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エチレンオキサイドの直ぐ後に出るピークは?(HS-cGC)
ヘッドスペースキャピラリーガスクロ(検出器はFID;水素炎イオン化型検出器)にてエチレンオキサイド(酸化エチレン)の定量を行っていますが、このピークの直ぐ後(0.5分以内)にピークを検出した検体があり、このピークが何かが問題になっています。 仮説としてエチレンオキサイドが環化二量化して生成されたジオキサンが分解してジメチルエーテルが生成され、これがエチレンオキサイドの直ぐ後に検出されるのではと考えました。 この仮説がありえるものなのか、また、この物質の特定方法(ガスマス等)はあるか教えて下さい。
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noname#160321
回答No.1
お礼
ありがとうございます。 ジメチルエーテルについては当方に常温常圧で気体となる物質を扱うノウハウ・設備(機器)が無く、定量方法を思いつきませんでした。定性については何らかの方法で可能かと思いますので検討致します。 ジオキサンについてはエチレンオキサイドと共に標準液を作製し比較液として定量しておりますが、ご指摘の通り通常はエチレンオキサイドの直後にピークは検出しません。これについてもジオキサンの熱処理等で当該ピークが検出されるか確認致します。 ひとまずはガスマスを利用しようかと思います。 検体については脂肪酸とソルビトールのモノエステルにエチレンオキサイドを140℃の窒素雰囲気の加圧状態で重合させてもので、これらの原料は何れも工業グレード(試薬級の高純度では無い)であること、他に微量の水や数種の触媒が使われていることから、当方でも微量の不純物による副生物がどんな物質なのか判断がつきかねている状態です。実際のヘッドスペースGCのクロマトグラフでも数十種類の不明なピークが検出されています。 今回についてはピークが近接して重なっており、定量に影響を及ぼしている状態です。 GCの測定条件やカラムの変更でピークの分離は可能かと思いますが、公定書によりこれらが規定がされており、手詰まり状態になっています。