直接の解答じゃありませんが、
水の融解熱はおよそ80cal/gです。つまり、1gの水を凍らせるためには、80calの熱を奪わなければなりません。
一方、水の比熱は1cal/gです。つまり、1gの水を1度下げるためには、1calの熱を奪う必要があります。
ですから、
・「10度の水を0度の氷にする」ためには、1gあたり90cal(=80+10)の熱を奪う必要がある
・「100度のお湯を0度の氷にする」ためには、1gあたり180cal(=80+90)の熱を奪う必要がある
ということになります。
つまり、沸騰したてのお湯を凍らせるのには、10度の水に比べて、たかだか2倍の熱を奪うだけでいいのです。
ところで、「熱量の移動」という点で見ると、その移動速度は基本的に「温度差」に比例します。
冷凍庫の温度は-20度ぐらいですから、
「100度のお湯」を冷やすときは温度差120度もあるのに対し、
「10度の水」を冷やす時には、温度差は30度しかありません。
ですから、「100度のお湯」の方が「10度の水」よりも4倍速く熱が奪われていきます。
つまり、「熱の移動量」だけ見た場合、お湯は水と比べても、直感的に感じるほど凍らせるのに不利なわけではないのです。
となると、「凍るまでの時間」を考えるうえでは、「熱の移動量」の大小よりも「熱の移動のしやすさ」の方がに響いてくると思います。
おそらくこのあたりに「お湯の方が水より早く凍る」ことについての「原因不明の理由」があるんじゃないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 100度のお湯の方が熱?熱量を奪うのに有利なのですね。 熱の移動のしやすさですか。 ホント科学で説明できない事がまだまだ世の間かには一杯あるのでしょうかね。 回答ありがとうございました。