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韓国では新人の退職する割合が多いのはなぜですか

本日の朝鮮日報の日本語版の記事で、韓国では今就職難にもかかわらず大企業であっても、30倍の難関を通って採用された新人は1年で5人に1人はやめてしまう。これが中小企業であれば1年で3人に1人はやめてしまうと書いてありましたが、中小企業であれば分からないこともありませんが、大企業でもすぐに辞めてしまうのは、理由がもう一つよく分かりません。なぜそんなにすぐにやめるのでしょうか。又、韓国では会社を辞めてもすぐに再就職できる環境があるのでしょうか。このサイトで聞けば良いのかどうか分かりませんが、どうしても理解できないことでしたのでお教え頂ければ幸いです。

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  • KITAIKKI
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回答No.1

 最初に断っておきますが、これは日韓の思考法の違いであって、どちらかの国を非難中傷しているのではありませんので、そのことをご理解してお読みください。  さて韓国人の離職率が高いということですが、単純に言えば韓国人特有の強い上昇志向的な考え方が大きく影響しているといってよいかと思います。たしかに現在の韓国はこの10数年来就職難の時代を続けていて、相当な学歴を持った人でもなかなか思いどおりの企業に採用されることは至難の業だといいます。サムスンやヒュンデイのような大企業はもちろんですが、これが公務員ともなれば数百倍の倍率を勝ち抜かないと採用されないという状況も耳にしたことがあります。  いくら上昇志向が強くともこれだけの高い倍率を潜り抜けたのに、あっさりと離職するのは勿体なさ過ぎると私も思うのですが、これを実際にネイティブたちに聞いてみると、彼らは一様にその反応自体に驚きます。  苦労して就職してもそこが自分に合わないと感じたら、またここよりさらに自分に合った、しかも格上の企業などに行きたいと思ったらそれを実行に移すのが当然だというのです。そしてそのことを社会や家族友人たちは認めてくれ、応援さえしてくれるののです。  日本だったら「そんなばかなことを考えるのは止めなさい。だいたいそこを辞めた後また都合よく就職できる保障があるものか」と諭され脅かされるのがおちなのですが、韓国では一時的に無職になってもそんな生き方や考え方のほうが健全なようです。たとえ無職になったとしてもしっかり親や家族がある意味、将来の大きな期待を込めて全面的にバックアップしてくれるようです。  逆に日本人はよく中小企業に就職しても、長年、どうかしたら定年まで辛抱強く働き続けるけど、韓国人から見ればとても信じられない。どうしてそんなにおとなしいの?もっといい企業に行きたいと思わないの?なんて聞き返されることがあります。よく考えると、韓国人は複数の大学を卒業する人たちがかなりの率でいるんですが、そんなところも少なからず影響しているのかもしれません。  とはいえ、このようなことが出来る人はある程度、親や家族が裕福で尚且つ、韓国でも誰もが認めるような高学歴や高資格を持った人たちに多いようです。ただ最近の韓国もさすがに景気の減速が続いているせいか、あまり無謀な考えは影をひそめつつあると聞きます。  その代わりといってよいかどうかは知りませんが、離職して日本やアメリカに留学をして更なる自己のレベルアップを図る人たちが多いようです。私の個人的な感想ですが、韓国の子達はほんとによく勉強します。それも自分自身を高めるための勉強には身を惜しむことが全くなく、そこだけはほんとうに感心します。  思いのままを書いてしまって読みにくかったかもしれませんね。少しでもあなたの疑問が解消できればいいのですが。

kinoki1
質問者

お礼

早速のご返事ありがとうございます。韓国人が上昇志向が強いのは知っていましたが、それが大企業での退職率に繋がっているとは知りませんでした。これはどちらが良いと言うことでもなく考え方の違いですね。よく理解できました。

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