現するようにするだけでもしっかり幅広く聴こえてきますので、お試しください。
お礼
ありがとうございます。 こんなおおざっぱな質問をしたのにも関わらず、わかりやすく説明していただいて、本当にありがとうございます。 私ひとりでは、指導なんて無理ですから この練習のながれを、みんなに説明して アドバイスの通りに練習を進める事ができるように 協力しあって、頑張りたいです。 もう途方にくれていたので、本当に感謝します!