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「吾唯知足」のソース
竜安寺の蹲踞に書かれている文字 「吾唯知足」ですが、竜安寺のHPの説明では「吾唯足知」となっています。どちらが本当なのか、個人の意見・HPなどでは拉致があかないので、この言葉の原典を探しています。 竜安寺HPには「孔子が説いた(中略)「知足」(ちそく)の心を図案化した仏教の真髄であり、また茶道の精神にも通じる」とあいまいにしか書かれておらず、だれが作った言葉かも定かではありません。 「漢文の常識」などではなく、文献などで確実にどちらか一方の順番が正しいとわかる資料を手に入れたいのですが、どなたかご存じないでしょうか?
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No.3です。補足いたします。 No.2の方の回答に<意味を考えて読むならば、「吾唯知足」> とあるように「唯」の来る位置は「吾唯知足」か「唯吾知足」の2箇所しかありません。語順が変わると意味が違ってきます。 吾唯知足:私は、ただ足りると言うことだけを知っている。 唯吾知足:ただ私だけが、足りると言うことを知っている。 この二つの語順を捜狗で検索しますと、やはりこのデザインの古銭に関しては「唯吾知足」が一般的な読み方のようです。 「知足」についてはNo.2の方の回答と同じです。なお「少欲知足」と言う出家に対する戒めの言葉があります。 「足知」という言葉は「倉稟実則知礼節,衣食足知栄辱」の中にありますが、本来は「衣食足、知栄辱」のように別の成分として読みます。(稟は雁垂れあり) <「漢文の常識」などではなく、文献などで>となると、やはり先に紹介した http://iask.comic.sina.com.cn/b/437603.html?from=related ここでの古銭の読み方の説明と http://dingyijun.blog.sohu.com/62828321.html ここでの「蜘蛛の故事」に出てくる最後のセリフになるのでしょうか。
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- itanokonch
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NO.3です。 http://iask.sina.com.cn/b/1672011.html?SHID=1217253365.667 このページでは質問として「唯吾知足,東南西北,四方皆口。」を対聯の初めの一幅(上聯、向かって右側)として、下聯をたずねているようです。 唯吾知足,東南西北,四方皆口。(唯吾知足の東南西北の四方にみな口がある) 日目木文,春夏秋冬,一个不是。(日目木文の字が抜けると春夏秋冬は字にならない) この対聯が気に入ったようです。 このように「唯吾知足」はこのようにしか読まないみたいです。 また先に紹介した http://dingyijun.blog.sohu.com/62828321.html このページではお寺の梁に巣食った蜘蛛が最後に「唯吾知足」と言ったお話が紹介されています。そして「唯吾知足」のコインが最も早く現れたのは漢代の古銭であると書かれています。 以上のことから、ほかの古銭の読み方はまた別にあるのでしょうが、この場合は「唯吾知足」が正解でしょう。
- itanokonch
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No.3です。 「唯吾知足」が正解です。時計の3時、12時、9時、6時の順に読みます。 コピーペーストしたのでうっかり間違えてしまいました。 訂正いたします。
お礼
ん?? それは、清代のコイン(あの写真)の読み順ですか? そしたら 「吾唯足知」と「吾唯知足」とも違う新しい順番がでてきてしまって、大変です。 その順番はコイン独特のもので、どの場合のもそう読むと決まっているのですか?
- itanokonch
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http://www.tianxiahuaquan.com/discuz/archiver/tid-42054.html http://dingyijun.blog.sohu.com/62828321.html 上の二つは「吾唯知足」をあらわした中国のコインの形をしたもので「借口銭」とも言います。 http://iask.comic.sina.com.cn/b/437603.html?from=related このサイトの最初の回答者がこのコインのことを詳しく述べている部分がありました。以下は拙訳です。 「吾唯知足」のコインは多種ある「圧勝銭」のうちのひとつです。この種のコインは清代の文人居士がふざけて作ったものです。コインの形は伝統的な「方孔銭」、表には「佳五矢止」の四文字が鋳られていて、この文字は逆時計回りに並んでいます。四文字とも真ん中の四角の孔を借りて「口」の字とします。一字ごとに違った位置に口の字を加えます。あわせて読むと「吾唯知足」となります。コインのもう片面には篆刻文字で「(糸刃)佩」の二字が鋳られています。これは屈原の「離騒」の詩句「(糸刃)秋蘭以為佩」からのものです。その意味するところは、このコインは「佩帯」つまり帯びにつける飾りと言う事です。この種のコインの正面は謎謎で、裏にその意味があるという圧勝銭の中の精巧なものです。 以上ですが、圧勝銭とは記念コインのようなものだそうです。 ところであの手水鉢では帯飾りにはなりませんね。 以上ご参考までに。
お礼
貴重な情報ありがとうございます! 中国語は勉強不足で読めないので訳までしていただいて本当に助かります。 清代のコインとのことですが、 龍安寺創建が1450年、もし蹲が創建と同じ年にもうおかれていたとしたら、龍安寺の方が先ということになりますよね。 ですが、まさか龍安寺からとったとは考えにくい、、ですよね? (考えられるかもしれませんが…) そしたら、どこかに元があるのかもしれません。 もしかしたら誰でもおもいつくような細工?お遊び?なのかもしれませんが。 清代のコインにこのようなものがあったのは 非常におもしろいです!ありがとうございました! またなにかあればよろしくお願いします。
補足
あぁ、お恥ずかしい!! 龍安寺の蹲は徳川光圀が寄進したものでした! 1628~1701年の人なので1636~1912年までの清代とちょうどかぶっていますね!
- Big-Baby
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つぎのHPでつくばいの写真を見ました。非常にたくみなデザインですね。 http://www.y-morimoto.com/kyoto_isan/ryoan.html 4つの漢字で口が共通なので、口を中心に置き、残りの漢字の部品を回りに配置するという巧みな作りです。さて、これの読み方ですが、右回りに読めば、「吾唯足知」、上→右、左→下、と読めば、「吾唯知足」となるだけの話ではないですか。銅銭などで4つの漢字を配するのはよくあることで、読み方は別に右回りとは決まっていません。意味を考えて読むならば、「吾唯知足」でしかないですね。意味を考えないのであれば「吾唯足知」でもかまいません。#1の方が引用されているリンクに書かれてある「仏遺教経」も参照してみました。お釈迦様が入滅なさる前に、弟子たちに「知足」の大切さをなんども説かれいます。仏教用語、漢文用語として「知足」ということばはあっても「足知」という言葉はありません。
お礼
回答ありがとうございます。 足知という言葉は孔子が言ったのは明らかなのですが、 「吾唯知足」という言葉はNO.1さんのリンク先からわかるように、出典が明らかではないです。どこの言葉からとったのでしょうか。 竜安寺に蹲踞を建てるときにデザイン上作られた言葉なのでしょうか。そうだとしたらそれが明らかになる文献等を探していたのです。 ありがとうございました。
- neminemi
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いろいろ説があるものの、実際にはわからないみたいです。 参照リンクをご覧ください。
お礼
なるほど。 とても参考になりました! ありがとうございます!
お礼
きちんとお礼ができていなくて本当に申し訳ありませんでした。 とてもとても参考になりました。 いろいろしてくださり本当に感謝しています。ありがとうございました!