補足について、素人考えで恐縮なのですが回答してみますね。
>菅総理が「脱(反)原発」解散を打つ可能性は、まだ消えていないと思われますか?
私としては完全には消えていないとは思いますけど現実味は限りなく薄くなってしまってると思いますね。
確かに、今度の選挙では原発を含むエネルギー問題が大きな争点の一つになるとは思います。
また、反原発感情が高まっている中での選挙となれば「反(脱)原発派」が優位であるとも予測できます。
しかし、同時に菅政権の支持率も低迷していますので、いくら呼びかけても彼の元に人が集まることはないでしょう。
となれば、「反(脱)原発及び反菅内閣派」が支持を集める可能性が一番高くなります。
結局の所、菅さん自身の支持率が低迷している今、解散総選挙に打って出ても犬死にするだけです。
小泉郵政選挙で小泉陣営が勝利できたのも、小泉さん自身への人気があったわけで、「郵政民営化」は単なるお題目でしかなかったんですよ。
なので、菅さん自身も解散総選挙に打って出るよりも「2年後のダブル選挙」まで我慢すれば良いと思っているんでしょう。
政治の世界、一寸先は闇です。何が起こるか解りません。
突然、菅さんが凄いことをやってのけて支持率が上がるかも知れません。
実際、小沢陣営が内閣不信任案可決へ動き出したとき、じっと堪え忍んで、最後に「やるべきことをやってから次の世代にバトンを渡したい」って言ったら、周りが「辞任宣言だ」と(勝手に)受け取って、結局小沢は不信任案採決に欠席という中途半端な事をしてくれたおかげで、今も首が繋がってるわけですし。
まぁ、これが実際に菅直人の駆け引きの勝利なのか、たまたまそうなっただけなのかは何とも言えませんが。
ということで、菅直人が権力の座に座り続けたければ2年後まで堪え忍べば良いのです。
その2年間で追い風が吹くときがきっと来ますので、その期を逃さずつかめば逆転もあり得るでしょう。
まぁ、それまで堪え忍ぶことが一番の難関なんですけどね。
ではでは、参考になれば幸いです。
お礼
補足にまで十二分なご回答をいただき、お礼申し上げます。大変参考になりましたし、流暢な語り口の文体も心地良く、感服致しました。また何かありましたら、ご教示いただければ幸いです。どうもありがとうございました。