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下記のような技術は可能でしょうか。
下記のような技術は可能でしょうか。 吉林省延吉奥天エネルギー研究所は2008年に発電機の効率向上を達成する新技術を開発した。この技術を利用すれば200Wの発電機で効率86%、3000Wの発電機で効率92%を達成でき、同じ仕事率の標準的な発電機の効率に比べてそれらの効率は平均16%向上する。 発電機業界において、効率向上はきわめて重要な課題であり、発電機の効率が向上すれば、大量のエネルギーが節約できるようになる。 たとえば、60万kwの火力発電所は1日24時間で石炭4,800tを消費する。これを1年間に換算すれば石炭消費量は1,752,000tとなり、全国にある数多くの発電所について見れば石炭消費量はさらに多くなる。一台60万kwの発電機についてその効率が2%向上すれば、1年間に石炭23,000tを節約できる計算になる。これは驚くべき数字である。23,000tの石炭を節約できるということは、すなわち23,000tの石炭による大気汚染が減ることになり、石炭排出量も減る。これは人間にとっても、環境にとっても、また世界経済にとっても役立つすばらしいことであり、地球環境を守る上で重要な意義をもつ。 今や世界各国が省エネのために、発電機の効率向上に知恵を絞って各種の方法を講じている。「発電機の発電効率」だけをとってみても、仕事率が一定の発電機の効率はすでに「極限」の水準に維持されている。したがって、新たな技術、新たな材料、新たな工程仕様によるサポートが得られなければ、発電機の効率がこれ以上大幅に向上することはない。現在、高価なケイ素鋼片を用いて念入りに設計することにより、確かにある程度効率を向上させた研究者もいるが、それに伴ってコストも上昇する。そこで今の科学界では、発電機の効率向上のために、通常は鉄と銅の消費を抑え、ケイ素鋼片の導磁率と磁場の利用率の向上をはかることに重点が置かれている。こうした方法は前世紀から今日に至るまで踏襲されてきた。 (P4/12) これに対して奥天エネルギー研究所が開発した新技術では、基本的に従来の方法は用いず、発電機の効率を高めるために全く新しい技術を生み出したのである。効率は大幅に向上するが、ケイ素鋼片や銅線等にはいずれも普通の材料を用い、しかもケイ素鋼片や銅線の材質の良し悪しが効率の向上にあまり影響しないようにした。これによって効率の向上に伴いコストも増大するという問題が解決し、低コストによる高効率という理想的な水準が実現したのである。このほかにも、新型発電機にはさらに次のような多くの利点がある。 1.構造が簡単。 2.原材料が節約できる。 3.発電機の散熱効率が2倍近くに向上した。4 .磁性材料に対する温度の影響が小さい。 5.高速回転下では通常の発電機より性能がよい。 6.組み立てやすい。 発電機科学の分野において、大きな突破口が開かれることになった。しかも発電機の効率の極限が更新されたのである。この技術が普及すれば、電動機業界に大きな変革がもたらされるだろう。 当研究所ではすでに発電機のサンプルを数台製作したが、それらはいずれも理想的な効果を達成している。正確な効率のデータを得るため、国の認可を受けた中国最大の検査機関である上海電気設備検査所へサンプルを持参し精密な試験を依頼した結果、発電機の効率を向上させる技術が認証されたとの試験報告書が得られた。 奥天エネルギー研究所は多年にわたり困難な探索と研究を行い、大量の資金を投じ、多くの回り道をし、無数の挫折と失敗を経て、ようやくこの新たな成果を獲得した。そして発電機業界の中で最初にこの全く新しい効率向上のための技術的理論を提出することになったのである。この新技術が一旦普及すれば、省エネと排出削減において驚くべき効果が得られ、電力ユーザーの電力費用が節減されることになろう。
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石炭で言ってるところからみて、熱機関の効率に帰着するといってよいでしょう。熱機関は高温源の温度をT1、低温源の温度をT2とすれば、効率の上限は「(T1 - T2)/T2」です。技術さえ高かれ場いくらでもここまでは近づけます。そしてT2としては0つまり絶対零度は無理ですが、いくらでもそこまでは近づけます。つまり、限りなく100%の効率までは近づけます。 もし100%以上の効率がある、なんて話でしたら「嘘つくな!」ですが、86%や92%なら原理的に不可能と断定はできません。ここにある話だけですと、「そういうこともあり得る」としか言えません。できれば実際にやって見せて欲しいですね。
この文章は「発電機」に関するものです。 発電の熱効率に関するものではありません。 違いが分かりますか? 前者は回転の機械エネルギーを電気エネルギーに変える効率だけの話です。 この程度の効率は全く問題になりません。現在「超伝導発電機」が開発中(一部稼働後か?)ですので100%も夢ではないでしょう。
- tanuki4u
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E5%8A%B9%E7%8E%87 熱効率は、上記の理論熱効率を越えることはできない。 低熱源とは、自然環境の事をいう。つまり熱機関を冷やす媒体温度。通常は常温の水。10度とか20度。単純化して絶対温度で表記すれば300K。なので、上記の熱効率は = 1 -300/高熱源 = (高熱源-300)÷高熱源 装置の限界値として火力で 850K とか 原子力で 550K くらいだったと記憶している。 なので、理論的に64%を超えない。 ※ 実際には50%を切る程度。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3 スターリングエンジンがカルノーサイクルに近い効率になるのだが、火力発電の素材でやっても上記のように、64%を越えることはできない。 できたら、熱力学を作り替えなければならない