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ゼロ次速度過程について
電気化学関係の論文を読んでいたら、酸化還元反応の所でゼロ次速度過程という用語が出てきました。 おそらく反応速度に関わる用語だと思うのですが、ネットで調べてもよく分かりません。 この用語の内容について知っている方がいましたら是非教えてください。よろしくお願いします。
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とりあえず、簡単にしか答えません。 たとえば、一分子のAと一分子のBが反応して別の化合物が生成する反応の速度Rは、反応速度定数をk、基質の濃度を[X]とおき、累乗を ^ であらわすと、以下の式で表すことが出来ます。 R = k×[A]^a×[B]^b 累乗の指数aとbの和を反応の次数と呼びます。零次反応では、速度Rは R = k×[A]^0×[B]^0 指数がゼロですので R = k すなわち、基質の濃度に関係なく、反応速度は常に一定となります。 零次反応は、電気化学や不均一系触媒反応など、固体表面上での反応系でよく登場します。 参考;慶伊富長『反応速度論』第3版、東京化学同人、ISBN4-8079-0532-5
お礼
ありがとうございます。 これで論文で分からなかった所が、一つ解消されました。