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"VOA"の記事に関して添削をお願いします。
こんにちは、 "voice of america"からの質問です。 今回は、新しい記事に関してです。 前回と同じように、できるだけ訳してみますので間違っているところ(考え方)をどんどん訂正してください。 よろしくお願いします。 記事の題名 : "Bush Sending More Troops to Afghanistan" By Scott Stearns White House 09 September 2008 "While the enemy in Iraq is still dangerous, we have seized the offensive, and Iraq forces are becoming increasingly capable of leading and winning the fight. As a result, we have been able to carry out a policy of "return on success" - reducing American combat forces in Iraq as conditions on the ground continue to improve" という英文に関してです。 最初の文は、 "敵国イラクは、まだ危険であるが、我々は、その攻撃態勢を制圧している。そして、イラクの力(軍事力)はますます、戦いを引き起こし、勝利するまでになろうとしている。" と訳したのですが、ここで、 "seize"はここでは、「制圧する」という意味でいいのでしょうか? 英英辞書を調べてみると、「to take control of a place suddenly and quickly, using military force」 と書いてあり、「制圧する」というより、「制御する」のほうがいいのかな?と思ったりもしています。 また、第2文に関して、 "we have been able to carry out a policy of "returen on success" の部分は 「我々は、"成功の報復"という政策を実行してきた」 と訳したのですが、なんだか、前の文と意味がつながりません。 さらに "reducing American combat forces in Iraq as conditions on the ground continue to improve" の部分は、" "the ground"を"アメリカが制圧する土地"と訳して、 「アメリカが制圧する土地が増え続けるという条件で、イラクにおけるアメリカ戦闘部隊を減少させる。」 としましたが、いかがでしょうか? 何とか、内容を理解しようと思ったのですが、あまり理解できませんでした。 今回も、どうかよろしくお願いします。
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the enemy in Iraq :イラク国内の反政府テロ分子のこと。”敵国イラク”って、あーたイラクはアメリカが新政府を作ったんだから、もう敵国じゃないでしょう。 "returen on success":日本では「成功に応じた帰還」なんて訳されてますけど、まあイラクを平和な国にして(作戦成功)アメリカ兵を帰還させる、と言う政策・スローガン。 conditions on the ground :groundはイラクのこと。イラクの状態 "While the enemy in Iraq is still dangerous, we have seized the offensive, and Iraq forces are becoming increasingly capable of leading and winning the fight. イラク国内の反政府テロ野郎はまだ危険だけど、我々はやつらの攻撃を抑えた。イラク新政府の軍事力もだんだん(テロとの)戦いで主導権を握れるようになってきたし、勝てるようにもなってきた。(⇒だからアメリカ兵がいなくてももう大丈夫、という論理) As a result, we have been able to carry out a policy of "return on success" - reducing American combat forces in Iraq as conditions on the ground continue to improve" この結果、「成功裡の帰還」政策を実施できるようになったよ。イラクの状態がよくなりつつあるので、アメリカ兵を減らすんだ。 訳の前に、国際情勢を勉強した方がいいんじゃないの。
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- miknnik
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外国の政治情勢はニュースを見聞きするだけでは把握できない事もかなりあります。この例文の「戦闘部隊の減少」にしても、実際に減らしているのではなく、2007年から行われた surge と呼ばれる戦闘兵士の大幅な増加以前の数に戻して行く、という事です。この背景はイラク戦争の歴史を知らずには解り辛いと思いますので、以下簡単にその経過を記述します。 2001年にアメリカ国内で起こった911事件から、アメリカ政府は国防、特にアルカイーダのようなテロリストを撃滅させる事に力を入れ始め、911事件の首謀、オサマ.ビン.ラデンの行方を必死で探し始めますが、2003年3月に、イラク戦争を開始しました。その理由は、イラクがテロリスト.グループと関連があり、WMD (Weapon of Mass Destruction), 特に核兵器を作っているという機密情報(これはその後誤報であり、またブッシュ政府が『WMD作成の様子は見られない』というCIAのリポートを公にせず戦争に踏み切ったことが発覚します)ということで、イラク軍はバグダッドから短期間のうちに撤退、ブッシュはその後戦闘機で "Mission Accomplished" という垂れ幕の掛かった戦艦に降りて、あたかもこれで戦いは終わったかのように振る舞います。しかしその後、イラク内の情勢は日に日に悪化し続け、イラク国民はもとより、米軍兵士の死傷者も増え続け、戦争開始当時は支援をしていた政治家、国民も徐々に反戦派となり、イラク戦争は第二のベトナム戦争、と見なす人達も多くなり、ブッシュ政権の支持率は急低下します。ブッシュ内閣のラムズフェルド国防長官は、アブグレイブの戦争捕虜収容所における虐待発覚を境に、イラク戦争開始時に、当時の現地リーダーの意見を無視して必要な数の兵士を送らなかった事でも事態が悪化した、と批判が高まり辞任を余儀なくされます。国民から兵士の帰還を強く要求されるようになったブッシュ政権は、General Petraeus をイラク戦争の総指揮官に任命、彼のイラク国内のアセスメント、提案で、もうその時点において米軍勢力の極限に達していたにも拘らず、2007年、一時的にイラク内の米軍兵士数を大幅に増やす政策(surge)を打ち出します。これはあくまでも「一時的」であるもので、イラク国内の情勢が安定した後 、兵士の数を元に戻す条件でした。
お礼
今回も、詳しく回答いただきありがとうございます。 私も、勉強不足なゆえ、大変勉強になりました。 イラク戦争の歴史は、いろいろ深いものがありますね。 今後は、英語の勉強をしつつ、世界情勢についても学ばなくてはなりません。 今後も、よろしくお願いします。
- kaiyosei
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大筋はすでに答えが出ていると思いますので、補足的に自分の感じたことを述べさせていただきます。軽く読み流して下さい。 ・the enemy in Iraq は「イラクにおける敵側勢力」とか。 ・have seized は「(敵側の攻撃を)制圧した」でいいと思います。「がっちり受けとめた」みたいな訳もできそうです。 ・Iraq forces は「イラク軍」。もちろん、アメリカが支援している方です。 ・leading ~ the fight は「戦いを優勢に進める」とか。 ・return on success の前置詞 on は「根拠・理由」を表す用法でしょうから直訳的には「成功に基づいての帰還」。一定の成果を収めたので兵を引き揚げるということでしょう。 ・as conditions on the ground continue to improve 直訳すると「地上の状況が改善し続けるに応じて」。 as は接続詞で「~につれて、~にしたがって」の意味。 the ground は単にイラクの言い換えととってもかまいません。ただ、細かく言うと、敵側勢力はもっぱら地上でのゲリラ戦を行っています。彼らは戦闘機、ジェット機など空中戦を演じる飛行機を持っていないし、潜水艦や空母などももちろんない。アラビア湾で海戦を繰り広げるわけではない。戦闘は地上・陸地(ground)でしかやってないわけです。たぶん。 ですから結果的に「conditions on the ground (地上での状況)」= 「イラクの状況」となるだけです。 以上、参考までに。
お礼
回答いただきありがとうございます。 なるほど、"conditions on the ground"には、そんな背景があって使われているのですね。 ありがとうございました。
- miknnik
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この文での "seize" は to take control の意味で、別の英語で言えば、to get/gain the upper hand という事で、優勢にある、という意味です。 ”Return on success" の意味はその後すぐのダシュの後に述べられています。 「イラク内における敵は未だ危険ではある一方、我々は攻撃面でも優勢な立場となり、イラク軍も戦いを指揮し、勝利をおさめる力を増しつつある。 その結果、我々は「成功における帰還」、つまりイラク内の状況が向上し続けるという事でアメリカ戦闘部隊を減少させる、という政策を実行する事が可能になった。」
お礼
回答いただき、ありがとうございます。 世界情勢を勉強しつつ、英語も勉強させていただきます。 今後ともよろしくお願いします。