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後期高齢者制度が導入されてからの診療報酬について

 病院の診療報酬について質問します。 (1)後期高齢者制度が導入されてから、後期高齢者とそれ以下の世代がそれぞれ病院で診察を受けた時、国がその病院に支払う診療報酬(医療の値段)は、後期高齢者の方がそれ以下の世代よりも安いというお話を聞いたのですがそれは本当でしょうか? (2)もし(1)が本当ならば、後期高齢者制度が導入される前は、後期高齢者もそれ以下の世代も国が病院に支払っていた診療報酬は(医療の値段)は同じだったということなのでしょうか?  ちなみにですが、後期高齢者制度が導入される前も後も、後期高齢者の患者自身が支払う医療費の窓口負担は「原則1割」で変わっていないそうです。  分かりにくい文章ですみませんが、分かる方がいらしたらぜひ回答よろしくお願いします。

みんなの回答

  • driverII
  • ベストアンサー率27% (248/913)
回答No.1

回答がついていないので、回答します。 誤った部分もあるかもしれないので、参考程度に読んでください。 まず診療報酬は国が病院に支払うものではありません。 保険者が病院に支払うものです。 これを大前提として、診療報酬の高さ、低さについて考えた場合は、 (1)は「ちがいます。」例えば、後期高齢者とそれ以下の世代が病院で例えば同じ程度の風邪で診察を受けた場合、診療報酬は基本的に同じです。(病院の設備、医師の検査や投薬などが同じだとして) (2)は(1)がすでに間違っていますが、後期高齢者制度が導入される前も後も診療報酬は、後期高齢者とそれ以下の世代で同じです。 以下は国が支払う金額という視点で考えた場合です。 (1)について。 「それ以下の世代よりも安い」これは一概にはいえません。 http://www.kenporen.com/m_knowledge/01.html#4 上記を見ていただくと「それ以下の世代」が加入している医療保険制度がいくつかあることがわかると思います。書かれているように一般的なサラリーマンが加入している、組合管掌健康保険の場合、 http://www.kenporen.com/m_knowledge/02.html#2 のように被保険者が健保組合に払った保険料で7割を、患者が窓口で3割を払います。ということはこの場合、国はまったく病院に支払っていませんね。 国民健康保険や、政府管掌健康保険などでも基本的には被保険者からあらかじめ徴収した保険料と、患者の窓口負担で10割という構造は変わらないと思われます。基本的には国が病院に支払うのではなくて、保険者が集めた保険料で支払っていることになります。 上記で「それ以下の世代」の時、ほぼ国は病院に支払わないということになります。 では「後期高齢者の方」はどうか? http://www.kouiki-hyogo.jp/2-1summary.html の【厚生労働省資料】新たな高齢者医療制度の創設(平成20年4月) を見ればわかるかと思いますが、患者の窓口負担1割と後期高齢者から徴収した保険料+前述の「それ以下の世代」から集めた保険料の一部+公費となります。 ここでいう公費は国の支払+都道府県の支払+市町村の支払ですから、ここには国が病院に支払う金額が発生します。 したがって後期高齢者の方のほうが、それ以下の世代よりも国がその病院に支払う額が通常多いということになり、(1)は誤りだということになります。 (2)について。 (1)はすでに誤りなのですが、後期高齢者制度の導入前は患者の窓口負担1割と前述の「それ以下の世代」から集めた保険料の一部+公費でした。厳密に言うと窓口負担は金持ちは3割、一般人は1割、貧乏人はそれ以下でした。 前の後期高齢者制度の導入後となにが違うかというと、後期高齢者から徴収する保険料がないということになります。公費については変わりありませんので、国が病院に支払う金額が発生します。 したがってこの場合も後期高齢者の方のほうが、それ以下の世代よりも国がその病院に支払う額が通常多いということになり、(2)も誤りだということになります。 まとめると ・診療報酬自体は、導入前後で変わっていない。 ・後期高齢者もそれ以下の世代も診療報酬は同じ。 ・変わったのは後期高齢者から保険料を徴収するようになった。 ・この為、国・都道府県・市町村の負担が減った。

wave_2154
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 後期高齢者もそれ以下の世代も診療報酬は同じなんですね。それならば、病院が損を感じたりすることも無いかもしれませんね。また、後期高齢者医療制度が導入される前は、国が公費を負担しており、この制度が導入されてから後期高齢者も保険料も支払うようになったので、国・都道府県・市町村の負担が減ったのですね。 後期高齢者がどんどん増えていく世の中で、少子化問題を抱えている若者たちだけが後期高齢者を支えて行こうとするのはおそらく不可能ですね。だから、私は後期高齢者医療制度に賛成なのですが・・・・・。国の公費が無駄遣いされているのを見ると、やはり不信感を抱きます。

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