日本は赤字国家なのでしょうか？

質問

８月の貿易統計から、赤字が続いていると何かのニュースで読みました。
本当に赤字なのでしょうか？本当だとしたら、どのように今後経済に影響するのでしょうか？韓国のように通貨が弱くなる？

回答No.4

rikukoro2

追伸・・・
本日　１ドル99円割りました・・・98円台です・・・
円強すぎます・・・助けてください

お礼

＞円強すぎます・・・助けてください

円高で、株価急落ですよね。
倒産や減益も増えてますし、日本経済大丈夫でしょうか。

回答No.3

omeger

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・赤字国の基準？
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赤字国＝貿易赤字国ということなら、
まとまった国際収支の統計は年単位で判断するので、
8月の1ヶ月が赤字でも、赤字国とはいいませんし(1)、
少しくらいなら赤字になっても持続性に問題は生じません。

総合的な数値としては、年間の経常収支がよく用いられますが、
日本は世界で二番目に大きい経常黒字国で、
アメリカはダントツで世界最大の経常赤字国ということになります(2)。
世界の1/3位が経常黒字国で、2/3位が経常赤字国のようです。
ただし、経常黒字国が強い・儲かるとか、
経常赤字国が弱い・損するとかいうわけではなくて、
この手の通念は誤りです。
実際には貿易は黒字国も赤字国も双方ともに利益を得るのですが、
なかなか理解されにくい考え方です。

日本の成長は貿易黒字が原因と考えられがちですが、
高度成長期の半ばまでは大抵の時期で貿易赤字だったりしました。
あまり貿易赤字が大きいと経済が不安定になる可能性はありますが、
いつも貿易黒字じゃないと豊かになれないわけではありません。

赤字国＝財政赤字国という意味なら、赤字国でしょうが、
「財政赤字国」は相当いっぱいあります。
若干の赤字だと持続性に問題がなかったりもするので、
こういう言い方はあまり使われません。

財政赤字が増えると、為替レートは上がる可能性があります。
アメリカは財政赤字(と貯蓄不足)を海外からの資本流入で補っているため、
必要以上にドル高になって、莫大な貿易赤字が出るというのが「双子の赤字」です。
でも限界を超えると、海外の資本が来なくなって、一気に暴落してしまうリスクがあります。

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・貿易収支は赤字になっても、経常収支は黒字
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2008年8月の通関統計では、貿易収支は8月で26年ぶりに赤字になりました。
しかし、商品貿易以外のいくつかの取引を入れた
総合的な数値となる経常収支は黒字になる見通しですし、
今年一年分でも経常収支は黒字になるはずです。
むしろ、経常収支のかなりの部分は、もはや貿易収支が黒字か赤字かよりも、
主に海外投資収益からなる所得収支が中心になって決まっています(3)。

…といっても、海外の株安や通貨安のために、
日本の海外保有資産が目減りする問題もあり、
やはり喜べる状況でもなかったりします(4)。

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・貿易赤字が続く可能性はないともいえない？
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9月以降、石油などの資源価格が下がるため、
貿易収支の改善の効果が期待されますが、
しかし一方、世界経済がこれまでの予想を
遥かに超えて深刻な状況になってきつつある点と、
円高が進行しているため、これからしばらく、
貿易赤字の月が出る可能性はありそうです。

月次の貿易統計の国際収支の変化は、
為替取引を行う人が買いや売りに走る際に、参考にされる指標の1つです。
ただし、現状は世界経済及び金融市場は混乱に陥っており、
いびつな変化を起こしているように思われます。

普段は大きい貿易黒字を上げている台湾も
夏には貿易赤字になっていますし、日本特有の問題でもないようです。

韓国に関しても、1998年から2007年までは一貫して貿易黒字で、
直近に何ヶ月か貿易赤字になっていても、通常なら持続性に問題は出ません。
2008年の経常収支赤字見込みはGDP比で穏やかな割合に留まり、
今のようなレートなら何ヶ月かすれば貿易収支は黒字に転じそうです。
ところが、別の原因で何やら混乱が起こっているようです。
9月からの世界的な短期金融市場のパニックを背景にして、
資金流入の鈍化か、外国人の資金繰り確保のための売りか、
国内でドル高に乗じた買い溜めパニックが起こっているのかもしれません。
今の所、巨額の外貨準備が尽きたり、銀行貸出金利が爆発的に暴騰したり、
IMFの緊急融資に頼らなければいけない可能性は低いので、
経済に大きい混乱を起こした1997年の通貨危機とは状況が異なるでしょうが、
まだ現時点では被害状況を判断しかねます。

ともあれ、日本では当面はこうした問題は起こらないでしょう。
ただし、景気変動には問題が出ます。

これまで日本から海外に流れていた資金が急速に引き揚げてくると、
円高が急に進み、不況が深刻になってしまうリスクがあります。
他方では、日本に投資していた外国人も日本の株式を売り払っており、
これが日本の株安の要因をなしていたりもします。

世界的に、海外の投資が撤収して本国に回帰する混乱が起こっています。
直近に、日本・中国・アメリカ以外の多くの国の通貨が急落しています(5)。
世界レベルの景気循環では、通貨が下落した国が、
貿易相手国に「不況を輸出」する問題があります。

ということで、しばらくは陰鬱な状況が続くかもしれませんが、
永遠に続くわけではありませんから、
状況が悪化しないように祈って世界の景気回復を待たなければいけません。

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(1)
月次統計から黒字か赤字かを判断すると、
貿易収支には実は複数のバリエーションがあるので、
数字に違いがあり、片方が黒字で片方が赤字という事態も発生します。
季節差の問題もあり、一月は貿易赤字になる事は珍しくありません。
このため、季節調整値というのが用いられます。

例えば2008年7月分の貿易収支といっても、
次のようなバリエーションで大分数字が異なります。
・貿易収支(通関統計・原数値) 822億円の黒字
・貿易収支(通関統計・季節調整値) 1145億円の黒字
・貿易収支(国際収支統計・原数値) 2322億円の黒字
・貿易収支(国際収支統計・季節調整値) 3481億円の黒字
・財・サービス貿易収支(国際収支統計・原数値) 292億円の黒字
・財・サービス貿易収支(国際収支統計・季節調整値) 2228億円の黒字

(2)
経常収支規模(2007年、IMFより)
中国 +3607億ドル
日本 +2128億ドル
ドイツ +1850億ドル
ロシア +766億ドル
台湾 +317億ドル
韓国 +60億ドル
ブラジル +36億ドル
インド -193億ドル
ルーマニア -231億ドル
オーストラリア -562億ドル
イギリス -1362億ドル
スペイン -1456億ドル
アメリカ -7386億ドル

(3)
2007年経常収支黒字24.5兆円(財務省より)
= 貿易収支黒字11.7兆円 - サービス収支赤字2.6兆円
+ 所得収支黒字16.8兆円 - 経常移転収支赤字1.3兆円
2008年7月経常収支黒字1.56兆円(季節調整値、財務省より)
= 貿易収支黒字0.35兆円 - サービス収支赤字0.13兆円
+ 所得収支黒字1.49兆円 - 経常移転収支赤字0.16兆円

(4)
海外株式資産残高(財務省より)
2008年 6月 55.4兆円
2008年 3月 53.3兆円
2007年12月 67.8兆円
2007年 9月 69.3兆円
2007年 6月 70.5兆円

(5)
2008年7月平均と比べた先日の対米ドルレート上昇・下落率
日本 +4%
中国 0%
台湾 -6%
インド -11%
トルコ -11%
ロシア -11%
イギリス -12%
メキシコ -14%
ユーロ -14%
リトアニア -14%
ニュージーランド -16%
コロンビア -18%
ポーランド -18%
ハンガリー -20%
ルーマニア -21%
韓国 -23%
オーストラリア -25%
ブラジル -27%

回答No.2

rikukoro2

>本当に赤字なのでしょうか？
　NO1の方のゆうとおり赤字です。
　しかし、確かに毎年30兆円の財政赤字が出ていますが、これは一般会計の話で、特別会計を含めると多少は違ってきます。

>どのように今後経済に影響するのでしょうか？
　いま日本の国債の評価はかなり低いですが、他国のほうかもっとも悪いのであまり関係ありません
　今回の世界の同時恐慌で一番被害がないのは日本です
　『「サムライの復讐」始まる＝日本の復活、欧米に希望－金融危機で仏紙』
　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081007-00000020-jij-int
　経済は安心です。

>韓国のように通貨が弱くなる？
　いや日本の場合は強すぎるのです
　一ヶ月前にくらべ１ドル110円→100円
　　　　　　　　　１ユーロ170円→135円
　　　　　　　　　1オーストラリアドル104→71円
　世界中で円が買われています
　世界で唯一サブプライムの毒を受けてない国として、世界中で円がかわれれれいるのです。
　なんとか緩和しないといけないのですが・・・

回答No.1

mat983

http://www2.jan.ne.jp/~aoki/zaiseiakazi.htm

上記サイトをご覧下さい。
日本政府の抱える長期債務残高は７８０兆円と膨大です。
また毎年30兆円の財政赤字が出ています。
当面は大丈夫ですが、将来日本経済が破綻する可能性はゼロとは
いえません。
そうなると通貨危機が起こり、国債の格付けが下がり、価値が下がります。
円安が相当進行します。