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そつがないという表現について(長文です)
こんにちは。学校でプレゼンテーションの作成・発表がありました。 グループごとに行い、発表後1人ずつそのプレゼンに対する感想文を書いています。コメント記入の際の注意点としてよい点のみ書き、改善点や問題点に関してのコメントは控えるように指示をだしました。 感想文を回収した所一人の生徒の文章がひっかかております。 「…をコンパクトにまとめた、全体的にソツがないプレゼンテーションだと思います。」 "そつ"(抜かりない)という表現がなんだかひっかております。うまく表現できないのですが、「ぬかりなく完璧=すごい」と書きたいのでしょうが、受講生は年齢層が20代前半~60代の女性男性さまざまです。上から目線に取られないであろうか? 私の取り越し苦労なのでしょうか。正しい日本語の使い方と現代の誤った捉え方が気になっております。正しい書き方でも多くの方が??と受け止めてしまうようであれば彼にアドバイスをし、相手の立場にもう1度なっていただき、表現を選んでいただきたいのですが。どなたか私にアドバイスください。 ※書いた方の印象によってコメントをいただいた方も受け止め方は違うと思うのですが、かれはのび太をガチガチに生真面目君にしたような感じで会話もまわりくどく硬く話す傾向があります。ですので、ほかの生徒よりまたかぁ~とか若造のくせになに言ってるんだ!!と思われないかということが心配です。それと彼自身も少し変っていただきたいと願っているためです。
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はじめまして。 ご質問1: <"そつ"(抜かりない)という表現がなんだかひっかております。> その違和感は「そつがない」が褒め言葉ではないから、ということに起因すると思われます。 1.ご質問文では「記入の際の注意点としてよい点のみ書き」という指示を与えらたということですが、「そつがない」は必ずしも「よい点」=プラス評価ではないからです。 2.「そつ」は「手抜かり」「手落ち」「無駄」といったマイナスの意味を持つ名詞です。 3.それがない、ということは、「マイナス要因がない」ということを言っているだけで、「マイナスの打消し=零」という評価になります。 4.「そつがない」だけでは=「完璧」という意味には決してならないからです。そのような語感があるのは、通常「そつがなく完璧に」といった、「完璧」を修飾する用法として一般に使われているからです。 5.つまり、ここで使われている 「そつがないプレゼン」は決して≠「完璧なプレゼン」 と言っているのではないのです。 分かり易い現代語にすれば 「悪くないプレゼン」=「平均的なプレゼン」 となるところです。 「そつがない=無難な」で使われますが、「無難」とは=「難がない」「難点がない」と言っているだけで、極めて「平均的な」「普通の」と言っているのです。 6.このように、本来「マイナス要因」を打消しているだけでも、それが却ってプラス評価の語感を錯覚させる効果があります。 例: 「彼は悪人ではない」 「彼はそんな愚かなことはしない」 7.ご質問文は「上から目線」というよりも、プラスの評価になっていない、という点が違和感があるのだと思われます。 この場合は、その点をその子供に指摘して、「そつがなく」では「いい点」とは言えないから、「そつがなく、どうなの?」とプラスの意見をさらに引き出すようにすればいいと思います。 ご質問2: <よい点のみ書き、改善点や問題点に関してのコメントは控えるように指示をだしました。> 個人的には、むしろこの点がひっかかりました。 これでは、子供の自然な意見・感情の発露を閉ざしてしまいます。 生徒が何歳ぐらいなのかご質問文からは拝察できませんが、「感想文」を書ける年ですから、自分の意見や感想をしっかりもっている年頃だと拝察します。 その子供達に「いい事だけ書いて悪いことは書かないように」というのは、子供達の自然な意見や感想を抑制し、自発的な主張を押さえることになります。 まるで戦前の「日本や天皇を批判することは言わないように」という教育や、中国の共産主義教育と同じです。 頭のいい子の中には、この指示に反抗的に反応する生徒がいてもおかしくありません。人は「~するな」と言われればしたくなるのが本能です。特に子供であれば。 ここフランスでは、子供の率直な意見が尊重されますから、このような(強制的)指示はアジア的(中国の共産教育然り)、とびっくりされると思います。 子供の中には、「悪い点」しか感想が思いつかない子もいるかもしれません。そういう子は、「いい点」が思い浮かばず回答に窮するかもしれません。それはそれで、彼の自由な意見なのですから、それを尊重するべきです。 恐らく、感想文を読んだプレゼン発表者の気持ちを考慮しての指示だと思いますが、せめて「相手が傷つくようなコメントは書かないように」ぐらいの指示でいいと思います。それは常識的なことですから、正しい教育指示になります。 もし、最初から「いい点だけ」書くことを要求されるのであれば、「いい点」と「悪い点」にコメント箇所を分けるか、用紙を別にするかなどの工夫をして、「悪い点」についての意見がある子にも、自由な感想を書かせてあげた方がいいと思います。 感想文をプレゼンの発表者に見せる前に、チェックしてあまりにひどい感想であれば、訂正するよう指示するなどすればいいかと思います。 回収後、必要な「良い点を書いた意見」だけ相手に見せ、悪い点、注意点を先生の口から生徒達に、柔らかく「こういう意見もあった」と教えてあげればいいのです。それもまた、さらなる改善に役立つと思います。 生意気を申しましたが、お耳汚しになりましたら予めお詫び致します。参考意見としてお聞き流し下さい。 以上ご参考までに。
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- phodumi
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>そのプレゼンに対する感想文を書いています。 文全体を読み終えると、質問者様は「先生」のようなのですが、実際、先生、あるいは指導者なのでしょうか? 質問者自身もプレゼンを「書いてい」るのですか? 受講生に「書かせてい」るのですか? 質問の文体に関してですが、 「私の取り越し苦労なのでしょうか」という調子で大体統一されていますが、唐突に 「上から目線に取られないであろうか?」というやや擬古的な文体が出てくるのは何か狙いがあってのことなのですか? >正しい日本語の使い方と現代の誤った捉え方が気になっております。 「現代の誤った捉え方」という語句が、「正しい日本語の使い方」と並列されていますが、後者に比して前者の抽象レベルが高すぎます。 「現代の誤った捉え方」とは何を表現したいのですか? 「現代社会に見られる諸現象の、誤った捉え方」とも解釈できると思うのですが、おそらくそれを言いたいのではないのでしょう。もっと抽象レベルを下げて(具体的な方向へ近づけて)書き表してください。 >正しい書き方でも多くの方が??と受け止めてしまうようであれば 「??」とは一体何ですか? 言葉で書き表していただけませんか? >またかぁ~ 質問する人の立場、真摯に回答を乞いたいという態度から、ましてや人を指導する立場の人から、こういう言葉が出てくるものですか? 文全体から“礼俗混淆”とでもいうべき印象を受けます。“defomity”という言葉が浮かんできてしまいます。 質問文全体を書き改めていただけませんか?
- bee1015
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まだ間に合いますでしょうか? 40代女性です。 私は「ソツがない」という表現は立場が上の人から下の人に用いる控えめなほめことば、という印象があります。質問者さまと同じですね。 「とりたててよい部分も指摘しにくいが、無難な」 という感じです。先生や講師などの教える立場の人が、生徒に対して使う方がしっくりきます。 同じ立場の人に対しては(中には年上の方も混じるならなおさら) 「使わない方が<ソツのない>感想文」のような気がします。
お礼
ありがとうございます。 私ももうすぐ40才になる進路を悩んでいる女性です。 そういうことです。 むづかしくとらえずにbee1015さんのようにシンプルなお言葉が 私の言葉に近いと思います。 私は私の言葉で彼に伝えたいのです。 ほかの人の意見ではなく私の声です。 そして私の声で彼が傷つくのではなく 何かそこから感じ取っていただきたいだけです。 何でもいいので。 皆様から私の伝えたい言葉にちかいヒントをいただきたかったのです。 ありがとうございました。 間に合いました。
- MockTurtle
- ベストアンサー率26% (93/350)
こんにちは ( ^^ 正直このご質問は、そのプレゼンテーションを聴いていない者には答えることが困難です。「そつがない」という評価が適切かどうかの判断基準が何もありませんから‥。 ただ、「そつのない」は無駄や手落ちがないということですから、件のコメントは「少なくとも不可はない」という意味に留まり、褒め言葉としては最も控えめの部類に属することは確かです。もしかしてそれが、wakudo さんのお気に触ったのではありませんか? つまりwakudo さんとしては、もっと積極的に褒めて発表者を持ち上げなさいということをおっしゃりたいのだという印象を私は受けます。しかし、これが勉強の一環としてやっていることならば、そういうお愛想コメントは無用でしょう。 そもそも受講生に感想を書かせるのは、発表者をして自分の発表の問題点に気付かせ、次回以降の内容改善に役立ててもらうところに狙いがあるのではないでしょうか。そうだとすれば、「よい点のみ書き‥」という指示には大いに疑問を感じます(それではまったく勉強になりません)。まあ、その是非は「そつがない」とは直接関係ないことですから深くは追求しませんが、のび太さんはその「批判・指摘は一切不可」という制約の範囲内で、嘘にならないように慎重に言葉を選んだということは考えられないでしょうか。消極的に褒めることで暗に改善の余地があることを伝えたかったのだとすれば、彼は案外優秀な生徒かもしれません。 人間は自分の欠点には気付き難いものですし、また気付いていても目を背けてしまう弱いところがあります。それに対し、こういった学習の場で第三者に忌憚のない意見を述べてもらうことで、プレゼンの技術も向上するわけです。 のび太さんの控えめコメントは、社交辞令と自己満足が飛び交うwakudo さんの指導方針に対する批判の意図もあったのでは‥? と言ったら、いささか考え過ぎかもしれませんが、彼のコメントに眉をひそめられたのは、ひょっとしてwakudo さんご自身、以前から薄々その点に問題をお感じになっていたからではないかという気がします。つまり痛い所を突かれ、それが “上から目線” 的なものを感じさせたのではないかと私は推理します。 ちょっと辛辣な回答になってしまいましたが、感じたままを書きました。外していたらごめんなさいということで‥ ( ^^; 以上ご参考までに。
お礼
MockTurtleさん。ありがとうございます。 内情をご説明できないままお礼を書くことをお許しください。 少し言葉が荒くなりますが、 ”違います。”というのが私の思いです。 このようなメンタル的な話をネットでかいつまんでアドバイスをいただくのは少し安直すぎました。反省しております。 ですが、言葉が足りないと受け止め方も違うのだなということに 気づかせていただき感謝しております。 本当にすみません。ありがとうございました。
- yambejp
- ベストアンサー率51% (3827/7415)
慣用句的には「そつがない」=「無難」だという場合が多いでしょう。 ブレストにおける意見として「無難」では具体性もなく、良い部分を 引き延ばすこともできないため、適切な意見ではないと思います。
お礼
ありがとうございます。そうです私がいま違和感を感じているものを言葉で表すと「無難」が最も近いかも。 「無難」という言葉の重み+(プラス)彼自身の背景(生真面目・すこし周囲に合わすのが苦手・若い・周囲にはたくさんの経験値をもっていらっしゃる目上の方が大勢います。)を考えた場合に言葉はもう少し配慮していただきたいという事なんです。 お二人からのご意見でなんとなく私自身の気持ちがまとまってきました。 あともう少しどなたか。 ご意見ほしい!! 本当にありがとうございます。うれしいです。 私自身のモヤモヤが晴れることができれば彼に私なりのアドバイスができそうなきがします(^・^)
- jo-zen
- ベストアンサー率42% (848/1995)
あなた自身が「そつがない」という言い回しに対してなにか勘違いされているように思います。「そつ」=「抜かりない」という認識は一般的ではありません。以下のURLを参考にしてみてください。 http://www.joseishi.net/grazia/fashion/saito/saito41_04.html 「ソツがないプレゼンテーション」とは、「内容的にも適切で、シンプルにまとまっていて良い」というほめ言葉であると思います。 「ぬかりなく完璧=すごい」というあなたの解釈は、かなり偏向的な見方だと思いますよ。取り越し苦労じゃないですか、そう私は思います。
お礼
アドバイスありがとうございます。 私の言葉が足りずに誤解を招いてしまっていますね。すみません。 *「ぬかりなく完璧=すごい」というあなたの解釈はとございますが うーん。うまく表現できないのですが、彼のそばで指導していると そういう事を伝えたかったのであろうということが考えられるというイミです。 あー。私も回りくどく書いてますね。すべて推測ですので回りくどいです。が、そうです。 ですがほめ言葉というご意見をいただけてホッとしました。 ありがとうございます。
お礼
Parismadam様へ ありがとうございます。私の立場は教育者というよりも指導者にあたると思います。 あまり内情はかけないのですが、Parismadam様のご回答と私の文面に対するご質問はう~ん。まだまだ私は人に何かを伝えられる器ではないなぁと問題点からずれるのですが、思わずうなってしまいました。 Parismadam様への私の気持ちを書きたい所ですが、今回の質問趣旨と ずれて深みにはまってしまいそうなので差し控えさせていただくことをお許しください。ただう~ん。とこの課題をこれから時間をかけて私自身が見つめなおしていきたいとは思っております。 ですが、ご意見から学ばせていただいたことは テンコモリです。 そしてこれだっと思うこともありました。 というか、今回のやりとりをタイミングを見計らって 彼にみせてもいいのかなぁなんて思いました。 もう少し彼と信頼関係が築けたら…。