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重回帰分析の回帰係数について

重回帰モデル:Y = X b + ε の回帰係数の導出について調べているのですが,本やサイトによって,次の2通りの表現があります。  b = (X'・X)^(-1)・X'・Y (I)  b = Cxx^(-1)・Cxy (II) ただし,'は転置,^(-1)は逆行列,・は積を表しています。また,CxxはXの分散共分散行列,CxyはXとYの共分散ベクトルです。 どうして(I)と(II)の表現はイコールになるのでしょうか?教えて頂ければ幸いです。

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回答No.1

簡単のために n個の入力x_i, (i=1,...,n)がn+1個のパラメターb_i, (i=0,...n)で変換されるものとします. y = b_0 + Σb_i*x_i ただし,Σは(i=1,...,n)の総和演算です.j番目の観測量をy_jと書き, y_jなる出力を生じるはずの入力をx_ijと書くとき, y_j = b_0 + Σb_i*x_ij + e_j が成立します.ここで,e_jはxとbで説明できない観測誤差です. m個の観測量y_j, (j=1,...,m)からbの最小二乗の意味で最適な推定を行うには y_jを縦に詰んだm*1ベクタY, X = [1 x_11 x_21 ... x_n1] [1 x_12 x_22 ... x_n2] [: : : ... : ] [1 x_1m x_2m ... x_nm] なるm*(n+1)行列X, B = [b_0 b_1 ... b_n]' なるn*1ベクタを用いて, 以下のm*1誤差ベクタのノルムの最小化問題を解けば良い事になります. || X*B - Y ||^2 -> min この問題の解はXの列空間にBを直交射影したものをXの行空間に戻すことで得られます. すなわち,以下の正規方程式の解です. X'*X*B = X'*Y m>nでXが列フルランク,等価的にX'*Xが正則であれば,解は B = (X'*X)^(-1)*X'*Y と書けます(上の表現). 下の表現に関しては参考URLをご覧下さい.

参考URL:
http://case.f7.ems.okayama-u.ac.jp/statedu/hbw2-book/node4.html
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