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なぜ今解散総選挙が必要なのでしょうか?

自民党総裁選も終わり、いよいよ衆院は解散だと騒がれていますが、自公は衆院では依然過半数を占めている訳ですし、なぜ今解散が必要なのでしょうか?制度的にはこのまま任期満了まで現政権が務め上げる事は可能なはずですし、近いうちに“100%”解散があるように報道されていることを不思議に感じました。 ねじれ現象等々で国会運営が大変だというのはなんとなく想像つくのですが、そこの所を具体的に解説して頂ければ幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.4

与党は実際に政権を担当しているため、政策の失敗やスキャンダルがあると支持率の低下に直結します。特に現在は、5年間に及ぶ小泉内閣で行った改革の歪みが社会の各局面に現れています。それを「小泉元首相の責任だから、僕は知らない」とは言えません。行政の最高責任者である現在の総理大臣や、その内閣に責任が及びます。今の状況は、これまでの常識では予想できないような問題が、意外な所から次々に噴出しているのです。 そうすると、選挙の時期が先に延びれば延びるほど、さらなる問題が重なって支持率が低下し、それに比例して与党の議席減が予測されるのです。仮に衆議院の任期満了後に総選挙を行うとすると、与党の議席が過半数を割って政権を失う可能性が相当に高くなります。 そこで総選挙に向けた与党側の顔として、人気のない福田首相から新しい麻生首相に変わるのです。あす就任する麻生首相は、当然ながら首相としての実績は何もありません。実績がないというのは、逆に失点もないわけなので、実質的な執務を始める前に速攻で総選挙に突入することで、与党の議席減を最低限にとどめるのを狙ったのです。とりあえず、与党が議席の過半数を獲得すれば政権は維持できるので、一気に勝負に出るということです。 ねじれ国会に関して野党側は、直近の国政選挙である昨年の参議院選挙が国民の意思だとして、過半数を占める参議院で攻勢に出ています。 これに対して、今回の衆議院総選挙で仮に与党側が過半数を占めれば、与党側が国民の意思を代表することになります。それでも、ねじれ現象が解消されるわけではないですが、直近の民意という錦の御旗(政権の正当性)を主張することで、国会運営の主導権を野党側から奪還することができるのです。 結局、与党側は、衆議院の2/3を占める現状の議席が大幅に減るのは織り込み済みであり、最低でも過半数を獲得して政権が維持できることに賭けるわけです。

その他の回答 (5)

  • gange
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回答No.6

のこりが少なくなって来ると、内外からの動き要求が出てきます。 されば、いい時期を求めて動かざるを得なくなります。 所詮、あわれな連中ですわ!流浪の民ですわ! 選挙になったらぺこぺこ頭下げて、こじきですわ~。

  • mat983
  • ベストアンサー率39% (10265/25670)
回答No.5

>自公は衆院では依然過半数を占めている訳ですし・・・ 確かにその通りですが、人気は来秋までです。 事前の調査では自民との惨敗という結果もでているほどで、 ぎりぎりまで引き伸ばすことも考えにありますが、 来秋までの間に何処で解散総選挙がベストかを考えると、 麻生内閣誕生直後の結論に達します。 安倍内閣も、福田内閣も誕生直後の内閣支持率は 50%を超えるのです。内閣の顔ぶれも新鮮になり、 目先が変わり国民の自民党を見る目が緩くなるからです。 また、もし来秋まで伸ばしたら、大臣の事務所費問題をはじめ、 麻生総理の不適切発言、麻生総理の部落差別問題、 泥沼化が改善されない年金問題、後期高齢者問題、 事故米に対する農水省の大問題など、ありとあらゆる難問が のしかかり、内閣支持率が急降下する可能性が相当高いのです。 そのため、早い方が同じ負けるにしても過半数を維持できると 読んでいるのです。

aoao7777
質問者

お礼

お返事が遅くなりました。みなさんにたくさんの回答を頂いて、感謝しています。なるほど、疑問が解けました。初歩的な質問に丁寧に解説していただきまして、ありがとうございました。 今後の衆院選への動向を、見守りたいと思います。

  • nourider
  • ベストアンサー率19% (396/2083)
回答No.3

2さんのいうように1年先になるとどうしても不安要素のほうが多いので、今のうちに、国民に新物珍しい気持ちがあるうちに「やってまえ!」というわけです。 なんといっても我が国の投票率は低いので、僅か数パーセントの浮動層がゆらぐだけで選挙は決まりますから。

  • tooma37
  • ベストアンサー率25% (96/374)
回答No.2

 ねじれ国会の中で誕生した福田内閣の基本的な国会戦術は“抱きつき”です。政策間での相違を余り表に出さず世論の大きな批判を避け従来の組織票で選挙の勝利を狙うというものでした。  しかし小泉元総理の時代とは違い現在の内閣は党内の諸派閥の意を汲む派閥均衡型内閣なので、スキャンダルに縁の無い“きれいな”大臣ばかりを入れる事ができず時間がたてばたつほどスキャンダルでボロが出て、支持率低下に繋がりました、また抱きつき戦術では政策によって国民の支持を期待することもできません。  そうこうしている間に衆院選があと一年に迫ってしまいました。事態は好転する事もなく支持率は下げ止まりません。  この様な状況下では、あと一年間で支持率が上昇する事を期待し続けるよりはこれ以上支持率が低下する前に総理をすげ替え、新任の総理の支持率が一時的に上昇するいわゆるご祝儀支持率をテコに選挙を戦おうと考えるのも一つの考え方でしょう。

  • morito_55
  • ベストアンサー率30% (755/2505)
回答No.1

現在、衆議院で可決しても、参議院で否決される、ねじれ現象が発生しています。 この状態では、国会運営がうまくいかないため、衆議院を解散して、与党が正しいか、野党が正しいか、国民に真意を問おうとしています。 これで、与党が勝てば、野党が今まで通りのことをしていたら、今度は国民を敵に回すことになるため、攻勢を弱めるとの狙いです。

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