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産油国は永遠に原油を買ってもらえる?
アメリカに留学中に各国の人と知りあい,サウジアラビアとかカナダとか先進国ではない(G8国ではないですよね)けど地下資源を世界各国に売って裕福なので医療費とか教育費とかは無料だと聞いてとても羨ましく思いました。 地下資源がある国はいつまでも楽して暮らせるものでしょうか? ハイドロメタンとかの開発や太陽光発電技術やプラスチック製品のリサイクル技術などの発達で将来は原油がそんなに必需品ではない時代は来ているのでしょうか? もしそのような(原油が現在の石炭のようにそれほど必要なエネルギー源ではない)時代が来たら産油国はどうなりますでしょうか?
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今のところ優れた、生産性のよい燃料はすべて研究段階であり定着するまではまだ時間がかかるでしょうね。 少なくともあと10年は今のような状況が続くのではないでしょうか? これにおいては今のテレビと同じでまだ使えるものをすぐに買い換えるのはお金持ちだけですから、いまだに地デジのご家庭はそれほど多くないことと同じです。 特に車などにおいては執着心が強い方も多いですし、たとえ電気で動く車が市場にたくさん出てきても完全に移行されるには法律でも定める以外相当な時間がかかると思います。 仮に電気自動車が100円で買えるのであればすぐに定着するでしょうがそんなことは不可能ですから・・・。 プラスチックの分野においても石油に代わる有望なものはまだコストが高いため実用的ではありません。 これにおいてももし無理やり移行したらシャープペンシルが1本1000円とかになってしまうと思います。 さてと肝心の質問についてですが、もし石油の需要がなくなったら産油国はひどい飢餓と疫病と犯罪の多発に陥ると思います。 アメリカや周辺の国に吸収されることになるのではないでしょうか。 石油がいつ枯れるかわかりませんから、まだあちら側の国では第2の産業の準備はできていないような気がします。 また砂漠地帯であるサウジアラビアなどでは植物を育てるのも難しそうですから、石油がなくなったらどこかに戦争を仕掛ける可能性もあります。 基本的には農業の盛んな国に変貌を遂げると思いますが、石油が出る国は基本的に農業に適さない位置にあったりしますので農業に変貌できない国も多く出るでしょう。 カナダはアメリカにはさまれているので吸収されて産業の方向で発展する可能性がありますのでそれほど困らないはずです。しかもカナダは有数の自然が残る観光地の顔もありますので大丈夫だと思います。
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- omeger
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カナダに関しては、先進国でG8にも入っています(OPECには入っていない)。 福祉水準は日本よりも高い税金で賄われており、 アメリカ経済との結合もあるため、原油がなくても経済が持たないわけでもありません。 税金高い欧州の先進国は資源国でなくても医療費や教育費は無償化されています。 中東の産油国では、1970年代の原油高騰で潤ったあと、 1980年代以降の原油価格下落の元では深刻な経済不振に苦しむことになりました。 そういう経験があるので、中東の産油国では原油価格下落に向けて 新しい産業を作ろうとしていますが、成功できるかどうか。 ちなみに1970年代の石油危機の後に石炭は低コストを強みに復権しており、 火力発電所は石油よりも石炭の方が主なエネルギー源になっていますし、 古いエネルギーから新しいエネルギーへと単純に移行してるわけでもありません。
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- sinn_o
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カナダは分からないんですが、中東の産油国相手に仕事をしていてひしひしと感じるのは、石油・天然ガスの枯渇への恐れから現在ふんだんにあるオイルマネーをその先を見越したビジネスに投資している点です。 その先駆けかつ手本となっているのは、中東のビジネスと観光の中心地・ドバイでしょう。 実はドバイは石油資源があまり豊富でないため、早くから石油収入からの脱却を目指し、現状は大成功しています。 http://www.ritsbagakkai.jp/pdf/415_06.pdf この路線を追っているのが、クウェートとカタールだと言われています。 ドバイと同じUAEのアブダビは最も石油資源が豊富な地域のひとつですが、マスダール計画で知られるように石油で得た資源を将来技術(特に新エネルギー)にさかんに投資しています。 http://eco.goo.ne.jp/word/ecoword/E00666.html オマーンはもともとさほど石油が多くないのですが、観光資源が多いのでこれを生かして観光立国の道を探っているようです。 また、各国とも教育にも力を入れているのですが、こちらはあまり成果を上げていない印象があります。(なんせ成金のドラ息子のメンタリティになってしまっているので・・・) 最終的に上記の戦略が成功を収めるかどうかは何とも予想しがたいのですが、成功しなければ元のひっそりとした地域に戻るんでしょうね^^;
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- hiroki0527
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>もしそのような(原油が現在の石炭のようにそれほど必要なエネルギー源ではない)時代が来たら産油国はどうなりますでしょうか? 産油国にとってベストなのは「代替エネルギー」開発に熱が入らない程度の価格で消費国が買い続けることでしょう。 消費国で驚異な程の高価格が数年続けば代替エネルギー開発が進むでしょうが、原油より「安く」提供され、切り替わるまでには10年単位でかかると推測します(一番変わらないのは一般消費者でしょう) そこまで高価格が進むかどうかは今の所疑問ですが、そうなったらどうなるかは産油国の方がイヤと言うほど知っていると思いますよ。
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- pasocom
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原油はかなり以前からそろそろ枯渇すると言われてきました。そのたびに新しい油田が開発されて原油の生産が続けられてきましたが、化石資源がそういつまでもあるわけではありません。 先進各国は、産油国に牛耳られるのを嫌い、またそのように原油が枯渇する事を見越して、あらゆる自然エネルギーの利用を進めています。また自動車の燃料としてバイオ燃料の開発も進んできました。 もうすぐ、産油国に頭を下げて原油を売ってもらう必要が無くなるでしょう。そうなれば、他に何といって資源のない産油国は外貨も稼げなくなり、最後進国に落ち込むでしょう。
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